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2005年→

2004年10月

10/28(木) 23:07

 今日は、自転車にも船にも乗れない日。
 仕事も明日から本格稼動とあって、暇のある一日。
 とりあえず、会社のスタッフとの打ち合わせを進めました。
 普段忙しく動いているだけに、こういう日はさびしいもんです。


10/28(木) 02:09

”ジープの自転車はこんな感じです




10/28(木) 01:39

 ちなみに私の自転車はJEEPの赤。
 妻の自転車はクラシカル風デザインの荷台付きのもの。
 両方とも折りたたみ式です。


10/28(木) 01:11

 今日は妻の通院日。
 本人に聞いても特に異常を感じない類の怪我なので、私も半強制的に通院に付き添いです。
 おかげさまで順調に回復し、今後は月に1回の通院で済みそうです。
 脳の怪我は後遺症が3ヵ月後前後に出てくるので、まだまだ油断できないのですが・・・

 とりあえず、怪我からの復帰祝いとして、自転車を買いました。
 将来船に積むことも想定して今流行の折りたたみ式の自転車です。
 しかし、安物なので、ごついし重い!
 船に積むというより、防犯上ベランダに置くのに重宝しそうです。



10/25(月) 20:39

 海王丸の事故の全貌が明らかになってきました。

 まず、海王丸が停泊していた位置は富山港沖1.6キロの台風の風波が直接当たるエリアで、地元の海上保安庁から2度、移動の指示を受けていたそうです。
 しかし、海王丸の池田船長の判断でその場にとどまり、午後8時過ぎに走錨(錨が流れること)。エンジンを全開にして沖に向かったそうですが、午後10時半ごろ、風波に負け後部から座礁。機関室に浸水してエンジンが停止して漂流状態となり、座礁から17分後には防波堤に圧着状態となったようです。

 最新型の強い定着力を持つ錨をもった同船が、なぜ、走錨したのかが疑問とされていました。ですが、だんだんと理由が明らかになってきています。
 船の(錨の)力を過信し、台風の威力を舐めていたため、地元の人の話を聞かなかったという形です。
 現状の話では、嵐による座礁の典型的なパターンそのものといえるでしょう。
 海は、地域によってまったくその顔を変えます。いくら経験豊富な船長といえども、海に詳しい地元の人の意見には耳を傾けるべきではなかったのでしょうか。

 不幸中の幸いで、この事件で死亡者がいなかったのは、航海訓練所のスタッフのしっかりした指導の賜物といえるでしょう。
 しかし、そもそもの災害そのものに、人災の側面が無かったのか、という疑問は尽きません。


10/24(日) 23:02

 今日は、妻の負傷後初めてのセーリングでした。
 とはいえ、無理はできません。
 昼までゆっくり休んで、午後から2時間程度、東京湾の風を楽しみました。

 マリーナはオイルボールとトイレットペーパーかすで汚れ、行き交う大型ボートの引き波でめちゃめちゃに揺られる有様でした。さすが行楽シーズンの秋だけあり、普段乗りなれない下手糞な運転の船がただただスピードを出して動き回っていて、怖いことこの上ありません。
 しかし、そんなことよりも、妻と二人で再びセーリングできたことが何よりの幸せでした。
 不思議なことに、行きも帰りも常に風がクローズホールドの位置から吹いてくる状態に風が回ってくれたため、2時間たっぷりと気持ちの良いセーリングを楽しむことが出来ました。

 とはいえ、そこは記憶喪失の妻。
 彼女は、航行中もセールアップの手順すら怪しく、最後の着岸にいたっては、離岸の記憶が混入し、せっかくつかんだ舫い綱を海に放り出す有様。
 色々と覚えなおさねばなりません。

 帰港後暗くなってからは、新兵器ランタンを点火。
 においの少ないパラフィンオイルを使用してみました。
 やはりヨットには生火の光が似合います。

 それにしても、海はいいものです。
 台風24号が接近しているため、がんじがらめに舫いを取ってマリーナを後にしましたが、帰り道は後ろ髪引かれる思いでした。


10/22(金) 19:25

 CG屋兼会社社長兼講師という職業柄、人を見る機会が多いのですが、自分の状況を自覚できずに突っ走って周囲に迷惑をかける人が、大人にも一定数いることに驚かされます。
 子供ならば自分の能力を把握せずに事態を制御しそこなって大失敗を犯すのは分かります。
 しかし、いい大人がそうした過ちを犯すのは、みっともないことこの上ない。
 冒険とは、入念な準備とリスクコントロールの上に成されるものであって、成功の可能性も見えないうちに思い込みだけで飛び込むのは、自殺と変わりません。
 よしんばそれで成功を収めたとしてもそれは単なる偶然の産物であり、再現性はありません。そして再現性のない成功は、非常に価値が低いものです。
 一万回に一回一万円が入るよりも、毎回確実に十円が入る方が十倍も価値が高いのです。

 最近、ちょうど妻が、病み上がりでそうした過ちを犯しがちです。
 本人は元気なつもりでも、実際には記憶力も体力も多少落ちているわけで、それらの回復には2,3ヶ月の時間がかかります。
 なのに、元気な気がするからという理由で怪我の前のような行動をとりたがり、結果、忘れ物や思い違いによる周囲の混乱を頻発させています。
 しかしだからといって、働くな、動くなというのとはわけが違います。
 記憶力が落ちたのであればメモを取れば良いだけのことですし、体力が落ちたのであれば道具を使ったり人の手を借りればいいだけなのです。
 大事なのは自覚をすること。そして、それに冷静に対処をすることです。
 それさえできれば問題は全て解決し、むしろ、怪我をする前以上の能力を発揮できることでしょう。

 冷静に自己を分析して欠点を補う力こそが、大人としての本当の実力なのだということを、最近感じているのです。


10/22(金) 18:30

 海王丸ですが、水線上の第2デッキまで完全に浸水している模様です。
 破口は船体下で見えないようですが、船内備品が勢いよく流れ出してきて乗員が怪我をしたというから、相当な大きさの破口が開いているのではないでしょうか。
 普通の船であれば廃棄処分が検討されるところですが、彼女は太平洋の貴婦人と呼ばれるわが国を代表する船。
 しかも、国家予算ではなく、民間からの募金で作られた、世界的にも珍しい練習帆船です。(練習帆船とは軍民両方の船舶士官を育てる目的の船です。国家の海洋政策を支える軍艦に準ずる船のため、通常の国では国家予算で作られます)
 台風24号が接近する中、いったいどうなってしまうのでしょうか・・・


10/21(木) 15:29

 台風で、海王丸が座礁しました!
 海王丸は、いわずと知れた日本の誇る練習用帆船です。
 日本には日本丸、海王丸と、二隻の練習帆船があるのですが、その中でも今回事故を起こした海王丸は海員(船員)を目指さない一般人でも体験航海として乗ることのできる唯一の船なのです。
 次の台風が来る前に、上手く離礁に成功して、修復できるといいのですが・・・

 今回の座礁で怪我人も出たようです。
 怪我人の方の状態も気になるところです。


10/20(水) 16:16

 またしても台風!
 それも超大型で強いTOKAGE(23号)と、その次のこれまた大きく育ちそうな24号が連発です!

 そんな中、妻は職場復帰を果たしました。
 思えば、記憶をなくした日も台風でした。

 嵐を呼ぶ女、まさにここにあり、です。


10/16(土) 23:57

 ここの所続く大雨で東京湾奥のマリーナが肥溜め状態のため、妻のリハビリも兼ねて、あちこちに出かけています。
 しかしそこは夫婦してヨット乗り。
 どうしても船ばかりに目が行ってしまいます。
 木更津くんだりまで出かけておいて、結局はマリーナ見学とあいなりました。

 妻は、木更津ヨッテルは沖泊めで怖いというイメージがあったようですが、モーターテンダーで乗降すると聞き、俄然好みのマリーナの仲間入りをしたようです。
 船を医者に止められているのも忘れ、モーターテンダーで湾内をぐるぐる走り回ってはしゃいでいました。
 木更津ヨッテルはトイレが無いのが欠点ですが、私たちの居るマリーナの一千万都民分の糞尿に比べたら、清潔清潔!
 釣った魚だって、おいしくいただけます。(笑)

 ちなみに妻は医者に止められていたはずの船の方では体調に異常なしでしたが、行き帰りの車でへたっていました。
 今回の記憶喪失騒動のおかげで、妻の車嫌いは単に感情的なものだけでなく、体質的なものもあったのだなと判り、ちょっと意外な思いがしています。

 その後は、デジハリで教え子の卒制発表会を見学。
 みな、立派に作品を作り上げていて、ほっとしました。





10/16(土) 00:23

 ちょうど一週間前、雨のマリーナです。
 光源を3重にして雨そのものを写してみました。

 きらきらと光る無数の雨のしずくが、恐ろしいくらいの美しさだったのを記憶しています。




10/16(土) 00:19

 妻が記憶を失った日から一週間。
 今日の命があることを神に感謝しています。

 先週の今日は、台風の前日でちょうど土砂降りでした。
 台風増索をするためマリーナに居た私は、オイルスキン(カッパ)とライジャケ(救命胴衣)を身につけて、決死の覚悟で居ました。
 風雨の強まるマリーナは危険だからと妻は家に帰し、私一人での作業だったのですが、最先端のハイテクオイルスキンだけあってまったく体は濡れず、それどころか汗ひとつかかない爽やかな状態のまま作業を行うことが出来たことを覚えています。
 それに対し、安全なはずの家に帰った妻は頭部を強打し、記憶を失っていたわけです。
 世の中の皮肉を思い知ります。



(なお、文章を敬体に戻しました)


10/14(木) 02:28

 台風襲来!
 今度は台風23号<TOKAGE>の襲来です!

 台風は、時期が遅れれば遅れるほど威力があるという通説があるため、かなり心配です・・・(気温差が大きく風速が増すとのこと)
 現在、我らが”まがもん”はびっちりと台風舫いをされています。
 あとは襲来までにジブを降ろすチャンスがあるといいんですが・・・


10/14(木) 02:27

 妻がとりあえず意識を取り戻しました。
 ご心配をおかけいたしました。

 状況を申しますと、下記のとおりです。


10/8 夜9時 会社を出た妻からマリーナの私に電話。この時は正常。

夜10時20分 台風舫いを終え、自宅の妻に電話。この時点で電話には出るものの、話している内容が異様で頭痛を訴えていた。即座に119番通報。しかし、妻が記憶以外はまったく正常なため、麻薬中毒患者か精神病者のいたずらと誤解を受ける。

夜11時過ぎ 携帯電話にて救急隊と押し問答をして時間を稼ぎつつタクシーにて自宅着。即座に記憶障害であることを証明し、誤報の場合には私が責任を取ることを明言する。救急隊がようやく動き出し、脳神経外科に急行。

夜11時半 病院着。即座にCTを取り、頭部を強打したことにより、逆行性健忘(いわゆる記憶喪失)と順行性健忘(新規記憶が出来なくなる症状)、見当識障害(自己の状況認識が出来なくなる症状)を起こしていると診断。即座にICU入り。

10/9 3時ごろ  見当識障害から徐々に回復

5時ごろ 順行性健忘から徐々に回復

6時ごろ 逆行性健忘から徐々に回復

7時ごろ ICUから一般病室に移動。生命の危機を脱する。

 途中、気の動転した妻の実家の両親に詰問され一時状態が悪化するも、同日夜までにはほぼ完全に意識を回復。意識の回復と共に詳細な検査が可能となったため、MRIをはじめとする詳細な検査を行なった。


 ・・・という状況です。
 現在はだいぶ病状も落ち着いております。

 なお、頭部強打の原因ですが、現在のところはまったく不明です。
 自宅に居たところを発見されたので自宅付近で強打したことは間違いないのですが、いまだに事件前後については強い記憶喪失が起こっているため、詳細がわかりません。
 自宅の鍵が内側からかかっていたためおそらく自宅で転倒したものと思われますが、自宅のどこにも転倒の痕跡が無く、また、妻が常時持ち歩いていた防犯スプレーが一本紛失しているところから、自宅付近に潜んでいた何者かによる犯行後、妻が薄い意識の中自宅に逃げ込んだ可能性もぬぐえません。

 幸い今回は大事には至りませんでしたが、皆様、くれぐれもお気をつけください。


10/9(土) 21:21

 妻が強く頭を打ち、意識関係のトラブルを起こして入院しました。
 そのため、しばらく更新が出来なくなります。


10/7(木) 22:44

 仕事上、ストレスがたまり、ついに円形脱毛症に・・・
 とほほほほ。
 会社そのものは順調なのだが(まあ不況で仕事は少ないし、入金も遅れまくっているが)、外注に出しているスタッフが仕事をするのしないのと暴れまわっているのだ。

 他のスタッフも不穏な空気に集中を乱されるため、無能なスタッフが一人居るだけで会社全体の能率が下がり、大惨事である。
 やるならやる、やらないならやらないときっぱりすればいいものを、なにやらこちらの気を引くようなメールを送りながら、ずるずるずるずるとやっている。
 つまり、彼は他者認証意識が強すぎるのだ。
 エンターテインメント系のものづくりの世界は結果のみである。他者認証を待っている余裕はないし、認証してもらっても売れなければ無意味である。
 また、自分の能力の不足を交渉やその場しのぎの言い訳で回避することも困難である。一般の業務と違い、結果は個人ごとの売り上げという明確な数字で出てしまうのである。
 それに適応できないものは去るしかないのだが・・・

 実のところ、そうした人間でも教育を施せばいつかは適応できると思っていた時期が私にはあったのだ。
 教育に携わる人間特有の甘さではあるが、会社の社長としては甘すぎだ。
 人格は変わらないし、25歳を過ぎたら成長などしない。ましてやセンスは絶対に身につかないし、クリエイターに最も必要な清廉潔白さや英雄性、カリスマ性にいたっては、どう教育していいかなど誰にもわからない。
 そうしたものを持たない人間に教育をしたところで、それは彼自身にとって苦痛にしか過ぎず、こちらが恨まれるだけに終わるのだ。
 彼の存在はそうした当たり前のことを改めて教えてくれるという意味で、非常に貴重である。


10/7(木) 19:58

 ちなみに、売れちゃったハーショフ。
http://www.miniton.com/tyukotei/hasyofu28.html




10/7(木) 17:04

 舵誌の広告でハーショフ28が出ていた。せめて試乗だけでもと電話したところ、もう売れていた・・・30年落ちで168万円・・・ハーショフとしては妥当な金額だったのだが、残念・・・
 ロングキールの古い船には強烈な憧れがあるのだが・・・

 ちなみにこのことを妻に話したら、ど〜〜んと落ち込んでしまった。
「モノに過ぎないということは分かってはいるけど・・・理屈の上では買い替えというのがあるとは分かっているけど・・・」
 というのが彼女の弁。

 確かに船ってもんは、特別な愛着が湧くものだ。
 もちろん他の船を買うときには”まがもん”を売らざるを得ないわけだが、こまごまと手を入れている船を売ることには、確かに抵抗がある。
 モーターボート2艇ならともかくヨット2艇を養うというのは、資金面よりも時間や精神的に無理がある。
 ヨットを馬にたとえる人がいるが、大変よく分かるたとえだ。
 とにかくヨットは手がかかる。
 そしてその分、特別な愛着が湧くのである。



10/6(水) 01:25

 「ついつい力で物事を動かそうとしてしまう」
 と、あるやり手ビジネスマンの方がそう仰っていた。
 たしかに、人を率いる仕事をしていると、つい、一事が万事力で物事を動かしたくなる。
 特に、故意にトラブルを起こして仕事をサボったり、ドサクサの利益を狙うタイプの輩を動かしている時にはその傾向が強まり、嫌になる。
 まあ、出資者の財産と社員の人生を預かる身としては、胃が痛かろうがなんだろうが当然の義務ではあるのだが、日常がぎすぎすしてしまうのは認めざるを得ないところ。

 しかし、私は確かに会社経営者ではあるものの、それ以前にデザイナーの端くれ。力任せなばかりでは、センスが磨耗してしまう。
 そういう時にヨットは効く。
 どんなに私が力を振り絞ったところで、海にはかなわない。かなわないどころか、相手にすらならない。
 ただひたすらに海と風の様子を伺い、そのわずかな力のおこぼれをもらって先に進む。
 海に対しては、私は意欲的でアイディアにあふれた従業員でさえ居ればいいのだ。
 人の上に立つことに疲れた者にとって、これ以上の快感はない。


10/5(火) 18:47

 今月号の舵誌にアイラ島(Islay)についての記事が載った。
 イギリスの片隅の田舎酒をこよなく愛する者としてはうれしい限り。
 いつかは自分の船でと願うアイラ島の写真が見れたのも大きな喜び。
 だが、AMEXの会誌Departureにも載らないような取って置きの蒸溜所について堂々と書かれてしまうと、なにやらさびしい気も・・・

 もっとも、雑誌に載っている酒瓶の写真は全て蒸溜所公式ルートの工業化された均一の味のするビンばかり。(シングルモルト・ブレンドバレル)
 それに対し、我がまがもんに装備されている酒の数々は、いずれも目利きが蒸溜所から直接購入した樽から酌み出した、瓶詰め業者の手による樽出し熟成品ばかり。(シングルモルト・シングルバレル)
 味も香りも違うのだから、と自分を納得させた。


*今回から本文の文体を常体に戻しました
 こうしたメモ書きとの区別をつけるためです
 敬体の方が好みの方は一言くださいませ



10/5(火) 03:31

 毎度毎度の台風接近中。
 せっかくセーリングベストシーズンなのに、台風22号が接近中。
 ここんところずっと悪天候で乗れません・・・
 今のマリーナは、悪天候の後数日間は未処理汚水のせいで水が汚濁してしまって乗れなくなるのが最大の欠点。
 こういう天気では、船に乗りようもありません。

 こういうときに限って会社ではスタッフが問題を起こします。
 チームワークを理解できない人は、自分がチームに不可欠な存在になったと感じた瞬間に、すべての手柄を自分のおかげだと思い込むようで・・・
 普通は、チームの一員として自分にしか出来ない仕事を成し遂げた瞬間に最高の充実感を持ってお互いを称え合うものなんですが、その手の人は何を持って仕事に充実感を感じているのでしょうか・・・?


10/4(月) 09:30

 昨日10/3は日曜日。
 先週は雨で船出できなかったため、今週こそはと思ったのですが・・・
 先週にも増した大雨です。
 涼しくなったマリーナは臭いも少なく快適ですが、この大雨で下水の未処理水が流されるかもしれないのが怖いですね・・・

 やむを得ずエンジンだけ回しに行き、そのあとは旧友カップルと4人で飲み屋に繰り出しました。


10/2(土) 04:10

 堀江健一さんが無寄港世界東回り一周に出発したそうです。
 無事の帰還をお祈りしたいところです。

http://www.suntory-mermaid.com/

 うちの”まがもん”も世界周航を夢見て買った船ですが、さすがに無寄港なんて考えもしないこと。
 そもそもYamaha-31EXは外洋艇とはいえコースタル(沿岸)〜オフショワ(近海)セイラーですから、オーシャン(大洋)を突破するのはなかなか困難です。
 ”まがもん”で旅立つ場合、世界周航といいつつも、数日置きにあちこちの港に寄りながら、大きな嵐を避け、基本的に陸よりを帆走る事になると思います。

 それに対して、堀江さんの船は半年以上ものあいだ、常にオーシャンに居続けることになります。
 シングルハンドということで、睡眠時間などには座礁や他の船の航行の恐れが少ない沖を通らざるを得ないわけで、ただひたすらに陸地を避け、海だけを見て過ごす事になるわけです。もちろん、台風やサイクロンクラスの嵐でも、陸がないのですから避けようもありません。
 今はネットが発達し、会話には不自由しないとはいえ、その孤独と恐怖に耐えて正常な判断を強いられ続ける環境は、想像を絶するものがあります。
 もちろんヨットの旅だけあって、楽しみがないわけではない・・・というよりも、日々これ楽しみそのものであるには違いないと想像できるのですが、いやはや、そんな冒険を何度も何度も挑むというのは、まさに超人的な精神力です。
 うちの”まがもん”は、堀江さんの今回使う船には足元にも及びませんが、堀江さんが若かりし頃単身太平洋を突破して日本の鎖国を破った初代”マーメイド”号よりもはるかに高性能。それを考えれば、いつかは、とは思いますが、、、いやはや・・・

 ちなみに”まがもん”でのクルーズのお話。
 YAMAHA艇というと皆さん外洋帆走能力を心配されますが、YAMAHAヨット営業の下里さんやセントラルの大島さんの話では意外に海外クルーズに出ている船は多く、一回り小さいY26CEXで太平洋を渡った方や、ほぼ同型のY30CEX(しかも一度水没してサルベージした船)で毎年のように南太平洋に出ていらっしゃる方もいるそうです。(さすがにあるていどの改造は必要、とのことですが)
 実際乗りなれてきてみて、腰は軽めなものの強ヒール下での復元性能はなかなかで、フルスケグラダー(舵保護板つきの舵システム)だけあって直進性もかなり高く、船体の波切もかなり良好、というのが今のところの感じです。
 荒れた海でのブロードリーチ〜ランニング(後ろからの風)は試していないので、そこでのコントロール性能とブローチングの危険性だけは、まだ、噂を確かめていませんが・・・(^^;


PerlDiary S Ver.1.02