日記概略
タケフナイフビレッジ
福井県の武生では、日本伝統の鍛造による刃物作りが行われています。
なかでも、佐治、浅井両先生の産みだした和式ナイフは、日本伝統の刃物を洋鉄で作り上げて現代社会でも使える刃物とするという、素晴らしい刃物文化を創り上げました。
それから数十年、いま、タケフナイフビレッジでは若手への世代交代が行われつつあります。
武生の若手ナイフ作家は海外でも高く評価され、様々なコンテストやショーを総なめにしています。
その中から一本、黒崎優氏の「磨 青紙スーパー」は、カスタムナイフの中でも和のテイストを強く打ち出し、しかも屋外包丁としての実用性が高いということで高く評価されています。引きこもり文化なのかなんなのか、屋外活動の少ない日本ではナイフはとかく凶器とみなされることが多いのですが、そうでは無く、ちゃんと使えるカスタムナイフというのはとても大事です。
非常に美しく光り輝いています。名前の通り、磨きが独特で、虹色の光を放っています。
ちなみに私もタケフナイフビレッジでナイフを作ってみました。
いやあ、黒崎優氏のものに比べると出来が悪すぎますね(^^;
こちらは自宅用に包丁として使うつもりです。
なかでも、佐治、浅井両先生の産みだした和式ナイフは、日本伝統の刃物を洋鉄で作り上げて現代社会でも使える刃物とするという、素晴らしい刃物文化を創り上げました。
それから数十年、いま、タケフナイフビレッジでは若手への世代交代が行われつつあります。
武生の若手ナイフ作家は海外でも高く評価され、様々なコンテストやショーを総なめにしています。
その中から一本、黒崎優氏の「磨 青紙スーパー」は、カスタムナイフの中でも和のテイストを強く打ち出し、しかも屋外包丁としての実用性が高いということで高く評価されています。引きこもり文化なのかなんなのか、屋外活動の少ない日本ではナイフはとかく凶器とみなされることが多いのですが、そうでは無く、ちゃんと使えるカスタムナイフというのはとても大事です。
非常に美しく光り輝いています。名前の通り、磨きが独特で、虹色の光を放っています。
ちなみに私もタケフナイフビレッジでナイフを作ってみました。
いやあ、黒崎優氏のものに比べると出来が悪すぎますね(^^;
こちらは自宅用に包丁として使うつもりです。
日記概略
ブレをとったバージョンです。
日記概略
BMCC動画
28日にBlackmagicCinemaCamera(BMCC)関連のイベントがあり、そこでの講演を依頼されました。
まあ、それはよくある話です。私自身講師もしている関係で、よくイベントでの講演は依頼されるわけで。
ところが、なんと、正式な依頼があったのが、私がロンドン出張とPhotokina参加のために日本を立つ2日前のこと。
そして、イベントは日本帰国3日後の開催だったのです……
Photokinaは重要イベントのため、現地での時間も分刻みで、さらに帰国後の2日間はPhotokina関連記事執筆で身動きが取れず、しかもこうしたコンベンションの常で帰りは巨大な荷物となるため、三脚のような大きな荷物は持ち帰りが困難になる状況。
四苦八苦して調整に成功した撮影可能時間が、合計4時間。しかも、ロンドンで2時間、ケルンで2時間と細切れ。
さらには、帰国後に、編集と指定されたApple keynoteでのレジュメ制作をするための合計時間が、睡眠時間ゼロで計算しても最大10時間強という状況。
しかもBMCCは、ご存じの通りカラーグレーディング必須の本格シネカメラなのです。
オリンパスPENのような旅カメラでもあるまいし、三脚無し、時間無し、余裕無しの旅先での本格シネカメラ撮影編集はどう考えても無理。無茶。無謀。
諦めて逃げだそうかとも思いましたが、ふと思いついてしまったのです。
「旅カメラ、って俺、口走ったな。。。「旅シネカメラ」ってどうなんだろう?」と
そもそもよく考えれば、8ミリも16ミリも、フィルム時代は普通に旅行先に旅カメラを持ち出していました。
それがデジタルになって出来ない道理は無い(筈!)
というわけで、「旅シネカメラ」で映像を作り、イベントを乗り切ろうというアホな強行軍がスタートしたわけです。
☆ロンドン、ナローボート編
まずは、実験も実験。
ロンドンでお客さんと会って話をしながら撮影しました(笑)
運河のキャナルボート、ナローボートと呼ばれる英国名物の船が、ロックといわれる原始的な機構を使って数メートルの高低差を移動する映像です。
水による船のエレベーターということで、私がどうしても見たい風景でしたので、撮影してみました。
「Narrow boat passes St. Pancras Lock 」
http://youtu.be/fkGXOHDatUg
ところがこの映像、一つ難がありました。
先述の通り荷物の都合でまともな三脚が無いため、ハンディスタイルで2.5K撮影した後、ソフトウェアスタビライザーで縁を切り取る処理をして手ぶれをとろうと思っていたのですが……
実は、このときはProres422による撮影のため、撮影サイズが強制的に1080Pだったのです!
そのため、手ぶれバリバリの映像に……
参加者の皆様には、大変申し訳なく思います。
しかし、BMCCのProres422の色の伸びや、限界点はよくわかる映像になったのでは無いかと思います。
まあ、ナローボートのロック越えを1度は見たかった自分にとっても、一生の思い出になりましたし(^^;
☆ケルン大聖堂編
続いて、ドイツケルンでのPhotokina最終日!
最終日は早めに会場が閉まるため、夕方から夜にかけて、2時間ほど撮影のチャンスがあったのです!(ドイツはサマータイム導入国のため、10月までは夜7時過ぎまで明るい)
ケルンといえば、やはりDOMと呼ばれる大聖堂!!
時間が時間なので中には入れませんでしたが、外の撮影だけでも十分な迫力があるはず!!
ええい、やっちまえ!と撮影をしたのがこの映像です。
「Köln DOM in German」
http://youtu.be/5QI9UxHzS9A
まず、そもそも撮影時に猛烈に後悔しました。
何しろ「三脚が無い」のです。これで直線が多くてブレがどうしても目だつ建物を撮影するのはどだい無理な話です。
しかも、いくらサマータイムとはいえ、所詮は夕方。相当に暗い!!!
ロンドンでの撮影物がProresのためソフトスタビ出来ない事はこのとき把握していましたので、RAW2.5Kでの撮影でしたが、そうなるとバッテリーの持ち時間も無い。
さらにはこの日の前半はPhotokina会場で人と会うことになっていましたので、荷物の都合上RIGや予備バッテリーを持ち出すことも困難な状況。
つまり、内蔵バッテリーでの一発撮りで、三脚無しの状況で、薄暗がりの中での撮影に成功しなければならなかったのです。
写真用の超軽量三脚はあったので、それを一脚のようにしてカメラを支え、後は体全体で力を加減しながらブレを軽減!!
手足で持つとどうしてもブレが出るので、大聖堂前の石畳に転がりながら、情けないスタイルでの撮影と相成りました。
しかし、そこは怪我の功名。我ながら大変に目だつ撮影をしていたため周囲の皆々様の興味を引き、おもしろがった人々(特にお子様たち……)から、さまざまな演技協力を得られつつの撮影が出来たのです。
鳩おいかけ回して貰ったり走り回って貰ったり、映像の出来はともかくとして、ドイツの皆さんの温かみを知る、素晴らしい撮影を楽しむことが出来ました。
☆そして編集&発表!!!
そして日本に帰ってきたのはいいですが、案の定、溜まりに溜まった仕事の山で、編集時間は全く取れません。
しかも、肝心のRetina MacBookProまで壊れてしまい、修理のために貴重な時間を使い果たしてしまう有様。
発表も、聞けば、他の発表者たちは素晴らしいテクニカルな発表を考えているようです。
そんな中、私一人「旅シネカメラ?」(^^;
いや、これもやむなし。恥は一時、不義理は一生。いろいろ準備をしてくださっている方々のことを思えば、やらないわけには参りません。
前日の深夜、ようやく時間を取ることに成功し、現行納品後にカラーグレーディング&編集にとりかかりましたが、もはやいちいちソフトを立ち上げ直してデータ移動をしている時間がありません。
そのため、カラーグレーディングだけでは無くmほとんど全ての編集やトランジションエフェクト作業をDa Vinci Resolve 9上で行い、Premiere CS6で音のみを後付けすることにしました。
さらには、Apple Keynoteの不安定さのため、期待していたProres422(HQ)での発表は無理で、もっと軽い圧縮形式での発表を余儀なくされてしまいました。多少ノイズの目だつ画面となりましたが、これもやむなし、です。
合計2本のミニムービーと、レジュメ1本を書くのにたったの7時間(^^;
しかし、ここはさすがBMCC&Da Vinci。REDなどでのトラブル経験から絶対に無理と思っていたこの作業は、実にあっさりと、ほぼノントラブルで終了してしまったのです。
この無茶苦茶なスケジュールのお陰で、BMCC&Da Vinciの使いやすさと安定性に改めて気づき、惚れ直してしまいましたよ。
今回は極端な例ですが、やるべき事を手持ちの時間の中で精一杯やるのが我々の仕事です。そう考えると、これほど頼もしい相棒たちはいないのでは無いかと思います。
……というわけで、イベント当日は、思い切って恥をかいて参りました。
参加された皆様、お楽しみ頂けたでしょうか?(^^;
無論、私は楽しみましたよ!
まあ、それはよくある話です。私自身講師もしている関係で、よくイベントでの講演は依頼されるわけで。
ところが、なんと、正式な依頼があったのが、私がロンドン出張とPhotokina参加のために日本を立つ2日前のこと。
そして、イベントは日本帰国3日後の開催だったのです……
Photokinaは重要イベントのため、現地での時間も分刻みで、さらに帰国後の2日間はPhotokina関連記事執筆で身動きが取れず、しかもこうしたコンベンションの常で帰りは巨大な荷物となるため、三脚のような大きな荷物は持ち帰りが困難になる状況。
四苦八苦して調整に成功した撮影可能時間が、合計4時間。しかも、ロンドンで2時間、ケルンで2時間と細切れ。
さらには、帰国後に、編集と指定されたApple keynoteでのレジュメ制作をするための合計時間が、睡眠時間ゼロで計算しても最大10時間強という状況。
しかもBMCCは、ご存じの通りカラーグレーディング必須の本格シネカメラなのです。
オリンパスPENのような旅カメラでもあるまいし、三脚無し、時間無し、余裕無しの旅先での本格シネカメラ撮影編集はどう考えても無理。無茶。無謀。
諦めて逃げだそうかとも思いましたが、ふと思いついてしまったのです。
「旅カメラ、って俺、口走ったな。。。「旅シネカメラ」ってどうなんだろう?」と
そもそもよく考えれば、8ミリも16ミリも、フィルム時代は普通に旅行先に旅カメラを持ち出していました。
それがデジタルになって出来ない道理は無い(筈!)
というわけで、「旅シネカメラ」で映像を作り、イベントを乗り切ろうというアホな強行軍がスタートしたわけです。
☆ロンドン、ナローボート編
まずは、実験も実験。
ロンドンでお客さんと会って話をしながら撮影しました(笑)
運河のキャナルボート、ナローボートと呼ばれる英国名物の船が、ロックといわれる原始的な機構を使って数メートルの高低差を移動する映像です。
水による船のエレベーターということで、私がどうしても見たい風景でしたので、撮影してみました。
「Narrow boat passes St. Pancras Lock 」
http://youtu.be/fkGXOHDatUg
ところがこの映像、一つ難がありました。
先述の通り荷物の都合でまともな三脚が無いため、ハンディスタイルで2.5K撮影した後、ソフトウェアスタビライザーで縁を切り取る処理をして手ぶれをとろうと思っていたのですが……
実は、このときはProres422による撮影のため、撮影サイズが強制的に1080Pだったのです!
そのため、手ぶれバリバリの映像に……
参加者の皆様には、大変申し訳なく思います。
しかし、BMCCのProres422の色の伸びや、限界点はよくわかる映像になったのでは無いかと思います。
まあ、ナローボートのロック越えを1度は見たかった自分にとっても、一生の思い出になりましたし(^^;
☆ケルン大聖堂編
続いて、ドイツケルンでのPhotokina最終日!
最終日は早めに会場が閉まるため、夕方から夜にかけて、2時間ほど撮影のチャンスがあったのです!(ドイツはサマータイム導入国のため、10月までは夜7時過ぎまで明るい)
ケルンといえば、やはりDOMと呼ばれる大聖堂!!
時間が時間なので中には入れませんでしたが、外の撮影だけでも十分な迫力があるはず!!
ええい、やっちまえ!と撮影をしたのがこの映像です。
「Köln DOM in German」
http://youtu.be/5QI9UxHzS9A
まず、そもそも撮影時に猛烈に後悔しました。
何しろ「三脚が無い」のです。これで直線が多くてブレがどうしても目だつ建物を撮影するのはどだい無理な話です。
しかも、いくらサマータイムとはいえ、所詮は夕方。相当に暗い!!!
ロンドンでの撮影物がProresのためソフトスタビ出来ない事はこのとき把握していましたので、RAW2.5Kでの撮影でしたが、そうなるとバッテリーの持ち時間も無い。
さらにはこの日の前半はPhotokina会場で人と会うことになっていましたので、荷物の都合上RIGや予備バッテリーを持ち出すことも困難な状況。
つまり、内蔵バッテリーでの一発撮りで、三脚無しの状況で、薄暗がりの中での撮影に成功しなければならなかったのです。
写真用の超軽量三脚はあったので、それを一脚のようにしてカメラを支え、後は体全体で力を加減しながらブレを軽減!!
手足で持つとどうしてもブレが出るので、大聖堂前の石畳に転がりながら、情けないスタイルでの撮影と相成りました。
しかし、そこは怪我の功名。我ながら大変に目だつ撮影をしていたため周囲の皆々様の興味を引き、おもしろがった人々(特にお子様たち……)から、さまざまな演技協力を得られつつの撮影が出来たのです。
鳩おいかけ回して貰ったり走り回って貰ったり、映像の出来はともかくとして、ドイツの皆さんの温かみを知る、素晴らしい撮影を楽しむことが出来ました。
☆そして編集&発表!!!
そして日本に帰ってきたのはいいですが、案の定、溜まりに溜まった仕事の山で、編集時間は全く取れません。
しかも、肝心のRetina MacBookProまで壊れてしまい、修理のために貴重な時間を使い果たしてしまう有様。
発表も、聞けば、他の発表者たちは素晴らしいテクニカルな発表を考えているようです。
そんな中、私一人「旅シネカメラ?」(^^;
いや、これもやむなし。恥は一時、不義理は一生。いろいろ準備をしてくださっている方々のことを思えば、やらないわけには参りません。
前日の深夜、ようやく時間を取ることに成功し、現行納品後にカラーグレーディング&編集にとりかかりましたが、もはやいちいちソフトを立ち上げ直してデータ移動をしている時間がありません。
そのため、カラーグレーディングだけでは無くmほとんど全ての編集やトランジションエフェクト作業をDa Vinci Resolve 9上で行い、Premiere CS6で音のみを後付けすることにしました。
さらには、Apple Keynoteの不安定さのため、期待していたProres422(HQ)での発表は無理で、もっと軽い圧縮形式での発表を余儀なくされてしまいました。多少ノイズの目だつ画面となりましたが、これもやむなし、です。
合計2本のミニムービーと、レジュメ1本を書くのにたったの7時間(^^;
しかし、ここはさすがBMCC&Da Vinci。REDなどでのトラブル経験から絶対に無理と思っていたこの作業は、実にあっさりと、ほぼノントラブルで終了してしまったのです。
この無茶苦茶なスケジュールのお陰で、BMCC&Da Vinciの使いやすさと安定性に改めて気づき、惚れ直してしまいましたよ。
今回は極端な例ですが、やるべき事を手持ちの時間の中で精一杯やるのが我々の仕事です。そう考えると、これほど頼もしい相棒たちはいないのでは無いかと思います。
……というわけで、イベント当日は、思い切って恥をかいて参りました。
参加された皆様、お楽しみ頂けたでしょうか?(^^;
無論、私は楽しみましたよ!
Blackmagic Cinema Camera(BMCC)が手元に来たので、仕事に差し障りない範囲で写真など載っけます。
袋の中のBMCCは、なにやら業務カメラとは思えないほどのお洒落箱。というか、凄い。
段ボール箱の業務カメラを見慣れた目には、新鮮!!
中を空けると、まずは、グラント社長からのBMCCを選んでくれてありがとうという挨拶文と共に、Da Vinci Resolveのハードウェアキーが入っています。
うーん、なにやら、ライカのような高級カメラ感が漂いますね!
そして、組み立て完了!
とりあえず、カラースコパー20mmを入れてみました。
こういう、IRIS電動型のレンズは、IRISボタンと早送り、巻き戻しとの同時押しでIRIS調整します。
BMCC本体をまだ充電中なので具体的な使用感は後日載せますが、一つ気がついたところがあります。
それは、ストラップの出来の良さ。
裏面が全面ノンスリップなので、フィット感が良いんですよね、これ。
仕事で使うだけではもったいないので、ブログなどでもガンガン使用感などをアップしたいと思います。
袋の中のBMCCは、なにやら業務カメラとは思えないほどのお洒落箱。というか、凄い。
段ボール箱の業務カメラを見慣れた目には、新鮮!!
中を空けると、まずは、グラント社長からのBMCCを選んでくれてありがとうという挨拶文と共に、Da Vinci Resolveのハードウェアキーが入っています。
うーん、なにやら、ライカのような高級カメラ感が漂いますね!
そして、組み立て完了!
とりあえず、カラースコパー20mmを入れてみました。
こういう、IRIS電動型のレンズは、IRISボタンと早送り、巻き戻しとの同時押しでIRIS調整します。
BMCC本体をまだ充電中なので具体的な使用感は後日載せますが、一つ気がついたところがあります。
それは、ストラップの出来の良さ。
裏面が全面ノンスリップなので、フィット感が良いんですよね、これ。
仕事で使うだけではもったいないので、ブログなどでもガンガン使用感などをアップしたいと思います。
先日の上海出張の帰り、飛行機に預け入れた私物のグローブトロッターのスーツケースに深い切り傷を入れられてしまいました。
今回利用したANAは「傷なんて見えない」「傷は軽度だ」「その程度の傷は保証しない」と抵抗し、しまいにはグローブトロッターに穴が開いているかどうか確認するために水をかけると言い出して大トラブルに。グローブトロッターは英国式の紙を積層したカバンなので、表面のコーティングが無くなると水が染みやすく、禁物なのですが、それすらわかって貰えませんでした。結局修理はして貰えることにはなったものの、未だに「受付の態度が悪かったので修理するが、本来は修理するような傷じゃ無い」と言い張り、大変に不快な思いをしております。
しかし、実際には鞄も中身も大きなダメージを受けており、修理上がりは9月中旬の見込み。幸い、機材こそほとんど機内持ち込みにしていたので無事でしたが、カバンの中のお土産の多くが凹み、弊社スタッフの自家消費になってしまいました。これがもしも、カメラやUST機器などの重要機材が入っていたらと思うと、ぞっとします。
今年はSIGGRAPHこそ参加しないものの、弊社アイラ・ラボにも京都ブランチができて移動も増え、これから秋にかけては毎年国際出張も多くなる季節です。それらの移動に撮影の並行して行う場合には、当然機材の預け入れもやむを得なくなってきます。私物やお土産程度ならともかく、仕事で使う機材にダメージがあったら、いくら「傷なんて見えない」と言い張ったところで、洒落にも冗談にもなりません。デジタル映像がメインでたいして高価な機材は無い我が社ですが、それでも、やはり映像機器は映像機器。入手困難な上に機内持ち込みが難しいものも多く、そうした機材が壊れれば仕事になりません。そうなれば会社の危機です。
そこで、私は考えました。「我が社の機材輸送用に、更に丈夫な鞄を買おう!」と!!
小型カメラは機内持ち込み、大型カメラや収録機器は定番のペリカン&クッションで行くとしても、問題はUST機材や液晶モニタ、RIGなどのかさばる周辺機器。これらをまとめて入れられて、なおかつ使い勝手の良いカバンが必要です。
そこで目を付けたのが、今回傷を付けられたのと同じメーカー、グローブトロッターの新しいシリーズ「Globe Trotter Expedition」です。これを機材運搬ケースにできないか、と考えたのです。
何が違うかというと……
まあ、まずは黙ってこのリンクをお読み下さい。
http://www.fashionsnap.com/news/2012-02-23/globe-trotter-expedition/
南極探検におけるスコット隊の悲劇はよく知られるところで、その失敗の原因は、探検に研究を組み合わせた無茶なスケジュール、急に増えた隊員数などもさることながら、英国軍式装備にこだわりすぎ、新型雪上車が故障し、軍馬は凍死し、最新鋭の牛革防寒具は水分を含んで服の機能を失い、英国風の紙のカバンは周囲の氷雪の水分や結露で分解して食糧や荷物の大半を失ってしまったことにある、とされています。
英国式の紙のカバン……そう、グローブトロッターが、スコット隊の失敗の原因の一つとも言われて居たのです。(ちなみに、服はかのバーバリー社製でした)
しかし、それを放置しないのが英国式。
スコット隊の失敗から100年経った今年「もしスコット隊がこの装備を持って行っていたらきっと成功したに違いない」という想定で、素材に紙では無くコットン布を使い、ボードの厚みが従来の1.5倍ある特注のグローブトロッターなど、当時の技術で再現可能な装備の数々が作られ、それを持ったBSAE隊がスコット隊と同じコースをたどり、見事に南極点往復に成功したのです!
そのBSAE隊が持っていったグローブトロッターこそ、この「Globe Trotter Expedition」です。
BSAE隊を助けたこの特殊なカバンなら、きっと機材を守ってくれる!……はず!高いけど!!
実際、今年の頭の諏訪湖御渡りの撮影では、結局零下10度でもまともに使えるカバンが無く、最後には手で機材を運んでおりました。
しかし、今度こそは、スマートに機材を運んでいけるのではないかと期待をしております。
今回利用したANAは「傷なんて見えない」「傷は軽度だ」「その程度の傷は保証しない」と抵抗し、しまいにはグローブトロッターに穴が開いているかどうか確認するために水をかけると言い出して大トラブルに。グローブトロッターは英国式の紙を積層したカバンなので、表面のコーティングが無くなると水が染みやすく、禁物なのですが、それすらわかって貰えませんでした。結局修理はして貰えることにはなったものの、未だに「受付の態度が悪かったので修理するが、本来は修理するような傷じゃ無い」と言い張り、大変に不快な思いをしております。
しかし、実際には鞄も中身も大きなダメージを受けており、修理上がりは9月中旬の見込み。幸い、機材こそほとんど機内持ち込みにしていたので無事でしたが、カバンの中のお土産の多くが凹み、弊社スタッフの自家消費になってしまいました。これがもしも、カメラやUST機器などの重要機材が入っていたらと思うと、ぞっとします。
今年はSIGGRAPHこそ参加しないものの、弊社アイラ・ラボにも京都ブランチができて移動も増え、これから秋にかけては毎年国際出張も多くなる季節です。それらの移動に撮影の並行して行う場合には、当然機材の預け入れもやむを得なくなってきます。私物やお土産程度ならともかく、仕事で使う機材にダメージがあったら、いくら「傷なんて見えない」と言い張ったところで、洒落にも冗談にもなりません。デジタル映像がメインでたいして高価な機材は無い我が社ですが、それでも、やはり映像機器は映像機器。入手困難な上に機内持ち込みが難しいものも多く、そうした機材が壊れれば仕事になりません。そうなれば会社の危機です。
そこで、私は考えました。「我が社の機材輸送用に、更に丈夫な鞄を買おう!」と!!
小型カメラは機内持ち込み、大型カメラや収録機器は定番のペリカン&クッションで行くとしても、問題はUST機材や液晶モニタ、RIGなどのかさばる周辺機器。これらをまとめて入れられて、なおかつ使い勝手の良いカバンが必要です。
そこで目を付けたのが、今回傷を付けられたのと同じメーカー、グローブトロッターの新しいシリーズ「Globe Trotter Expedition」です。これを機材運搬ケースにできないか、と考えたのです。
何が違うかというと……
まあ、まずは黙ってこのリンクをお読み下さい。
http://www.fashionsnap.com/news/2012-02-23/globe-trotter-expedition/
南極探検におけるスコット隊の悲劇はよく知られるところで、その失敗の原因は、探検に研究を組み合わせた無茶なスケジュール、急に増えた隊員数などもさることながら、英国軍式装備にこだわりすぎ、新型雪上車が故障し、軍馬は凍死し、最新鋭の牛革防寒具は水分を含んで服の機能を失い、英国風の紙のカバンは周囲の氷雪の水分や結露で分解して食糧や荷物の大半を失ってしまったことにある、とされています。
英国式の紙のカバン……そう、グローブトロッターが、スコット隊の失敗の原因の一つとも言われて居たのです。(ちなみに、服はかのバーバリー社製でした)
しかし、それを放置しないのが英国式。
スコット隊の失敗から100年経った今年「もしスコット隊がこの装備を持って行っていたらきっと成功したに違いない」という想定で、素材に紙では無くコットン布を使い、ボードの厚みが従来の1.5倍ある特注のグローブトロッターなど、当時の技術で再現可能な装備の数々が作られ、それを持ったBSAE隊がスコット隊と同じコースをたどり、見事に南極点往復に成功したのです!
そのBSAE隊が持っていったグローブトロッターこそ、この「Globe Trotter Expedition」です。
BSAE隊を助けたこの特殊なカバンなら、きっと機材を守ってくれる!……はず!高いけど!!
実際、今年の頭の諏訪湖御渡りの撮影では、結局零下10度でもまともに使えるカバンが無く、最後には手で機材を運んでおりました。
しかし、今度こそは、スマートに機材を運んでいけるのではないかと期待をしております。
アイラ・ラボラトリではBMCCの登場に備え、レンズを準備中です。
メインとなる単玉レンズには、コシナ フォクトレンダー COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SLII Asphericalを用意しました。
おお、フォクトレンダー!?と驚く事なかれ。
実は型落ち品を正価の5分の2の格安で入手したものです(^^;
しかも、最高級ラインのノクトンや高性能ラインのウルトロンとは異なる、カラースコパーという廉価ライン。
でも、フォクトレンダーには違いが無いですから(^^;
パンケーキレンズなので、Kiss X4に付けてもずいぶんと小さいことがわかります。
しかし、いかに格安のパンケーキとは言っても、フォクトレンダーはフォクトレンダー。
その描写力は本物です!
1/50 F3.5 ISO3200で撮ると、その描写力に驚きます。
ちなみに同条件のキットレンズ(18-135mm)で撮るとこんな感じです。
キットレンズだと、被写体になっているGH2の塗装の細部が上手く描けていないことに気づきます。
とはいえ、人間の目では、キットレンズ程度にしか見えないのですけれどもね!
メインとなる単玉レンズには、コシナ フォクトレンダー COLOR SKOPAR 20mm F3.5 SLII Asphericalを用意しました。
おお、フォクトレンダー!?と驚く事なかれ。
実は型落ち品を正価の5分の2の格安で入手したものです(^^;
しかも、最高級ラインのノクトンや高性能ラインのウルトロンとは異なる、カラースコパーという廉価ライン。
でも、フォクトレンダーには違いが無いですから(^^;
パンケーキレンズなので、Kiss X4に付けてもずいぶんと小さいことがわかります。
しかし、いかに格安のパンケーキとは言っても、フォクトレンダーはフォクトレンダー。
その描写力は本物です!
1/50 F3.5 ISO3200で撮ると、その描写力に驚きます。
ちなみに同条件のキットレンズ(18-135mm)で撮るとこんな感じです。
キットレンズだと、被写体になっているGH2の塗装の細部が上手く描けていないことに気づきます。
とはいえ、人間の目では、キットレンズ程度にしか見えないのですけれどもね!
LUMIX G X VARIO 12-35mm/F2.8 ASPH./POWER O.I.S.を会社で購入したので、そのご紹介です。
質感は素晴らしいものですが、非常に軽いのが特徴。
F2.8の大口径高速レンズと言うことで相当の重量を覚悟したのですが、いやはや、大したものです。
秋葉原の街角。
12mm(35mm換算24mm)の広角なのですが、歪み無く非常に綺麗に写ります。
ありがちな樽型歪みも最低限に抑えられているようです。
こちらが12mmの最広角。
こちらが35mmの最望遠です。
F値が変わらないのは便利ですね。
今回は仕事の合間に撮っただけなので、詳細な数字入りのご報告などは、また別途。
質感は素晴らしいものですが、非常に軽いのが特徴。
F2.8の大口径高速レンズと言うことで相当の重量を覚悟したのですが、いやはや、大したものです。
秋葉原の街角。
12mm(35mm換算24mm)の広角なのですが、歪み無く非常に綺麗に写ります。
ありがちな樽型歪みも最低限に抑えられているようです。
こちらが12mmの最広角。
こちらが35mmの最望遠です。
F値が変わらないのは便利ですね。
今回は仕事の合間に撮っただけなので、詳細な数字入りのご報告などは、また別途。
Blackmagic Cinema Camera(BMCC)が発売されたら、メインレンズの一本になるであろう「SIGMA 10-20mm F3.5 DC HSM」を弊社にて購入し、試してきましたのでご報告します。
まず、使い勝手ですが、安いレンズの割には比較的クリアで、何よりも焦点距離によってF値が変わらない点が素晴らしいものでした。
また、周辺部歪みも気にならず、常用レンズとしても使えると感じました。
ただし、若干周辺部ではにじみがあるようにも感じました。
何よりも、後玉が飛び出していないので、EF-Sレンズが付かないBMCCにも、きちんと装着できると思われます。
では、実際の撮影写真です。
機材は焦点距離が35mmフィルム換算で2倍となるマイクロフォーサーズのGH2を用い、BMCCでの2.3〜2.4倍という想定距離に近づけての撮影です。
まずは、10mm(35mm換算20mm)。これは、BMCCの最広角よりも若干広角かな、という所です。
続いて、20mm(35mm換算40mm)。BMCCではテレ端から少し絞った16mmにあたるので、恐らくBMCCにおいて常用になる距離だと思われます。
今回の撮影においては、Kipon社のマイクロフォーサーズ向け絞り付きEOSアダプタを用いましたが、これは、絞りが後ろ玉のさらに後ろにあるため、既に集光後の光線に干渉する形となり、効果的には絞ってくれないのです。ライトルームの外周光を削るしかできず、光量本体を削ろうとすると絞りの形に画像が切り取られてしまいます。
そのため、充分に絞りきれずに、シャッター速度を限界まで上げても白飛びするという悪条件の中での撮影となりました。
マイクロフォーサーズに絞り付きEOSアダプタを使う場合には、あまり絞れないことを前提として、NDフィルタは必須ですね。
BMCCはEFマウントネイティブでアダプタ不要なので、この問題はBMCCでは発生しないものと思われます。
まず、使い勝手ですが、安いレンズの割には比較的クリアで、何よりも焦点距離によってF値が変わらない点が素晴らしいものでした。
また、周辺部歪みも気にならず、常用レンズとしても使えると感じました。
ただし、若干周辺部ではにじみがあるようにも感じました。
何よりも、後玉が飛び出していないので、EF-Sレンズが付かないBMCCにも、きちんと装着できると思われます。
では、実際の撮影写真です。
機材は焦点距離が35mmフィルム換算で2倍となるマイクロフォーサーズのGH2を用い、BMCCでの2.3〜2.4倍という想定距離に近づけての撮影です。
まずは、10mm(35mm換算20mm)。これは、BMCCの最広角よりも若干広角かな、という所です。
続いて、20mm(35mm換算40mm)。BMCCではテレ端から少し絞った16mmにあたるので、恐らくBMCCにおいて常用になる距離だと思われます。
今回の撮影においては、Kipon社のマイクロフォーサーズ向け絞り付きEOSアダプタを用いましたが、これは、絞りが後ろ玉のさらに後ろにあるため、既に集光後の光線に干渉する形となり、効果的には絞ってくれないのです。ライトルームの外周光を削るしかできず、光量本体を削ろうとすると絞りの形に画像が切り取られてしまいます。
そのため、充分に絞りきれずに、シャッター速度を限界まで上げても白飛びするという悪条件の中での撮影となりました。
マイクロフォーサーズに絞り付きEOSアダプタを使う場合には、あまり絞れないことを前提として、NDフィルタは必須ですね。
BMCCはEFマウントネイティブでアダプタ不要なので、この問題はBMCCでは発生しないものと思われます。
日記概略
NAB3日目の映像です!
RIGを買ったので試してみたのですが……
酔いますね(^^;
NAB2012 3日目 セントラルホールから中継!
http://www.ustream.tv/recorded/21948428
aircraft productionの無人空撮ヘリ実演!
http://www.ustream.tv/recorded/21948303
酔いますね(^^;
NAB2012 3日目 セントラルホールから中継!
http://www.ustream.tv/recorded/21948428
aircraft productionの無人空撮ヘリ実演!
http://www.ustream.tv/recorded/21948303