日記詳細&コメント
ソウル 4/11
早朝4時に家を出発し、ソウルに着いたのは昼過ぎのことだった。
成田、仁川という共に都心部からは非常に遠い空港を使っても半日もかからずに到着する。近いというか、ほとんど国内の感覚だ。
ホテルはちょっと気張ってウェスティンチョウスンのエグゼクティブルームとなった。
とは言っても別に社長を気取ったわけではなく、空前のウォン安に伴う訪韓ブームで部屋がここしか取れなかったと言うだけのことだ。こういう場所取り合戦において、数ヶ月前から予約をしている観光客に比べ、出張者はどうしても不利なのである。
ホテルは日本人が多く……というか日本人しかいない。
ただ、ホテルも含めて全般にウォン安の影響で明らかにサービスが低下しているが、まあ仕方がない。チェックインもそこそこに、ソウルの街へと繰り出した。
街も混み合っているが、どうもみんな日本語が通じそうな感じがする。ホテルの隣にあるロッテデパートなどは、ルイヴィトンのショップに入店待ちの長蛇の列ができていた。
ソウルでの目的は2つ。雑誌記事取材とmbook-M1という、世界最軽量Windows搭載機を購入することである。
雑誌記事取材の方は、日本で言うところの秋葉原に当たる電気卸売り街、龍山(ヨンサン)の街を取材するつもりだったので、そこでこのmbook-M1を買えば一石二鳥という算段だ。
地下鉄を乗り継ぎ、到着した龍山の街は、閑散としていた。
本日は土曜日。韓国では土曜日は半ドンなので、夕方のこの時間帯の龍山は会社帰りのサラリーマンやオタク学生たちで一週間でもっとも混み合うはずなのである。
しかし、ほとんど人がいない。
駅周辺の路面こそそこそこ通行客もいるが、ショップの入っている電気街の長屋建物に入ると、もはや誰もいない。
今回の取材目的であった映像系のショップなどは、ほぼ全店の電気が消えていた。どの店も書類や機材はあったので閉店という感じではなかったが、空前の不況で高い機材なんて売れるはずもないのに店員をおいていてもコストがかかるばかりということなのだろう。
必死に読めないハングルを解読して張り紙を見てみると、どうも週の限られた曜日だけ営業をしているスタイルの店が多いようだ。
mbook-M1は非常に特殊なパソコンで、ノートPCショップには売っていないようだ。龍山にはMP3や電子手帳の専門店が多いのだが、そうした店での販売がほとんどのようだった。
mbook-M1はLinux版の、32Gb-SSD、1.3GHzCPUモデルがほしかったのだが、これはどうもネット通販専用のようで、街売りには16GB-SSD、1.1GHzのWindowsモデルしかおいていないようだった。
しばらく悩んだが、この後の長旅の予備機と言うこともあって、日本の会社スタッフに電話相談の上、購入を決意した。
何しろ値段が67万ウォン=5万円なのだから、まあ、PCとしては超格安なので、こうした買い方もできるのだ。
しかしそれにしても、龍山の街には値札というものが存在しないのが面白かった。いちいち片言の英語同士で会話を交わして値段を聞き出し、そこから値切ってと言うスタイルなのだ。
そう、萌えという名のオタク向け風俗に占領される前の秋葉原そのままの文化が残っているのだ
龍山は、私のような古いオタクには非常に居心地のいい街なのである。
ついで、ホテルのある市内中心地、明洞(ミョンドン)にもどり、PC房をいくつか回った。ここで驚いたのが取材拒否の嵐であった。
韓国はラテンな国であり、総じて目立ちたがり屋の明るい人が多い。自然、ブログとはいえ海外からの取材とあれば、はしゃいで撮らせてくれる人が多いのが今までであったのだが……結局一枚もPC房の中の写真は撮ることがかなわなかった。
この取材拒否の理由はあまりにも明白であった。どのPC房にも、ほとんど客がいなかったのだ。
ただでさえ、自宅にPCを持つ者が増えているというのに、そこにこの猛烈な不況である。
一週間で一番混むはずの土曜の夜でさえ、各店、3、4人のゲーマーがいる程度であった。
これではいくら明るい韓国人といえども取材拒否をしたくもなるだろう。
成田、仁川という共に都心部からは非常に遠い空港を使っても半日もかからずに到着する。近いというか、ほとんど国内の感覚だ。
ホテルはちょっと気張ってウェスティンチョウスンのエグゼクティブルームとなった。
とは言っても別に社長を気取ったわけではなく、空前のウォン安に伴う訪韓ブームで部屋がここしか取れなかったと言うだけのことだ。こういう場所取り合戦において、数ヶ月前から予約をしている観光客に比べ、出張者はどうしても不利なのである。
ホテルは日本人が多く……というか日本人しかいない。
ただ、ホテルも含めて全般にウォン安の影響で明らかにサービスが低下しているが、まあ仕方がない。チェックインもそこそこに、ソウルの街へと繰り出した。
街も混み合っているが、どうもみんな日本語が通じそうな感じがする。ホテルの隣にあるロッテデパートなどは、ルイヴィトンのショップに入店待ちの長蛇の列ができていた。
ソウルでの目的は2つ。雑誌記事取材とmbook-M1という、世界最軽量Windows搭載機を購入することである。
雑誌記事取材の方は、日本で言うところの秋葉原に当たる電気卸売り街、龍山(ヨンサン)の街を取材するつもりだったので、そこでこのmbook-M1を買えば一石二鳥という算段だ。
地下鉄を乗り継ぎ、到着した龍山の街は、閑散としていた。
本日は土曜日。韓国では土曜日は半ドンなので、夕方のこの時間帯の龍山は会社帰りのサラリーマンやオタク学生たちで一週間でもっとも混み合うはずなのである。
しかし、ほとんど人がいない。
駅周辺の路面こそそこそこ通行客もいるが、ショップの入っている電気街の長屋建物に入ると、もはや誰もいない。
今回の取材目的であった映像系のショップなどは、ほぼ全店の電気が消えていた。どの店も書類や機材はあったので閉店という感じではなかったが、空前の不況で高い機材なんて売れるはずもないのに店員をおいていてもコストがかかるばかりということなのだろう。
必死に読めないハングルを解読して張り紙を見てみると、どうも週の限られた曜日だけ営業をしているスタイルの店が多いようだ。
mbook-M1は非常に特殊なパソコンで、ノートPCショップには売っていないようだ。龍山にはMP3や電子手帳の専門店が多いのだが、そうした店での販売がほとんどのようだった。
mbook-M1はLinux版の、32Gb-SSD、1.3GHzCPUモデルがほしかったのだが、これはどうもネット通販専用のようで、街売りには16GB-SSD、1.1GHzのWindowsモデルしかおいていないようだった。
しばらく悩んだが、この後の長旅の予備機と言うこともあって、日本の会社スタッフに電話相談の上、購入を決意した。
何しろ値段が67万ウォン=5万円なのだから、まあ、PCとしては超格安なので、こうした買い方もできるのだ。
しかしそれにしても、龍山の街には値札というものが存在しないのが面白かった。いちいち片言の英語同士で会話を交わして値段を聞き出し、そこから値切ってと言うスタイルなのだ。
そう、萌えという名のオタク向け風俗に占領される前の秋葉原そのままの文化が残っているのだ
龍山は、私のような古いオタクには非常に居心地のいい街なのである。
ついで、ホテルのある市内中心地、明洞(ミョンドン)にもどり、PC房をいくつか回った。ここで驚いたのが取材拒否の嵐であった。
韓国はラテンな国であり、総じて目立ちたがり屋の明るい人が多い。自然、ブログとはいえ海外からの取材とあれば、はしゃいで撮らせてくれる人が多いのが今までであったのだが……結局一枚もPC房の中の写真は撮ることがかなわなかった。
この取材拒否の理由はあまりにも明白であった。どのPC房にも、ほとんど客がいなかったのだ。
ただでさえ、自宅にPCを持つ者が増えているというのに、そこにこの猛烈な不況である。
一週間で一番混むはずの土曜の夜でさえ、各店、3、4人のゲーマーがいる程度であった。
これではいくら明るい韓国人といえども取材拒否をしたくもなるだろう。
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