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2006年2月

2/24(金) 22:58

 トリノ五輪金メダルの荒川さん、見ているものを魅了する見事な演技ですね。
 滑っている最中から、他の選手とは格段に別次元の演技。
 全てが軽やかに、そしてゴージャスに、ゆったりと見えるのですよね。
 無限に積み重ねてきた修練だけが作り上げる、真の才能を見ることができるのは、幸せなことです。

 他のフィギア選手からいじめられていたというけれど、その卑劣な連中の動機が判る気がしますね〜。
 ここまで別の世界に生きている人だと、いくら才能に劣る彼女らにも、はじめから演技では勝てないことが理解できたのでしょう。


2/19(日) 02:03

 トリノオリンピックを見て。

 カーリングでは、個人的にカナダチームのニクソンのファンだったので、チーム全員食あたりで調子が悪いせいで戦績が悪く、決勝に出れないかもというのはちょっと残念な気もしますが、とにもかくにも日本チームの勝利は嬉しいことです。
 食あたりというだけでなく、カナダチームはほぼ全員が元々自分のチームのスキップなので、チームワークにも難がある感じが見て取れます。スキップの判断にいちいち他の選手が反論をしているのが非常に気になるところ。他の選手の判断を気にしてスキップが難の少ない判断をせざるを得なくなり、戦略に影響をしてしまっている感じがします。私はヨットマンなので、スキッパーの判断は神と王の間の地位にあるべき(場合によっては神よりも上にあるべき)だと思うのですが……
 前々回のオリンピックまでは、カーリングの女王と呼ばれた誰もが認める世界ナンバーワンのサンドラ選手を中心にまとまっていたのですが、彼女がガンで亡くなった影響が今になって出てきた感じですね。

 ちなみに、ニクソン選手の敗戦のコメントは「何を食べればいいのか、何を食べてはいけないのかが判らない」というもの。よほど食中毒が気になっているようですね。


2/15(水) 00:31

 ライブドアについてのニュースがにぎわっています。

 しかしこれって、ちょっと待てよ、と思うのですよね。
 こうした拝金主義的、即物主義的なアホな発言は、別にライブドア社員に限ったことではないのです。
 実際、私の会社で今年も多数の学生さんを面接したわけですが、ここ数年、こういう主義の子があまりにも多いように感じます。
 大体、年齢層で言えば30代に多いのも特徴です。(弊社は私含め、元々大学院卒・中退が標準という変な有限会社なので、年齢層が高い子でも受け入れているのです)
 こういう子は得てして手先が器用でそれなりの絵を描くのですが(弊社はCG会社なので、全員絵描きなのです)、残念ながら随所に手抜きが見え、また、法律遵守の意識が極めて薄いのが特徴です。
 特に、法律も含めた規則に対する反応は特有です。彼らの思考を端的に言うと、『罰を受けなければ法や規則は破ってもよい』というもの。そもそも法や規則というものが、人に幸せをもたらすためにあることをまったく理解していないのです。
 こういう子は、残念ながら企業としては雇うことができません。また、雇ったとしても、決して本人も幸せにならないことを実感しています。何しろ、隙があれば楽をしようと手を抜き、自分の目先の利益になると思えば脊髄反射的にその行動を選択するのです。特に、罰せられないぎりぎりのグレーゾーンの手抜きや規則違反をするのが得意で、一度行動して罰せられなければそれが許容されたとみて、次にはさらに手抜きや規則違反を目指すのです。
 企業として、そんな人間を仲間にするのは、あまりに危険すぎますし、そもそもそんな仲間が居ては、仕事が楽しくなくなり、企業活動に深刻なダメージを与えることになります。当然、そんな人間を雇用し続けることは困難なのです。

 こうして、弊社や周囲のまっとうな企業からはこういうタイプの人間は排除されてゆくわけですが、反面、排除された結果、ライブドアのようにこのタイプの人間ばかりが寄り集まった企業や集団というのも確かに存在するのですよね。
 会社を興して判ったのですが、実は、いわゆる有名企業にもこうした掃き溜めのような企業は多くあり、大変驚かされました。
 ですから、ライブドアの事件を報道で知ったときには『ああ、ついにこの手の企業が挙げられたか』と実感したものです。

 確かに、ライブドアのやったことは、元々は『キャピタルゲインをきちんと得て、社会的地位の逆転を実現する』という立派なものであったことは確かです。
 日本で生まれつきの貧富の差を逆転する方法は宝くじと株式上場益しか方法がないと言われ続けていましたが、実際にはさまざまな規制の結果、株式上場益を得ることは事実上許されていないことが最近暴露されてきたわけです。つまり、我々貧乏人の子は一生貧乏人でいるしかないのです。
 そこに気がついたライブドアは、株式分割で売却をしやすくしたり、株式交換で売却の必要なく直接会社を購入するといった斬新な方法で、そうした社会的制約を突破しました。これは評価されるべき部分です。
 しかし、その後があまりにもまずかったのです。罰せられないときがついた彼らは方法を少しづつ拡大解釈し、やがては明確に法律の枠を超えてしまったわけです。このやり方は弊社のようなちっぽけな会社にすら採用されない子達の理屈となんら変わらず……つまりは、拝金主義、即物主義が悪影響を及ぼしたように思えてなりません。

 この手の拝金主義、即物主義の子達は、お金や権利などの形に見えるものを強く欲しがります。しかし、お金は所詮道具に過ぎません。いい道具があれば確かに便利ですが、お金があるということは、ただ便利だという、それだけのことなのです。
 当たり前の話ですが、個人の幸せは、お金とはあまり関係がありません。
 何かを成し遂げた達成感や、人に何かを与えた自己犠牲感が、幸せに直結するものなのです。実際、最近の脳科学では、人は何かを得た時にはほとんど快楽を得ることができず、他人に何かを与えたときに初めて強い快楽が得られることが多いといわれています。
 人生は限られているのです。
 自分の利を目指すのではなく、他人に与えませんか?
 お金や能率にこだわって手を抜くよりも、多少金銭的には損でも、自己満足のできる仕事を成した方が、絶対に幸せになれると思いますよ?

 もちろん、1人の経営者としては、日本の階級社会の逆転の必要は、強く感じますけどね(^^;


2/13(月) 16:23

 先週末は年に一度の東京ボートショーでした!
 東京ボートショーは、幕張メッセの会場で、つまり陸上で行う、良くも悪くも世界的にも珍しいボートショーです。
 この大イベントに、ヨット乗りとしては行かない手はありません。会社が決算期を迎えた上、ゲーム周りの仕事で徹夜が続く中、行ってまいりました!(いや、徹夜が続いているのは、うちの”かるがもん”のトラブルで1月中船にかかりきりになりすぎたせいもあるんですけどね(^^;)

 まず、開催規模ですが、同じ幕張メッセで、RVショーと、ドラッグストアショー、そして怪しげなおば様たちの集団の集まりの4イベントが同時開催されてしまうほど小規模なものでした。
 これは、去年まで同場所開催だったフィッシングショーが横浜に移動したためです。(開催時期は同じく先週末です)
 ただ、その分中身が濃く、非常に楽しいショーとなりました。

 まず、ヨットの展示ですが、クルーザーはなんと一艇だけ。
 しかも軽量快速な”ベネトゥ オセアニス323”。
 軽い船は31EXで懲りていたため、見学もせずに終わりました。
 普段退屈な仕事をやっている人には週末にヨットレースの刺激があるというのも選択肢なのでしょうけれど、普段あれだけハードで楽しい仕事をやった上に週末にレースなんて、いっぱいいっぱいですからね(^^;
 ヨット・ボートの世界では、船は人格……少なくともその人の趣味くらいはあらわすと思われがちですので、私は自分の器量にあった、丸くてちっちゃくって足が遅くって、その代わりにタフで打たれ強くて確実にどこにでもいけるタイプの船が似合って居るのではないかと思っています。

 また、ヤンマーさんのブースでは、なんと、ヨット用小型ディーゼルエンジン”1GM”の後継エンジンの展示がありました。
 その名も、”2YM15”!
 船齢18年のボロヨットのポンコツエンジンは、そろそろ大規模メンテか交換が必要なので、期待が膨らみます!

 ただ、重いんすよね、これ。。。
 もともと1GMが76キロしかないところに、110キロ超のエンジンは重過ぎます。
 しかも、今までのエンジンマウントが使えず、排気管の左右の位置も逆。つまり、載せ替えには、船自体の工事費も含めて120万円程度かかるということなのです。いくらなんでも高いです、これは。
 もちろん2気筒で、しかも間接冷却(つまり温水シャワーが使える)なんでしょうがないんでしょうけれども。
 ちょっと……というか、当分様子見です。

 今回よかったのは、周辺機器です。

 まず、GPSが大幅に値崩れを起こしていました。
 これは、今回は未出展でしたがプラスゲインという会社さんが米国産のC-MAP対応GPSを安く日本語化して、しかもより高性能なDGPSとして販売していることの影響と思われます。
 何しろ天下のFURUNOの新型GPSが、なんとC-MAP対応で168000円! プラスゲインさんの値段とまったく同一です。
 ただし、残念ながらNavNETには未対応とのこと。そうすると、FURUNOにする必要があまり無いんですよね。。。

 GPS同様、レーダーも値崩れ開始していました。
 なんと、2kwレーダーだと、最新機種で実売25万円。
 まだ、数社だけの値崩れでしたが、今年の後半には期待できそうです。
 いや、まだ船の修理も終わっていない状況では、とてもじゃないけど買えませんけどね(^^;

 そして何より、私が気に入ったのがこれでした!

 一見すると、単なるおばちゃん用買い物バッグ。しかしてその正体は?
 なんとこれ、冷蔵庫なんです。
 しかも世界のモビクール製品!
 元々は買い物用に開発されたものなのだそうですが、冷蔵庫のしまいどころに困るヨット・ボートでは、畳める冷蔵庫というのはすばらしい魅力です。しかも、うっかり転がっても周りを壊さないし当たっても痛くない!!
 値段も、なんと9000円を切るお値段。
 もちろん即購入です。

 次の写真は、舵誌などで以前から知っていたヨット用の艤装ファッションブランド、”BLUE”のコーナー。

 いやあ、どれもこれもお洒落で、思わず衝動買いです。
 ヨット用というと、今までは真っ青か真っ白で、ろくなデザインのものが無かったんですよね。
 ところがこれは、お洒落。しかもかなり実用的です。
 特に気に入ったのが、ハリヤードロープをバルクヘッドでまとめるスナップです。
 こうしたちょっとしたアイディア商品って、おしゃれとは縁遠くなりがちなんですが、これはとてもお洒落。
 同じようなものをあまった金具とロープの切れ端で作ろうと思っていただけに、嬉しい出会いでした。

 そして、長い渋滞を切り抜け、マリーナに着き、艤装開始!

 ……と思ったのですが、同時開催のRVショーやドラッグストアショーに捕まり、結局は犬グッズを買い捲りの一日となりました(^^;
 なかなか似合っています(……よね?)


2/7(火) 23:00

 修理済みの部分をいくつか忘れていました。

ビルジポンプ修理:
 ビルジポンプ、修理済

船底塗装:
 船底塗装は関東水域にあわせてSEAJET33黒に変更。プロペラはペラクリン処理


2/7(火) 14:01

 船関係、直りつつある部分と追加パーツなど。

○修理およびレストア完了部分
船底の傷:
 すべて削りだし、パテおよび再積層で完全補修の上、エポキシ処理済み
 現在、強度的な問題はなし
 夏に一度再チェックの見込み

オズモシスブリスター対策:
 船底の傷のついでに、すべて削りだし完全補修の上、船底全面をエポキシ防水処理済

舵の割れ:
 舵板のクラック部分を削り取り、中の水を除去した後、再積層済み

船内側の剥離:
 破損箇所をすべて削りだした後、再積層済み
 上からゲルコート処理済
 急な寒さでゲルコートがやや硬化に問題あるが、強度、再積層部分にはまったく問題なし
 夏に再チェック予定

コンパス交換:
 コンパスを新品のプラスティモ、コンテスト101に変更

デッキフィッティング:
 マストフット集約型から、コックピットリード型に変更
 ブロック、クリートなどを追加

ロープ交換:
 ジブおよびメインのハリヤードロープを新品のものに交換。サムソンのダイニーマ混合ロープ
 従来のハリヤードロープはリーフロープに転用予定

フェンダー交換:
 従来のフェンダーをすべて桟橋側に設置し、船には新たに購入したフェンダー4本を常備
 板フェンダー2枚は旧来からの所持品を流用

タコメーター修理:
 タコメーター(エンジン回転計)を修理

鍵新調:
 船の入り口の鍵及び、エンジンキーを新調

船名シール:
 旧シールをはがし、”かるがもん”シールを作成、貼り付け済み

バッテリー交換:
 バッテリーを交換。1番にオプティマブルートップ、2番にシーキングMAX90Aを使用

ライフライン調整:
 ライフラインゲートを、調整

スルハル・キングストン関係:
 キングストン弁はじめ、スルハルフィッティングはチェック済み

スタンチューブ:
 スタンチューブのグランドパッキンは交換済み



○修理およびレストア完了部分
オートパイロット取り付け:
 ST1000+を取り付け中

エンジン排水系統修理:
 エンジン排水系統の異常な接続を修理予定
 強振動が無い限り問題ないので、夏ごろ修理か?

エンジンオイル・ジンク・燃料汲み上げポンプ交換
 春先までに修理予定

船検シール貼り付け:
 紛失されてしまった船検シールを入手、貼り付け予定

バッテリーチャージャー設置:
 バッテリーチャージャーおよびサブバッテリーチャージャーを右舷トイレ奥にリードして再設置予定
 現在の仮設置位置は、海水をかぶる危険性高し

バウコードホールコーキング:
 バウ(船首)電線コードの穴をシリコンでコーキング予定

船内床ニス塗り:
 船内床面をサンディングの後、ニス塗り予定

船内壁オイル塗り:
 船内壁面をサンディングの後、チークオイル仕上げ予定

ジャックライン設置:
 ハーネスフックをかけるジャックラインを設置予定
 バウクリートからスターンクリートまでか?

ジブファーラーラインブロックリード:
 ジブファーラーラインをベケブロックにリード予定

ハーネスフックのコックピット取り付け:
 ハーネスフックを2つ、コックピット内左右舷に取り付け予定

チークレールニスはがし及びオイル処理:
 チークレールのニスをはがし、オイル処理に変更予定
 夏ごろまでに?

ジブリーダーレール修理:
 ジブリーダーレールを修理予定

ブロンズ部分磨きこみ:
 ブロンズ部分を磨きこみ予定

ブームトッピング改造:
 ブームトッピングをブロック付きのものに改造予定



○近日中の夢
ハードドジャー:
 ハードドジャーを積層で作成、設置?
 お盆休みの課題か?

DGPS魚探設置:
 DGPS魚探を設置予定
 ボートショーで安い出モノがあれば。。。


 クレーム修理に入った業者さんが非常に丁寧かつ最高の腕前で仕事をしてくださっているので、修理は順調に進んでいます。
 修理ついでに一気に艤装も進め、怪我の功名といった感じです。


2/1(水) 01:23

 ここ数日忙しくて日記を更新していません。
 簡単にここ数日の概要のみ。

・専門学校系の雑務急増中。みんなちゃんと就職しろよ〜!
・会社も決算を迎え、ひいひいです。
・ヨットの修理は順調なれど、予算はかかりそう。職務における一層の頑張りが必要(^^;

 ちなみに、皆さんにご心配をおかけしているヨットの傷は、跡形も無く直りつつあります。もちろん強度にもまったく問題ありません。
 今度のヨットは、元がいい船だけに、結局こういう傷などのトラブルにも強い、ということのようです。
 これが前の国産艇だったら、船体強度に関わる重症でした。。。
 ところが今度の船では、オズモシスブリスター(FRPの含水による水ぶくれ)対策が同時にできて、むしろ良かったくらいの状況です。
 いいものは高い。でも、結局いいものの方が最終的には安くつくんですよね。


PerlDiary S Ver.1.02