日記詳細&コメント
小沢一郎政治塾夏期講習
この週末は、4日間泊まり込みでの小沢一郎政治塾の夏期講習でした。
20代の若い子たちに混じっての講習は、刺激もあり、大変勉強になるものでした。
今回の先生方のご講義のメインテーマの一つに、「官僚制度改革」というものがありました。
初日の田中康夫新党日本代表での講義でも、最終日の小沢塾長先生の講義でも、「英国型の、国会議員自身が官僚たちと机を並べて現場を指揮する」という行政スタイルへの移行こそが、腐敗し、凋落する一方の日本を救う道である、という点が強調されていたのが印象的です。
つまり、「政治家なんて実務能力のない馬鹿ばかりだ」「日本の官僚の能力は世界一だ」なんて言っていたのが、実は単に右肩上がりの国家成長の結果そう見えていただけであって、世界の変化に対応しながら国を運営してゆくためには、官僚が政治家を指導し官僚が法律を書くという現在の官僚主導のやり方を根本から崩して変え、直近の選挙で選ばれる、時代の空気を含んだ政治家が実務を行うやり方に変えないと行けなくなってきているのです。
とは言っても、アメリカ式に官僚を片っ端からクビというのも、日本の風土には合わないやり方。
と、なれば、英国式の「誇りある国家サーヴァント」としての官僚機構へと作り替えるのが、最も優れたやり方だろう、というお話でした。
また、実際に英国でも、現在の「誇りある国家サーヴァント」制の前は、酷く腐敗した官僚主導政治だったそうで、その点も似ているようです。
また、米国との関係強化、世界との連携強化というのも、大きなテーマの一つであったように思えます。
実際、小沢先生の塾長講義では、米国との対等でより親密な関係を築き上げることの重要性が、拉致問題を抱える日本にとっては完全に不調に終わった六カ国協議会談を例に挙げて示されたのも印象的でした。
つまり、端的に私の言葉で言えば、官僚が主導する奴隷のように忠実な日本は、既に世界のどの国からも必要とされていないのです。
混迷を極めるこれからの世界が必要としている日本は、強く、主体性のある経済・技術大国としてのリーダーとしての姿であって、それを出来ずに自ら奴隷のような従順さに甘んじることで日本の統治機構のスタッフが楽をしようとしているから、結局六カ国協議ですらも、日本が除け者となってしまっている現状があるのです。
そういえば、上記の2つのテーマが、色々と歪められてカルト宗教系のメディアで伝えられているのには閉口しました。
特に後者の六カ国協議のテーマを、ブッシュ批判の部分だけ抜き出して、あたかも小沢先生が拉致問題を相手にしていないかのような脳内編集を行っている自称ブロガーの類も多いようですね。
「ブッシュはその言動から見て拉致問題を軽視しているはずだ、だから拉致を抱える日本としては、甘えを捨ててリーダーシップを取り戻し、急いで他国も納得の行く対策を取って行かねばならない」、という言葉が、カルト脳にかかると「ブッシュはその言動から見て拉致問題を軽視しているはずだ、(だからさらに奴隷のように従おうorあきらめよう)」と聞こえてしまうのでしょうか?
特に六カ国で米国甘え政策で大ドジを踏んだ外務省はそうした与党カルト宗教の巣ですから、なんとかして世間の目を反らしたいのかも知れないな、とも思えてしまいます。
ところで、今回の小沢塾関連のニュースでは、何かと反民主の記事を書くことの多い産経新聞が、講義内容を理解したかなりまともな記事を書いていたのは、ちょっと新鮮な驚きです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080713/stt0807131350002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080713/stt0807131358003-n1.htm
リンク先をご覧の通り、ちゃんと内容を理解して、外務省の姿勢の弱さが産んだ米国の日本軽視であることにまで言及してあるんです。
酷い他の新聞では、例として出した「英国では国会議員200人が行政現場で官僚と机を並べて働いている」という言葉を、どこをどう聞き間違ったのか「民主党が政権を取ったら国会議員200人を行政現場に送り込む」と言ったと書いているところまでありますからね(^^;
そもそも、米国式に国会議員のポストを無意味に増やしたり官僚のクビを無駄に切ってもしょうがない、という話の流れの中での英国の例だったのに、まったく講義を聴いていない(もしくは聞く能力のない)メディアだったのかも知れません。
講義室でも、言葉尻の強いところでばかり反応の大きいメディアが多い中で、フジ産経系のスタッフの方々はちゃんと講義を聴いて、政策の部分できちんと反応を示していた感じだったので、あれ、と思っていたのですが、なかなかどうして、最近はフジ産経も、質の良いスタッフを抱えているようですね。
20代の若い子たちに混じっての講習は、刺激もあり、大変勉強になるものでした。
今回の先生方のご講義のメインテーマの一つに、「官僚制度改革」というものがありました。
初日の田中康夫新党日本代表での講義でも、最終日の小沢塾長先生の講義でも、「英国型の、国会議員自身が官僚たちと机を並べて現場を指揮する」という行政スタイルへの移行こそが、腐敗し、凋落する一方の日本を救う道である、という点が強調されていたのが印象的です。
つまり、「政治家なんて実務能力のない馬鹿ばかりだ」「日本の官僚の能力は世界一だ」なんて言っていたのが、実は単に右肩上がりの国家成長の結果そう見えていただけであって、世界の変化に対応しながら国を運営してゆくためには、官僚が政治家を指導し官僚が法律を書くという現在の官僚主導のやり方を根本から崩して変え、直近の選挙で選ばれる、時代の空気を含んだ政治家が実務を行うやり方に変えないと行けなくなってきているのです。
とは言っても、アメリカ式に官僚を片っ端からクビというのも、日本の風土には合わないやり方。
と、なれば、英国式の「誇りある国家サーヴァント」としての官僚機構へと作り替えるのが、最も優れたやり方だろう、というお話でした。
また、実際に英国でも、現在の「誇りある国家サーヴァント」制の前は、酷く腐敗した官僚主導政治だったそうで、その点も似ているようです。
また、米国との関係強化、世界との連携強化というのも、大きなテーマの一つであったように思えます。
実際、小沢先生の塾長講義では、米国との対等でより親密な関係を築き上げることの重要性が、拉致問題を抱える日本にとっては完全に不調に終わった六カ国協議会談を例に挙げて示されたのも印象的でした。
つまり、端的に私の言葉で言えば、官僚が主導する奴隷のように忠実な日本は、既に世界のどの国からも必要とされていないのです。
混迷を極めるこれからの世界が必要としている日本は、強く、主体性のある経済・技術大国としてのリーダーとしての姿であって、それを出来ずに自ら奴隷のような従順さに甘んじることで日本の統治機構のスタッフが楽をしようとしているから、結局六カ国協議ですらも、日本が除け者となってしまっている現状があるのです。
そういえば、上記の2つのテーマが、色々と歪められてカルト宗教系のメディアで伝えられているのには閉口しました。
特に後者の六カ国協議のテーマを、ブッシュ批判の部分だけ抜き出して、あたかも小沢先生が拉致問題を相手にしていないかのような脳内編集を行っている自称ブロガーの類も多いようですね。
「ブッシュはその言動から見て拉致問題を軽視しているはずだ、だから拉致を抱える日本としては、甘えを捨ててリーダーシップを取り戻し、急いで他国も納得の行く対策を取って行かねばならない」、という言葉が、カルト脳にかかると「ブッシュはその言動から見て拉致問題を軽視しているはずだ、(だからさらに奴隷のように従おうorあきらめよう)」と聞こえてしまうのでしょうか?
特に六カ国で米国甘え政策で大ドジを踏んだ外務省はそうした与党カルト宗教の巣ですから、なんとかして世間の目を反らしたいのかも知れないな、とも思えてしまいます。
ところで、今回の小沢塾関連のニュースでは、何かと反民主の記事を書くことの多い産経新聞が、講義内容を理解したかなりまともな記事を書いていたのは、ちょっと新鮮な驚きです。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080713/stt0807131350002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080713/stt0807131358003-n1.htm
リンク先をご覧の通り、ちゃんと内容を理解して、外務省の姿勢の弱さが産んだ米国の日本軽視であることにまで言及してあるんです。
酷い他の新聞では、例として出した「英国では国会議員200人が行政現場で官僚と机を並べて働いている」という言葉を、どこをどう聞き間違ったのか「民主党が政権を取ったら国会議員200人を行政現場に送り込む」と言ったと書いているところまでありますからね(^^;
そもそも、米国式に国会議員のポストを無意味に増やしたり官僚のクビを無駄に切ってもしょうがない、という話の流れの中での英国の例だったのに、まったく講義を聴いていない(もしくは聞く能力のない)メディアだったのかも知れません。
講義室でも、言葉尻の強いところでばかり反応の大きいメディアが多い中で、フジ産経系のスタッフの方々はちゃんと講義を聴いて、政策の部分できちんと反応を示していた感じだったので、あれ、と思っていたのですが、なかなかどうして、最近はフジ産経も、質の良いスタッフを抱えているようですね。
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