日記概略
目指すべきところ
師にお話を伺っていて「我々が目指すべきは、既に刀が用をなさなくなっていた江戸新刀新々刀ではなく、兵農分離前の鎌倉、混沌としたエネルギーに満ちあふれた時代の刀である。それこそが日本人の原点である」と言うお話を伺った。
まさに。さすがは師と決めた刀匠と心を打たれた。
狩猟刀や山刀として刀剣の断片が村々に残っている事でもわかるとおり、本来刀とは、日本人庶民の生活に密着したものであった。それを日本人から奪っていく過程こそが、安土桃山、江戸、明治維新、太平洋戦争であった。
江戸期に出来た様々な作法は、朝鮮半島・大陸での秀吉の大敗北に端を発する世界からのひきこもりにすぎず、航海技術の発達での国際化で盛り上がる世界からの、現実逃避の手法に過ぎなかった。本来の日本文化は、その前、信長以前に求められるべきなのだ。
しかしながら、現在、かけら程度でも残っている文化は、江戸時代のものが精一杯で、後は多くが失われてしまっている。作刀法しかり、刀操法しかり、そもそもの人と人との接し方しかり。
それを少しでも取り戻さなければならない。
それこそが、他国の隷属に甘んじてしまっている現在の我が国が自意識を取り戻すための唯一の道ではないかと、そう、強く思う。
まさに。さすがは師と決めた刀匠と心を打たれた。
狩猟刀や山刀として刀剣の断片が村々に残っている事でもわかるとおり、本来刀とは、日本人庶民の生活に密着したものであった。それを日本人から奪っていく過程こそが、安土桃山、江戸、明治維新、太平洋戦争であった。
江戸期に出来た様々な作法は、朝鮮半島・大陸での秀吉の大敗北に端を発する世界からのひきこもりにすぎず、航海技術の発達での国際化で盛り上がる世界からの、現実逃避の手法に過ぎなかった。本来の日本文化は、その前、信長以前に求められるべきなのだ。
しかしながら、現在、かけら程度でも残っている文化は、江戸時代のものが精一杯で、後は多くが失われてしまっている。作刀法しかり、刀操法しかり、そもそもの人と人との接し方しかり。
それを少しでも取り戻さなければならない。
それこそが、他国の隷属に甘んじてしまっている現在の我が国が自意識を取り戻すための唯一の道ではないかと、そう、強く思う。
日記概略
過去の旅行記:フランス編その4
日記概略
過去の旅行記:フランス編その3
日記概略
過去の旅行記:フランス編その2
そして、演武会当日。
ここでは、私が持って行った模擬刀が重すぎて、イマイチの性能……武道用語で言うところの「氣が乗らない」刀だったんです。
そのため、演武もイマイチで、正直なところダメダメでした。
せっかく見に来てくれたフランスの友人(美女!)にも、格好悪いところを見せてしまいました。
演武会自体は大成功だったのがなによりです。
最後には、フランスの観客たちも参加しての、ちょっとした居合教室もありました。
友人も、これには大喜びでした。
その後は、わざわざパリまで車でやってきていたケルン支部の仲間たちと食事に繰り出し、C師範のお話などを伺いつつ、楽しい一日と成りました。
いやあ、パリに来てよかった。
ここでは、私が持って行った模擬刀が重すぎて、イマイチの性能……武道用語で言うところの「氣が乗らない」刀だったんです。
そのため、演武もイマイチで、正直なところダメダメでした。
せっかく見に来てくれたフランスの友人(美女!)にも、格好悪いところを見せてしまいました。
演武会自体は大成功だったのがなによりです。
最後には、フランスの観客たちも参加しての、ちょっとした居合教室もありました。
友人も、これには大喜びでした。
その後は、わざわざパリまで車でやってきていたケルン支部の仲間たちと食事に繰り出し、C師範のお話などを伺いつつ、楽しい一日と成りました。
いやあ、パリに来てよかった。
日記概略
過去の旅行記:フランス編その1
さて、ここのところブログの更新が滞っていたと思いますが、実は、あちこち飛び回っておりました(^^;
その中でも目立つところで、フランスはパリまで、居合の演武に行ってきておりました。
私には珍しく、仕事があまり絡まない旅行なので、実に楽しいものでした。
ただし、このフランス行き実はカメラ(Canon EOS Kiss X4)が故障してしまい、前半の写真がありません(^^;
見事にデータカードを壊してくれました。
カタログスペックは高いのですが、海外利用でのトラブル発生率が今のところ100%というのは困ったカメラです。
まず、フランスで行ったのが、市内観光。
実は今回の旅では私の所属する居合流派の達人、C師範と御同室だったので、観光もご同行と相成り、緊張しまくりでした。
市内観光はあちこち回りましたが、まず記憶に残っていたのが、ナポレオン1世の眠る戦争博物館。
ここでは、古代〜中世の西洋刀剣も展示してあり、なかなか興味深いものでした。
ここで驚かされたのが、実は、西洋刀剣も中世前期まではちゃんと折り返し鍛錬をしていた、という事。西洋刀剣から折り返し鍛錬の痕跡が消え、ただの鉄板切り抜きになるのは、銃の登場と、時を同じくしていました。
メインウェポンが銃になり、剣にさほどの耐久性が求められなくなったために、1回斬るだけなら十分な鉄板切り抜きの剣に変わったのですね。
そして、ナポレオン1世の棺を見学……
こういう、遺体をゴージャスを飾るという文化は、なかなか日本人には理解しにくい部分ではあります(^^;
そして、お洒落なカフェでサイダー(三ツ矢サイダーではなく、リンゴの果汁をアルコール発酵させた本物のサイダー)を飲みつつ、パリの街を眺めます。
いやあ、パリに来てよかった。
その中でも目立つところで、フランスはパリまで、居合の演武に行ってきておりました。
私には珍しく、仕事があまり絡まない旅行なので、実に楽しいものでした。
ただし、このフランス行き実はカメラ(Canon EOS Kiss X4)が故障してしまい、前半の写真がありません(^^;
見事にデータカードを壊してくれました。
カタログスペックは高いのですが、海外利用でのトラブル発生率が今のところ100%というのは困ったカメラです。
まず、フランスで行ったのが、市内観光。
実は今回の旅では私の所属する居合流派の達人、C師範と御同室だったので、観光もご同行と相成り、緊張しまくりでした。
市内観光はあちこち回りましたが、まず記憶に残っていたのが、ナポレオン1世の眠る戦争博物館。
ここでは、古代〜中世の西洋刀剣も展示してあり、なかなか興味深いものでした。
ここで驚かされたのが、実は、西洋刀剣も中世前期まではちゃんと折り返し鍛錬をしていた、という事。西洋刀剣から折り返し鍛錬の痕跡が消え、ただの鉄板切り抜きになるのは、銃の登場と、時を同じくしていました。
メインウェポンが銃になり、剣にさほどの耐久性が求められなくなったために、1回斬るだけなら十分な鉄板切り抜きの剣に変わったのですね。
そして、ナポレオン1世の棺を見学……
こういう、遺体をゴージャスを飾るという文化は、なかなか日本人には理解しにくい部分ではあります(^^;
そして、お洒落なカフェでサイダー(三ツ矢サイダーではなく、リンゴの果汁をアルコール発酵させた本物のサイダー)を飲みつつ、パリの街を眺めます。
いやあ、パリに来てよかった。