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 GW中にほぼメンテを終えた愛艇”かるがもん”。
 今日は午前中にプロペラメンテ、その後クレーン釣りで船台に当たっていた部分を塗り……
 そして、無事に、船を水面に戻しました。

 クレーン釣りを正面から。
 ワイングラス型の船体は、100年以上前のニューポート・ロブスターボートを、1950年にヨット設計者ロバート・ビンガムが発見し、朽ちきったその船体たちから写したもの。
 アメリカ人の魂のボート、と呼ぶ人も多いのです。



 ロングキールが特徴的です。
 この、独特の流線型を復活させるために、必死にサンディングをしていたわけですね(^^;
 これがヤマハボートあたりのシンプルな曲面だったら、サンディングももっと適当でいいのですが。
 本業が3DCG屋なので、このあたりの立体造形は得意で、無傷の右舷側の形をそのまま頭の中で反転させて造形しています。パテ盛りし、削っては眺め、エポキシを塗って、削っては眺め……定規なんか使えないわけで、これが時間かかるんですよ(^^;
 左右の誤差は1,2ミリ程度のはずです。



 空中のFlickaを、おしり(トランザム方向)から。
 非常に美しい形状をしているのがはっきりわかります。
 キールの下ラインはあくまで水平に続き、しかし、船体はなだらかに上にまとまっているわけです。
 この形状によって、たった20ftのサイズで世界のどこの海にでも通用する、独特の安定性を生み出しているわけです。
2008-05-07_23:21-teduka-C(0)::Yacht

 というわけで、GWも終了。
 今年は私もGWを堪能しました。
 連日、マリーナライフですよマリーナライフ。
 いやあ、ハイソな響きですねえ。


 これがその写真です!

 そのまま、黒部のダムでもどこの工事現場でも通用しそうな格好というのは秘密です……。
 ……ええ、もちろん、ずうっとヨットの船底と戦ってましたとも(^^;
 と、いうわけで、肉体労働日記3部作最終回です。


 上記のどこからどう見てもただの工事のおっちゃんの格好の癖に、連日の雨で全然工事がはかどらなかったGW後半戦。
 あまりにも哀れなためか、マリーナの先輩方が、小型ボートのプチクルーズに連れ出してくれました。


 Oさんが乗っているのは、ボストンホエラーの11ft小型テンダー。
 基本1人乗りの超小型なのに、早い早い!
 しかも、デザインも最高。
 いやあ、こういう遊びもありですねえ。
2008-05-07_00:23-teduka-C(0)::Yacht