日記概略
台風一過とは行かず
台風Rammasunが南方を通過しましたが、台風一過の晴れやかな空とは行かず、東京では寒い日が続いています。
でもまあ、結構風も吹いたので、取りあえずマリーナに舫い紐の確認に行きました。
水質がえらいことになっている点を除けば、特に何事も無し。
ただ、窓パッキンからの雨漏りが酷くなってきたので、そこは直す必要があるでしょうね。
そのついでに、子供の日に船底洗いホースで水掛合戦をしていた悪ガキどもにへし折られた桟橋側ロープフックを再設置。
塩ビパイプ製の簡易なものですが、これで充分でしょう。
ちなみにロープフックをへし折った子は、そのまま落水したそうです。前のは金属製だったので、掴めそうに見えたんでしょうね。
その子は幸い怪我もなくちゃんと拾い上げられたそうですが、このままではまた元気な子供が遊びに来た時に危ないので、いかにも見た目が柔らかそうな塩ビパイプ製にして、根本もゴムを挟んでプルプルと少し揺れ動くようにしました。
少々高い出費ですが、これも一種の安全出費ですよね。
でもまあ、結構風も吹いたので、取りあえずマリーナに舫い紐の確認に行きました。
水質がえらいことになっている点を除けば、特に何事も無し。
ただ、窓パッキンからの雨漏りが酷くなってきたので、そこは直す必要があるでしょうね。
そのついでに、子供の日に船底洗いホースで水掛合戦をしていた悪ガキどもにへし折られた桟橋側ロープフックを再設置。
塩ビパイプ製の簡易なものですが、これで充分でしょう。
ちなみにロープフックをへし折った子は、そのまま落水したそうです。前のは金属製だったので、掴めそうに見えたんでしょうね。
その子は幸い怪我もなくちゃんと拾い上げられたそうですが、このままではまた元気な子供が遊びに来た時に危ないので、いかにも見た目が柔らかそうな塩ビパイプ製にして、根本もゴムを挟んでプルプルと少し揺れ動くようにしました。
少々高い出費ですが、これも一種の安全出費ですよね。
日記概略
ヨット、海に戻る
GW中にほぼメンテを終えた愛艇”かるがもん”。
今日は午前中にプロペラメンテ、その後クレーン釣りで船台に当たっていた部分を塗り……
そして、無事に、船を水面に戻しました。
クレーン釣りを正面から。
ワイングラス型の船体は、100年以上前のニューポート・ロブスターボートを、1950年にヨット設計者ロバート・ビンガムが発見し、朽ちきったその船体たちから写したもの。
アメリカ人の魂のボート、と呼ぶ人も多いのです。
ロングキールが特徴的です。
この、独特の流線型を復活させるために、必死にサンディングをしていたわけですね(^^;
これがヤマハボートあたりのシンプルな曲面だったら、サンディングももっと適当でいいのですが。
本業が3DCG屋なので、このあたりの立体造形は得意で、無傷の右舷側の形をそのまま頭の中で反転させて造形しています。パテ盛りし、削っては眺め、エポキシを塗って、削っては眺め……定規なんか使えないわけで、これが時間かかるんですよ(^^;
左右の誤差は1,2ミリ程度のはずです。
空中のFlickaを、おしり(トランザム方向)から。
非常に美しい形状をしているのがはっきりわかります。
キールの下ラインはあくまで水平に続き、しかし、船体はなだらかに上にまとまっているわけです。
この形状によって、たった20ftのサイズで世界のどこの海にでも通用する、独特の安定性を生み出しているわけです。
今日は午前中にプロペラメンテ、その後クレーン釣りで船台に当たっていた部分を塗り……
そして、無事に、船を水面に戻しました。
クレーン釣りを正面から。
ワイングラス型の船体は、100年以上前のニューポート・ロブスターボートを、1950年にヨット設計者ロバート・ビンガムが発見し、朽ちきったその船体たちから写したもの。
アメリカ人の魂のボート、と呼ぶ人も多いのです。
ロングキールが特徴的です。
この、独特の流線型を復活させるために、必死にサンディングをしていたわけですね(^^;
これがヤマハボートあたりのシンプルな曲面だったら、サンディングももっと適当でいいのですが。
本業が3DCG屋なので、このあたりの立体造形は得意で、無傷の右舷側の形をそのまま頭の中で反転させて造形しています。パテ盛りし、削っては眺め、エポキシを塗って、削っては眺め……定規なんか使えないわけで、これが時間かかるんですよ(^^;
左右の誤差は1,2ミリ程度のはずです。
空中のFlickaを、おしり(トランザム方向)から。
非常に美しい形状をしているのがはっきりわかります。
キールの下ラインはあくまで水平に続き、しかし、船体はなだらかに上にまとまっているわけです。
この形状によって、たった20ftのサイズで世界のどこの海にでも通用する、独特の安定性を生み出しているわけです。
日記概略
ヨットメンテナンス後編
というわけで、GWも終了。
今年は私もGWを堪能しました。
連日、マリーナライフですよマリーナライフ。
いやあ、ハイソな響きですねえ。
これがその写真です!
そのまま、黒部のダムでもどこの工事現場でも通用しそうな格好というのは秘密です……。
……ええ、もちろん、ずうっとヨットの船底と戦ってましたとも(^^;
と、いうわけで、肉体労働日記3部作最終回です。
上記のどこからどう見てもただの工事のおっちゃんの格好の癖に、連日の雨で全然工事がはかどらなかったGW後半戦。
あまりにも哀れなためか、マリーナの先輩方が、小型ボートのプチクルーズに連れ出してくれました。
Oさんが乗っているのは、ボストンホエラーの11ft小型テンダー。
基本1人乗りの超小型なのに、早い早い!
しかも、デザインも最高。
いやあ、こういう遊びもありですねえ。
今年は私もGWを堪能しました。
連日、マリーナライフですよマリーナライフ。
いやあ、ハイソな響きですねえ。
これがその写真です!
そのまま、黒部のダムでもどこの工事現場でも通用しそうな格好というのは秘密です……。
……ええ、もちろん、ずうっとヨットの船底と戦ってましたとも(^^;
と、いうわけで、肉体労働日記3部作最終回です。
上記のどこからどう見てもただの工事のおっちゃんの格好の癖に、連日の雨で全然工事がはかどらなかったGW後半戦。
あまりにも哀れなためか、マリーナの先輩方が、小型ボートのプチクルーズに連れ出してくれました。
Oさんが乗っているのは、ボストンホエラーの11ft小型テンダー。
基本1人乗りの超小型なのに、早い早い!
しかも、デザインも最高。
いやあ、こういう遊びもありですねえ。
日記概略
ヨットメンテナンス中編
と言うわけで、実はGW中続いているヨットメンテナンス中編です。
4月末にクレーンでつり上げ、日々サンディングと積層、そしてまたサンディング(^^;
「おい、一体いつになったら船底塗装終わるんだよ」とか「相変わらず船底マニアなんだから〜」とか突っ込まれまくっていますが、いやいや、船底塗装はホンのおまけですから(^^;
それもこれも、元々このフネを買ったときに付いていた船底の傷から入り込んだ水分が、外部水分の呼び水となって招いているオズモシス・ブリスター(FRP表面の浸透膜効果による水ぶくれと、それに伴う積層剥離)の治療のためです。
オズモシスブリスターは、FRP船のガンと言われるだけあって、しつこいんですよね。
でも、生き物のガン同様、早期にきちんと手当をすれば、必ず治る症状でもあります。
実際、去年に比べて、だいぶ切削範囲が狭くなっています。
去年あれだけ難儀した、船腹と舵の傷は、一切見られません。
いやあ、幸せ幸せ。
その代り、船内はえらいことに。
……ええっと、これは決してゴミ貯めでも浮浪者の家でもありません(^^;
ヨットの中なんです。信じてください!
工具とペンキで、もうメチャクチャです。
作業のために外に出してみると驚きますが、よくこれが船内に収まっていたもんですよねえ。
で、夕暮れと共にその日の工事が終わると、毎日こんな顔です。
……汚れはともかく、目がヤバイ感じですね。
過労で、完全に死んでいますね、はい。
取りあえず、周囲の方々と家族の助けで、切削作業と傷の補修、インタープロテクト(下地保護材)の塗りまでは終わりました。
傷の補修は、ポリパテ→切削・平面出し→エポキシ1回目→切削・平面出し→エポキシ2回目→切削・平面出し→インタープロテクト、という手順です。
明日は、バインダーを塗ったあと、船底塗装の予定です。
いよいよ、フネを水面に返せます。
いやあ、今回の工事も長かった……
前の日記にも書きましたが、水面下の様子を知るためにも、自分でやるべき工事なんですが……
来年は、全塗装塗り替えの予定なんですが、塗装剥ぎだけでも業者さんにお願いしようかと考えている、弱気な状態です(^^;
4月末にクレーンでつり上げ、日々サンディングと積層、そしてまたサンディング(^^;
「おい、一体いつになったら船底塗装終わるんだよ」とか「相変わらず船底マニアなんだから〜」とか突っ込まれまくっていますが、いやいや、船底塗装はホンのおまけですから(^^;
それもこれも、元々このフネを買ったときに付いていた船底の傷から入り込んだ水分が、外部水分の呼び水となって招いているオズモシス・ブリスター(FRP表面の浸透膜効果による水ぶくれと、それに伴う積層剥離)の治療のためです。
オズモシスブリスターは、FRP船のガンと言われるだけあって、しつこいんですよね。
でも、生き物のガン同様、早期にきちんと手当をすれば、必ず治る症状でもあります。
実際、去年に比べて、だいぶ切削範囲が狭くなっています。
去年あれだけ難儀した、船腹と舵の傷は、一切見られません。
いやあ、幸せ幸せ。
その代り、船内はえらいことに。
……ええっと、これは決してゴミ貯めでも浮浪者の家でもありません(^^;
ヨットの中なんです。信じてください!
工具とペンキで、もうメチャクチャです。
作業のために外に出してみると驚きますが、よくこれが船内に収まっていたもんですよねえ。
で、夕暮れと共にその日の工事が終わると、毎日こんな顔です。
……汚れはともかく、目がヤバイ感じですね。
過労で、完全に死んでいますね、はい。
取りあえず、周囲の方々と家族の助けで、切削作業と傷の補修、インタープロテクト(下地保護材)の塗りまでは終わりました。
傷の補修は、ポリパテ→切削・平面出し→エポキシ1回目→切削・平面出し→エポキシ2回目→切削・平面出し→インタープロテクト、という手順です。
明日は、バインダーを塗ったあと、船底塗装の予定です。
いよいよ、フネを水面に返せます。
いやあ、今回の工事も長かった……
前の日記にも書きましたが、水面下の様子を知るためにも、自分でやるべき工事なんですが……
来年は、全塗装塗り替えの予定なんですが、塗装剥ぎだけでも業者さんにお願いしようかと考えている、弱気な状態です(^^;