日記詳細&コメント
1年ぶりのまともな射撃練習
で。
皆さん予想はしているでしょうが、手塚がラスベガスに行ってやらないわけがないのがこれ。
デザートシューティングさんで、射撃練習兼資料取材のお時間です。
http://www.desertshooting.com/
ちょこちょこ海外に出るたびに銃器の取材でスタッフと一緒に撃っていましたが、そっちはどうしても通訳やスタッフに銃を教えるのがメインになっちゃうので、自分自身がちゃんとした射撃レンジでまともに撃てるのは年に一回、ここでだけなんですよね。1年ぶりのまともな射撃のおかげで、スタンスから何から何までめちゃくちゃになっていたのを必死に修正しました。
写真は、前回撮り損なった(というか、初めての銃ばかりで実戦風射撃ができなかった)、実戦風の射撃スタイルを中心に撮影。しかも例によって、中井先生や奥様に撮ってもらったので、銃専門誌のクオリティです。
これで、銃が出てくる映像製作の仕事などが来ても当面は大丈夫です。
今回は、なんとうら若き女性参加者と一緒。キノの旅というコミック小説にあこがれて撃ちに来たそうですが、車でアメリカ大陸を走り回り、小さい体で大きい銃をポンポコ撃つ様は、まさにそうした物語の登場人物そのものです。
中井先生の奥様といい、実銃関係に興味を持つ女性は、才色兼備の優れた人が多いですよね。
私も、そんな女性陣に負けじと射撃。
まずは22口径のルガーMK2。こいつを撃っている内にいろいろと思い出しました。
最初は足の出し方すら逆で、銃口を休めたときに自分の足を撃ちかねない、かなり危ない撃ち方をしていました。
22口径でも人は十分に即死できます。射撃スタンスも含めて、扱いには気をつけないと。
続いてスミス&ウェッソンの357マグナムロングノーズ。
こいつは一番得意な銃なので、1発以外全部当たりました。
ここまで来て、だいぶ思い出してきました。
続いて、私のここ2年間の課題、ベレッタ92FSです。
こいつは、軍用のグリップが太い旧モデルと民間用のスリムグリップモデルの2種類を撃ちました。
軍用の太いグリップの方が当たるのは、アメリカ人標準並みに手がでかいからでしょうね。
続いて得意の44マグナム。ルガーレッドホーク。
こいつはこの一年で克服して、いまや得意中の得意なので、ドンドコ当たります。
ただ撃っても普通に当たるだけなので、先生の提案で、いかに片手打ちが当たらないかということを実感するために片手打ちに挑戦。
カキーン、という命中音。
ありゃ、当たっちゃった(笑)
つづいて、レミントン870ショットガン。
まあこいつは誰が撃っても当たります。
実戦モードで号令に合わせて右に左に7連射して終了。
ただ、弾込め方法を忘れちゃってたのが痛いところ。
忘れないようにしないと。
ここで息抜き、S&W M-65サブマシンガン。
まあ、はなから狙いをつけるなんて無理な銃なので、弾幕をだだだだっと張っておしまい。
銃として一発一発は当たる当たらないの世界ではないのですが、きわめて機能的な弾丸ばらまき機なので、紛争では大人気の銃です。恐ろしい。
ただ、この日のラスベガスは今年一番という砂嵐が吹き荒れており、そのため、砂を噛んで何度もジャミングを起こしました。
この日ジャムを起こしたのはこいつと、キノ嬢の撃っていたシグザウワーなんですが、普段なら絶対にジャムを起こさない、頑丈だけが取り柄のような2種類の銃がジャミングする様に、先生も眉をひそめていました。
続いてロングレンジに移行。
AR15で精密射撃に挑戦です。軍用でいうところのいわゆるM16ライフルですね。
こういうものが民間で買えるのがアメリカ。
恐ろしいと思うのは当然ですが、ハンティングなどのアウトドアスポーツで、こういうものが実際に必要な環境でもあるのもまた事実なんですよね。また、有事への備えという、合衆国憲法の精神でもあるそうです。
元々軍用なので、狙って撃てば確実に当たります。
町中で紛争が発生したら、一番嫌なのが、こういう狙撃だというのがよくわかります。
普通に撃つだけで当たるし、一発当たれば普通は死ぬか、良くて一生残る傷ですから。
実際に銃を撃つと、戦争というものの悲惨さを痛感します。
最後も狙撃。
レミントンPSSです。
ただしこいつは、砂嵐の影響か微妙に命中度が落ちていて、なぜかAR15よりも当たりませんでした。
弾が大きく一発一発の威力がものすごいので、的のボーリングのピンを容易く突き抜けてしまって、命中がわかりにくい、恐ろしい銃です。
前述しましたが、実銃を撃ったことのない人は、ただただむやみに怖がるか、あるいはおもちゃと同一視して舐めてかかるかのどっちかになりがちです。
しかし、そのどちらもが危険であることはいうまでもありません。戦争や争いの消えない世の中である以上、前者ならいざというときに対応が取れなくなりますし、後者であれば真っ先に殺されるか自らけがを背負い込むでしょう。あるいは、後者が行きすぎると、空想が妄想と化して、戦争賛美などを始める危険性すらあります。過去の戦争の教訓ですが、戦争を賛美するのは常に、戦地にいない、戦争と一番遠い人々なのです。
戦争や争いには反対、それは当たり前のこと。
でも、その反対ということの意味、戦争のほんの雰囲気だけでもを実感するためにも、多くの人が、実際に銃を撃ってみる必要はあるんじゃないかと思います。
皆さん予想はしているでしょうが、手塚がラスベガスに行ってやらないわけがないのがこれ。
デザートシューティングさんで、射撃練習兼資料取材のお時間です。
http://www.desertshooting.com/
ちょこちょこ海外に出るたびに銃器の取材でスタッフと一緒に撃っていましたが、そっちはどうしても通訳やスタッフに銃を教えるのがメインになっちゃうので、自分自身がちゃんとした射撃レンジでまともに撃てるのは年に一回、ここでだけなんですよね。1年ぶりのまともな射撃のおかげで、スタンスから何から何までめちゃくちゃになっていたのを必死に修正しました。
写真は、前回撮り損なった(というか、初めての銃ばかりで実戦風射撃ができなかった)、実戦風の射撃スタイルを中心に撮影。しかも例によって、中井先生や奥様に撮ってもらったので、銃専門誌のクオリティです。
これで、銃が出てくる映像製作の仕事などが来ても当面は大丈夫です。
今回は、なんとうら若き女性参加者と一緒。キノの旅というコミック小説にあこがれて撃ちに来たそうですが、車でアメリカ大陸を走り回り、小さい体で大きい銃をポンポコ撃つ様は、まさにそうした物語の登場人物そのものです。
中井先生の奥様といい、実銃関係に興味を持つ女性は、才色兼備の優れた人が多いですよね。
私も、そんな女性陣に負けじと射撃。
まずは22口径のルガーMK2。こいつを撃っている内にいろいろと思い出しました。
最初は足の出し方すら逆で、銃口を休めたときに自分の足を撃ちかねない、かなり危ない撃ち方をしていました。
22口径でも人は十分に即死できます。射撃スタンスも含めて、扱いには気をつけないと。
続いてスミス&ウェッソンの357マグナムロングノーズ。
こいつは一番得意な銃なので、1発以外全部当たりました。
ここまで来て、だいぶ思い出してきました。
続いて、私のここ2年間の課題、ベレッタ92FSです。
こいつは、軍用のグリップが太い旧モデルと民間用のスリムグリップモデルの2種類を撃ちました。
軍用の太いグリップの方が当たるのは、アメリカ人標準並みに手がでかいからでしょうね。
続いて得意の44マグナム。ルガーレッドホーク。
こいつはこの一年で克服して、いまや得意中の得意なので、ドンドコ当たります。
ただ撃っても普通に当たるだけなので、先生の提案で、いかに片手打ちが当たらないかということを実感するために片手打ちに挑戦。
カキーン、という命中音。
ありゃ、当たっちゃった(笑)
つづいて、レミントン870ショットガン。
まあこいつは誰が撃っても当たります。
実戦モードで号令に合わせて右に左に7連射して終了。
ただ、弾込め方法を忘れちゃってたのが痛いところ。
忘れないようにしないと。
ここで息抜き、S&W M-65サブマシンガン。
まあ、はなから狙いをつけるなんて無理な銃なので、弾幕をだだだだっと張っておしまい。
銃として一発一発は当たる当たらないの世界ではないのですが、きわめて機能的な弾丸ばらまき機なので、紛争では大人気の銃です。恐ろしい。
ただ、この日のラスベガスは今年一番という砂嵐が吹き荒れており、そのため、砂を噛んで何度もジャミングを起こしました。
この日ジャムを起こしたのはこいつと、キノ嬢の撃っていたシグザウワーなんですが、普段なら絶対にジャムを起こさない、頑丈だけが取り柄のような2種類の銃がジャミングする様に、先生も眉をひそめていました。
続いてロングレンジに移行。
AR15で精密射撃に挑戦です。軍用でいうところのいわゆるM16ライフルですね。
こういうものが民間で買えるのがアメリカ。
恐ろしいと思うのは当然ですが、ハンティングなどのアウトドアスポーツで、こういうものが実際に必要な環境でもあるのもまた事実なんですよね。また、有事への備えという、合衆国憲法の精神でもあるそうです。
元々軍用なので、狙って撃てば確実に当たります。
町中で紛争が発生したら、一番嫌なのが、こういう狙撃だというのがよくわかります。
普通に撃つだけで当たるし、一発当たれば普通は死ぬか、良くて一生残る傷ですから。
実際に銃を撃つと、戦争というものの悲惨さを痛感します。
最後も狙撃。
レミントンPSSです。
ただしこいつは、砂嵐の影響か微妙に命中度が落ちていて、なぜかAR15よりも当たりませんでした。
弾が大きく一発一発の威力がものすごいので、的のボーリングのピンを容易く突き抜けてしまって、命中がわかりにくい、恐ろしい銃です。
前述しましたが、実銃を撃ったことのない人は、ただただむやみに怖がるか、あるいはおもちゃと同一視して舐めてかかるかのどっちかになりがちです。
しかし、そのどちらもが危険であることはいうまでもありません。戦争や争いの消えない世の中である以上、前者ならいざというときに対応が取れなくなりますし、後者であれば真っ先に殺されるか自らけがを背負い込むでしょう。あるいは、後者が行きすぎると、空想が妄想と化して、戦争賛美などを始める危険性すらあります。過去の戦争の教訓ですが、戦争を賛美するのは常に、戦地にいない、戦争と一番遠い人々なのです。
戦争や争いには反対、それは当たり前のこと。
でも、その反対ということの意味、戦争のほんの雰囲気だけでもを実感するためにも、多くの人が、実際に銃を撃ってみる必要はあるんじゃないかと思います。
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