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 昨日も関連した話を書きましたが、やっぱり渡辺さん、新党樹立をやりましたね。


 ただ理解しがたいのが、彼や大江さんは、民主党の比例代表で当選した、ということ。
 だというのに、選挙から1年もたたずに勝手に党を飛び出して事実上の第二自公党を作るというのは、半ば以上詐欺的な行為ではないかと思えます。
 今回の新党のメンバーは、旧民社党系の方々を中心にしているようですが、なんというか、倫理も糞もあったものではない、と言わざるを得ません。


 時期も代表選挙の前とえらく半端な時期ですが、おそらく、自公政権の不祥事が太田農水相、福井議員らの事務所費不正流用、そして杉村議員の秘書の自殺、何より政府内での情報錯そうの末のアフガンでの日本人NGO殺害と、次々に出ているために、そのカバーのために早く切られたカードということなのでしょう。


 いずれにしても、今回民主党を出た3人の方は、元々選挙直後から、正直、若輩の身の私には理解しがたいような行動を繰り返していた方々ですから、民主党にとっては良いことだらけなのではないのかな、と思えます。



 っていうか、そんなに大ニュースですかねえ、これ(^^;
 みんなとうの昔に分かってた事じゃないですか(笑)
 私としては、どう見ても、自公政府の不祥事の数々の方がでかいニュースなんですけど。
2008-08-28_23:15-teduka-C(0)::Politics

 民主党代表選挙での小沢先生の無投票3選を受け、読売新聞をはじめとするメディアスクラムが、同党での自民党シンパである渡辺氏らを引っ張り出しての大バッシングを行っていたのは記憶に新しいところです。
 いわく、独裁的である、いわく、国民に政策を示すチャンスを逃した、とのこと。
 しかし、実のところ、無投票で3選というのは、民主党とそれを支持する国民にとってはベストの結果であったはずです。


 まず、そもそも民主党を「ばらばらの寄り合い所帯だ」と批判しているのは、当のメディアたちです。「ばらばらだから政権担当能力が無い」というのが彼らの主張だったはずです。それがいよいよ政権交代を前にして、小沢先生以外にはまったく勝ち目の無いほどに党内がひとつにまとまったのだから、これは彼らの従来の指摘を引用すれば、『ついにひとつにまとまって政権担当能力を持つようになった』のですから、良いことであるはずですよね?


 次に、民主党の現在の政策はシンプルで『政権交代を行って、自公と官僚とのずぶずぶの利権構造を破壊し、国家運営システムを一新する』というだけのもの。
 もちろん、それに対する必須の付帯事項として、『官僚主導政治から、国民主導政治の仕組みを作り上げる』、『企業計画・大規模開発よりも、個人生活重視』などの細かいことは付いてきますが、それは政権交代と、それによる旧来の利権の破壊という主目的にくらべれば、瑣末なことに過ぎません。
 現在の民主党は、政権交代と、それに伴う国家のシステム変更を担当するのための、いわば『維新政党』であって、それ以上でもそれ以下でも無いのです。
 政権交代を行うという点こそが政策の本質であって、代表戦を行ってまで戦わせるような対立意見は、大きな流れとしては存在しないとも言えます。(まあだからこそ、数名の自民シンパの方が引っ張り出されるわけですが)


 そもそも、民主党という政党は、近くで見ていると良くわかるのですが、まだまだ生まれたばかりの手作り政党です。
 何しろ自公と違って政権をとったことの無い政党で、地方でもまだまだこれからという政党です。つまり、利権がまったく存在しないのですから、みんな国の未来のことを考えて、手弁当で集まっている有志の集まりにすぎないのです。
 民主党に支援をしている個人・企業の人々も、あるかどうかも分からない将来の利権目当てではなく、政権交代による日本の大改革に期待しての支援であるわけです。
 そんな手作り政党ですから、自公のようにシステマチックに、あれをやりながらこれも、などという器用なことは、資金的にも、なによりも人数的にも出来ないのです。
 瑣末な争点を探し出してまで代表選挙をやっているような余力が、一体どこにあるというのでしょう?
 実際、国会開始を前にして、早速、自公政府大臣の不祥事を暴き出しつつあるのも、代表選挙に割く分の資金とマンパワーを、政治活動のために使うことが出来たからに他なりません。
 旧来の政党の、宣伝に時間と金をかけるやり方を全面的には否定しません。実際、米国など、それでうまく回っている国もあります。
 しかし、生まれたての政党には生まれたての政党なりのやり方があります。まだ、日本の政党が試したことの無いやり方だっていくらでもあるでしょう。
 民主党に近い人間としては、そうした新しいやり方の試行錯誤を、温かく見守っていただければと願ってやみません。
2008-08-27_11:17-teduka-C(0)::Politics

ニュースから
「殺傷能力高い刃物、2400店舗で販売 警察庁の調査」
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080821AT1G2005221082008.html


 これほどまでに恣意的かつ体制翼賛的なニュース記事もあったものですね。


 今まで合法のものを合法に売るだけなのに、身元をいちいち記録するはずもないでしょうに。
 むしろ、今まで身元を記録した店舗があれば、そちらの方を問題にするべきです。


 どうしても、秋葉原事件の責任を、トヨタおよび関東自動車の派遣いじめ体質ではなく、刃物マニアやオタク、刃物業界の責任に押しつけようという意図しか感じられない記事です。
 そもそも、記事中では必要性が低いと勝手に決めつけていますが、ダイビングや登山や魚釣りで便利に使うからこそ、マニア向けの店ではなく、そういうスポーツ用品店で売っていたわけですよね?
 思いこみと決めつけが前提の、根拠がわからない話としか言いようがありません。


 そんなことよりも、まずは、大手企業に蔓延する安易な期間派遣の使い捨て利用とその待遇の問題を何とかすべきなのではないでしょうか?
2008-08-21_18:17-teduka-C(2)::Politics

 北京オリンピックの開会式。感動しつつ、そして、目を覚ました巨竜中国の力に圧倒されつつ見ております。
 昨今の中国での好日的なアンケート結果を見る限り、日本の入場の際の暖かい歓声は、決して、中国国旗を持っていたからというだけではないでしょう。


 それにしても、開催イベントの規模も、演出も、到底日本では実現できないものなのには圧倒されます。うちは夫婦で武道をかじっているために、大体の業界の人数がわかるのですが、日本で、1000人、2000人の弓道家や居合家を集めるのは不可能なのです。
 まあ、それも当然で、日中のその基礎国力の差は10倍なのですから。


 ただ、幸いにして、先を走る我が国日本は、まだ、総合国力で中国に対抗できる国力・国際的地位にあります。
 この日記で繰り返し言っていますが、人類の人数に対して資源や食料が不足しつつある今、世界は各エリアごとでブロック経済化しつつあり、その中でもアジア連合の実現は、EU、USA(あるいはアメロ連合)と対抗して我々アジア人が生存して行くために、必須であると考えられます。
 そして、日本主導でのアジア連合が実現できるチャンスは、今この時を置いて他無いのです。
 日本が、資源・人口共に10倍の中国に対抗できているのは、中国共産党が腐敗や矛盾の多い政策を持っているためにまだかろうじて対抗できているというだけにすぎません。日本がアジア連合実現に踏み切るのが1秒遅ければ、それだけ、近い将来の日本の国際権益は少なくなります。
 オリンピック開会式でもわかるとおり、中国は急速にそうした内部矛盾を解決しつつあり(あるいは多少不穏な方法も含めて一気に解決する機運もあり)、いずれ、日本の国力を大きく超えてくるのは間違いのないところです。そして国力で劣るようになったその時になってアジア連合の話を始めても、決して日本主導の部分は多くはならないのは明白です。
 そもそも、各国でアジア連合準備の目玉と見られている、ユーラシア鉄道網やアジアハイウェイ構想は、元々、日本が大東亜共栄圏構想で各地に造った路線を元にしております(その末端の日韓トンネル構想ですら、そこに繋がる道路・線路は、旧日本帝国が作り上げた路線です)。それを他国主導で行うことを甘受して、それでよいのでしょうか?
 もちろん、大東亜共栄圏構想は、先の戦争の際には一部大企業や官僚によって換骨奪胎されて悪用され、二次大戦の原因の一つとなってしまった事は悲しい歴史の事実です。しかし、アジアの朋友が一つの旗に集うべきであるという基本理念自体が間違いでないことは、昨今の急速な世界のブロック経済化を見ても、明らかです。
 いくら過去の悲しい歴史があるからといって、正しい構想に口つぐむ必要があるのでしょうか?
 今すぐに日本がアジア連合実現や、その手前のユーラシア鉄道網実現やアジアハイウェイ構想の実現に全面的に乗り出せば、アジアの未来に対して、多大な貢献を行うことが出来るでしょう。元々日本人が造った鉄道網・道路網を利用・復活させての構想なのですから、現在の形だけの参加ではなく、強く全面的な参加が必要なのではないでしょうか?




追記:
 それにしても、お隣韓国は中国の観客にえらく嫌われていますね(^^;
 歓迎のダンスもほとんどの女の子たちがやめちゃってましたし。
 日本や北朝鮮に対する大歓声と大きな違いです。
 そりゃ、昨今のウリナラ起源説の嵐や、開会式すっぱ抜きを考えると当然ですが(^^;
 本当に今こそ、日本にとってアジアの主導権を取り返す大きなチャンスが来ているな、と実感します。
2008-08-08_23:31-teduka-C(0)::Politics