Magamon's Log 航海日誌 | ホームページへ戻る |
←2007年 |
|
|
|
|
5月→ |
|
我が社の今年の春の研修旅行はスキーの予定。
とはいえ、番組改編期のため、当然日帰りです(^^;
で、ネットからJR東日本のビュープラザに申し込んだのが昨晩のこと。
それなりにまとまった人数なのですが、あっさり受け付けてくれて、しかも一発クレジットカード決済。世の中も便利になったモノだと思ったのです。
そして翌昼。こんなメールが届いていました。
この度はびゅう国内ツアー予約をお申込みいただきありがとうございます。
誠に申し訳ありませんが、受付番号**********のお申込みにつきまして、
予約がおとりできませんでした。
お申込みのツアーにつきましては、ご希望の復路の列車が
満席となっております為、お手配できませんでした。
他のコースをご希望の場合は、お手数ですがあらためて
お申込みくださいますようお願い申しあげます。
□電話番号
0570-****** ※携帯・PHS・IP電話からは03-********
03-********(予約済の変更・取消専用)
春一番が吹き荒れていますね。
春一番とは、元々は海事用語で、春一番の大嵐のこと。
古来から多くの人命を奪ってきた恐ろしい風です。
これが吹き始めると、しばらくヨットはお休み。
メンテナンスも外装メンテは不可能になり、内装部分だけのメンテナンスになります。
風がだんだん弱くなって、暖かくなってくると、メイストームが吹き荒れる5月までの短い期間の間、春のヨットシーズンが到来します。
イージス艦事故で、どうも、ネット情報で、奇妙な大嘘がまかり通っているのが気になります。
曰く、「世界的には、小型民間船が軍艦や大型船を避ける法律が普通だ」というもの。
ここをお読みの皆さんならご存じの通り、私はオーストラリアでヨットの短期留学をしてイギリス女王陛下の名の下RYAのコースタルスキッパー資格とショアベースドヨットマスター資格を頂戴しているわけですが、少なくとも英連邦ではそんな事実はありません。
また、そもそも、海上衝突予防法自体が、実はただ単に国際条約によって指示された文面を翻訳したものに過ぎません。つまりそれ自体が国際常識であり、国際法なのです。
国際的な海上の序列では、あくまでも、最優先:故障・行動不自由船、二番:漁労中の船、三番:帆走中の船、四番:動力船(軍艦含む)、という序列です。この序列を勝手に壊すことは条約で禁止されていて、唯一、港内や特殊な海域を指定して、その中でだけは順位を変えることが許されています。日本ではそれを港則法や海上交通安全法施行規則によって、港内や東京湾、伊勢湾のみにおいて指定しています。
従って、軍艦が優先などという国際ルールはどこにも存在しないのです。
そもそも、軍艦を見分けろなんて言うのは、まさに陸人の理屈で、これは海上では実行不可能です。
衝突の危険性がある時は、当然鋭角に進路が交わっているわけで、お互いの正面しか見えません。せいぜい、帆船か特殊な旗を掲げていないかくらいは見えても、軍艦かそうじゃないかなんていう区別は付きません。
特に今回の事件のような夜間走行ではほとんどのケースで判別不能です。
従って、そうしたルールが国際的にあると主張すること自体が、海の人間にとっては冗談のようなものなのです。
もちろん戦闘中の軍艦に関しては、UY旗(訓練中)、NE4(射撃中)などの旗を掲げることで他船がこれを避けることとなっていますが、これは上記の海上衝突予防法の「行動不自由船」に当たるからであって、当然今回のケースのような単なる移動では当てはまりません。また、当然訓練では、事前に公告の上、周辺海域に警戒船を配置してその海域への出入りを制限しています。
また、私が気になるのがもう一点あって、今回の被害船が日蓮宗が広く信じられているエリアの漁港所属のため、日蓮宗に敵対する「嘘も百遍いえば本当になる」のスローガンでお馴染みの某与党宗教の方がここをチャンスとばかりにバッシングをしているのではないかという噂話を聞いたのです。
もし万一この噂話が本当であるとしたら、これはあまりに異常な事態であって、ネット上での盛り上がりに一切の信憑性が置けないことになります。
実際の所はどうなのでしょうね?
今日は小沢塾関係のプチ会合があったので、銀座に出てきました。
ちょっと早めに着いたので、いつものお店で買い物を。
今回の戦利品は、上記写真+ホワイトデー用のチョコ。
ホワイトデーは、独身の頃は最低10個はお返しが必要だったものですが、結婚した途端に数が減って楽ですよ。ははははははは。
曰く、他人の釣り上げた魚にわざわざエサはやらんのが女心とか。
で、気を取り直して自分土産解説。
まずは酒類とジャム。
ベンリーク(BenRiach)は、最近のアイラモルトブームに乗っかって、対抗のスペイサイドモルト陣営が出してきた最新兵器。
スペイサイドモルトながら、フェノール度数がどのアイラよりも高いのが自慢だそうで、確かにラフロイグよりはるかに薬臭い!
なんというか、アイラモルトのうんと煙い奴から、潮の香りを抜いた感じです。
スプリングバンクは、まあ定番だから説明はいらないですよね。
キャンベルタウンロッホの歌で有名な、あのお酒です。
次いで、最近ハマっているリキュールマーマレードのスコッチ版があったのでそれを入手。
マッカランと、フェイマスグレイスと、ボウモアのマーマレードです。
私は最近パン焼きが趣味なので、これがまた楽しみです。
フォートナムアンドメイソンのスコッチマーマレードやコニャックマーマレードよりもさらにマニアックですよね。
ただ、車を使う日は飲酒運転になるので、このジャムは食べられないのが欠点。
最期に、定番のマリアージュフレールのお茶。
いやあ、びっくりしましたよ!
2階がの喫茶店、昔はどっちかって言うと銀座の紳士も多い、高級喫茶店だったのですが、今やただの高級執事喫茶でした!
その手のオタク女性っぽい方がかなりいて、全然雰囲気が違ってしまっていました。
数年前の喫茶店のつもりで男一人で入った私が、浮くこと浮くこと。
半ば逃げるようにして、ホワイトデーチョコとお茶を二つ買って飛び出しました。
買ったのは、セイロン定番のヌワラエリヤ農園の茶葉と、ダージリンの春摘みスプリングサイド農園の茶葉です。
で、その後小沢塾のプチ会合へ。
小沢塾生の中では数少ないオタクなので、政治の話題以外に、ネタの一つとしてメイド喫茶の話を振られたのですが、いや、直前にそういう体験をしたばかりでしたので、えらく冷たい反応をしてしまいました。申し訳ない。
まあ、元々私は映像作品やゲーム作品を作る一方の人間なので、あまりそういう周辺展開分野には詳しくないんですけどね(^^;
なお、「見えるはずだ」という言葉にケチをつけている輩も目にしていますが、「見える」っていうのは海事語でレーダーなどでの探知も含んで「船の位置を確認した」という意味ですからね。
まあ実際のところ、満月の凪の日ですから、自衛艦の艦橋からなら目視も余裕で可能だったはずですが。
自衛官事故に関し、なにやらマスコミやネット関係者が勘違いをしているので海事関係者なら誰でも知っている海上の常識をいくつか書いておきます。
・小型船が大型船を避ける義務があるのは港則法というルールで、港の中だけのもの。港から出たら、海上衝突予防法が適用される。(海上衝突予防法の概念から言って、むしろ、視界の高い大型船の方が先に避けるほうが望ましい。)
・海上衝突予防法により、海上では全て右優位。右から来たものに進路を譲らなければならない。その場合、針路を譲られる側(今回の漁船側)は「現状針路を維持する義務を負う」。
・上記のケースで回避に失敗した場合、お互いに舵を右に切る義務を負う。後進してもベクトルが変わらなければ当然衝突するため、後進してもあまり意味は無い。
・漁労と任務を比較した場合、海上衝突予防法の規定では漁労の方が優先すると明記されている。
・レーダーにFRP船舶が映らないことを防ぐため、FRP船はレーダーリフレクターを搭載している。したがって、よほどの大時化か欠陥品のレーダーを使っているので無い限り、映らないことは考えられない。(当日の海は、比較的穏やかで、時化とは呼べないものであった)
取りあえず、個人の方の確定申告が終了。
それなりの金額が返ってきそうで一瞬喜んでいたのですが、よく考えればこの返金分は住民税値上げの分と引き替えの所得税分なんですよね。
ぬか喜びですが、もし確定申告をしないと返ってこなかったわけで、これも恐ろしい話です。
心当たりのある人は、今年は必ず確定申告しましょうね!
さて、個人が終わればあとは会社の方の決算だ!!
続報で、あたごの船首右部分に傷があるそうですね。
ご存じの通り、海上では右優位。
従って、ここでもあたご側の明確な過失が認められます。
護衛艦がいちいち民間船を避けて航行していたら任務に支障をきたす、なんていう馬鹿な思いこみをしていたのではないと良いのですが。
夜間に減速もせずに海上諸法を無視してまっすぐ突っ込んでこられると、小型船舶側からはどうしようもないのですから。
ちなみに、千倍という質量差は、巨大なビルが時速60キロ以上で突っ込んでくると思って貰えると良いかと思います。
実際、海でタンカーなどに会うと、ただの巨大な壁です。
それを半分の速度しか出ない漁船で(漁労中なら3分の1以下の速度で)避けるというのは、どだい無理なんですよ。
それを、海自や海保の将兵達が実感として判らないというのが、非常に恐ろしいのです。こっちは任務だから、というのは彼らの口から良く出てくる言葉なのですが、そういう認識は海上法規に反しているだけでなく、物理的に不可能な要求を民間諸船にしているのです。
私はこの予防として、海自、海保での帆船教育を復活させるべきだと考えています。米国海軍・海兵隊のマネをして、ヨットコースの設置も一つの方法です。
一万倍じゃなくって千倍ですね(^^;
でもまあ、どうしても抗じ得ないという点ではあまり変わりませんが。
ちなみに言うまでもないことですが、漁労中の漁船は、SOLASなどの諸条約と海上衝突予防法の規定により、行動不能船でない限り、ほぼ全ての船舶に避航義務があります。(ちなみに帆船は、漁労中の漁船の次くらいに優先度が高い船舶です。漁労中の漁船は、帆船が避けねばならない希有な例外のうちの一つなのです)
もちろんこれは、自衛艦も例外ではありません。
ちなみに大型船の行動が制限される港内ではこれが一部逆転し、港則法により、小型船舶側に大型船の避航義務が生じます。(漁労が許可されている港内であれば漁労中の漁船が優先ですが、まああまりない例でしょう)
日本の公務船の事故に官憲側が衝突予防法を無視したと思われる事故が多いのは、上記の官高低民意識だけでなく、港内訓練が多いために海上経験が足りず、港則法のノリで外洋に出ているから、という側面もあるのではないでしょうか?
イージス艦あたごによる漁船沈没事件が発生しました。
外洋における漁船とイージス艦では、自転車と超大型トレーラー以上の差があります。(我らがヨットは、三輪車程度です(^^;)
海上衝突予防法云々は脇に置いたとしても、速度も機動性も夜間視界も、何よりレーダー性能も全く異なるので、夜間の外洋ではイージス艦の側に避けて貰わないとどうしようもないんですよね。
もちろん港内での微速運行の場合には、小回りのきく小型船舶側の方がよけるのですが、どうも、日本の政府系船舶はこれを誤解して、常に民間が避けるべきだと思いこんでいる節があります。
報告まで1時間半かかったというのも、そうした官憲意識がないとは言えないでしょう。
しかし、外洋でお互い全速を出しているときには、小型船舶側から見たら、見えたと思った瞬間にぶつけられている感じです。なので、避けろったって物理的に無理なものは無理。
さらに言えば、外洋航行中の船内では、ライフジャケットで動作を制限されるのは危険なので、ライフジャケットを脱いでいるのが普通です。
そこを1万倍以上の巨大物体に突っ込んでこられたら、ひとたまりもありません。漁船は砕かれたのではなく、イージス艦の艦首で切断された、という表現が適切かと思います。(漁船が船首の形を保ったまま二つになっているところから見て、イージス艦側面に漁船が突っ込んだのではなく、イージス艦側が漁船側面に突っ込んでいったのは明白です)
しかしこの後の海難審判では、おそらく、漁船側に不利な審判が下されると思います。海難審判でそうした結果が出れば、裁判でもそれを証拠として採用するため、その結果は明白です。
海難審判は元々被害者に厳しい審判である上、さらに官憲寄りの審判が出やすい傾向があるのです。
もちろん、まずは被害者2名の方の、ご無事をお祈りしております。
しかしそれだけでなく、我々一般国民の側にも、おそらく官憲寄りとなるであろう報道や審判に惑わされることなく事態を見つめる目が要求されていると言えます。
今年も、国際免許を更新してきました!
ご存じの通り、国際免許は日本の免許を翻訳したもので、これと日本の免許を同時に出すと、条約締結国ならどこでも車が運転できるという優れもの。
とはいえ、専ら身分証明用で、なかなか海外で車を運転することはないんですけどね(^^;
10年有効のパスポートの中の私は、色白な青年で、若く野心に溢れた目をしています。そういえば、あのころはまだ会社を設立したばかりで、事実上自分一人しか従業員が居らず毎日激務に追われていたなあ、などと思い返します。
今年の国際免許の私は、日に焼けた中年で、生意気にも年相応に自信に溢れた目をしています。我ながら大した人生も送っていないのに、顔ばかりはそれなりに見えるようになるものですね(笑)
去年は、韓国旅行から始まり、天津、シドニー、エアリービーチ(グレートバリアリーフ航海)、シンガポール(トランジットでちょっとだけ)、ラスベガス、ロサンゼルス、香港、マカオと、環太平洋地域を飛び回った一年でした。
この今年の国際免許と一緒に、どんな国にどんな用事で行くことになるのだろうな、などと思いながらの更新です。
先週末の衆議院予算委員会での、松木けんこう先生の質問が大変興味深いものでしたのでご紹介しておきます。
30分ほどの映像ですので、お時間があるときにでも見てください。
日本の与党の抱える陰の問題が浮き彫りになることかと思います。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=38270&media_type=wb&lang=j&spkid=6929&time=02:11:58.7
実は、松木先生は小沢塾のとりまとめ役をされている先生で、我々塾生の面倒をこまめに見てくださっています。
議員活動でお忙しい中、私のような小者が個人的な相談をしても懇切丁寧にご返答をいただいており、大変ありがたく、心強く感じております。
今回の国会質問にも私の相談した悩みとも重なるところがあり、大変勉強になりました。
それにしてもどこぞの政党宗教さん、ライバル政党の人間を仏敵呼ばわりとは恐ろしい話ですね。
うちの犬、ジンには変な癖があります。
それは、人の尻を嗅いで回る癖です。
特にトイレ後の匂いは好きらしく、しつこく嗅いで回る。たまに自分のしたものも囓ろうとするし、スカトロ気味なのかも知れない。
で、今朝。
私がバレンタインのプレゼントを妻からもらったのを見て、ジンは自分もマネしてぬいぐるみをくれた。
それは良かったのですが、お腹のあたりで甘えられているうち、刺激されて、ガスが出た(^^;
で、うちのジン、すかさずいつものように臭いを嗅ぎ……
……猛烈な勢いで吐いたっ!!!
ごめん、ジン、そんなに臭かったかっ!?
っていうか、吐くなら嗅ぐなよ!!
しばらくして落ち着いた後、私にくれたぬいぐるみを悔しそうに取り返していきました。。。
ちなみに犬と言えば、某コミュであったボーダーコリーの入手方法に関する質問に対しての私なりの回答を、ここにも書いておきます。
Q:ボーダーコリーはやはりブリーダーで買った方が良いのでしょうか?
A:うちジンはペットショップで売れ残りを買いました。
日本の”ブリーダー”は、世界的な意味だと生体販売店=ペットショップに分類されるところがほとんどですので、呼び名が違うだけでどちらでも大して変わらない、というのが現状かと思います。 (単に経営規模の大きいところがペットショップと呼ばれ、経営規模の小さい生体販売専門店が”ブリーダー”を自称しているのが現状かと思います)
本来的な意味のブリーダーは、家庭で普通に飼われている犬の延長線上にあるはずなんですが、日本の場合、業として専業でやっているケースがほとんどですので。
生体販売は安めに押さえて周辺グッズで利益を上げているペットショップが増えていますが、そういうところは欧米的な意味でのブリーダーに近いですよね。
逆に、主に生体販売で生計を立てている”ブリーダー”は、欧米で忌み嫌われている生体販売ペットショップそのものですし。
日本でも、学校などでちゃんと知識を学んだオーナーさんが増え、欧米的な、本来の意味でのブリーダー=家庭的繁殖がもっと増えると良いのですが。(でも、畜産学科や獣医学科出身と言うだけで珍しがられるこの国では、かなり難しいのでしょうね。家庭で繁殖をさせるというだけでさも危険なことであるかのようにネットなどで大騒ぎをする業者も多いですし。どこの動物関連学校も出ていない自称”ブリーダー”の方がよほど危険だと思うのですが)
上記理由で、良いペットショップもあり、悪い”ブリーダー”もいて、その比率はどちらもあまり変わりません。
ただ、他の業界に比べると、残念ながら、悪い店である比率は高いですよね。
ちなみにうちはペットのコジマで買いました。
前述の、生体販売以外にも強いタイプの店で、とても素晴らしい店なのですが、犬種特有の遺伝病に関する知識が薄かったらしく、モロにCL症の血統の犬だったため、自分で検査などに走り回る羽目になり、大変でした。ただ、結局、まったく問題はなかったですし、アフターサービスは最高でしたが。
ボーダーコリーは日本の自称”ブリーダー”の知識不足のせいで極めて遺伝病の多い犬種になってしまっているのですが、今はほとんどの遺伝病の検査が可能になっていますので、父母犬共にそうした検査をしているかどうかが、購入元選びの大きなポイントとなるでしょうね。
小沢塾から1週間経ち、色々と、考えるところがあります。
まず、報道と現実のギャップ。
これは非常に衝撃の大きかったところです。
目の前でされた話と、まったく関係のない話題が、さも真実であるかのように新聞・テレビに報道される怖さ。しかも、開講式と講義で、2回も立て続けに似たようなでっちあげ報道があったからには、これは決して偶然ではないわけで。
日本が、決して自由な国ではない事を思い知らされています。
メディアも、参議院を取っただけでこれだけ大規模に抵抗しているからには、民主党が本当に政権に近づいたときには、もっと派手な抵抗を見せるのでしょう。
結局、この国では、メディアは政権側の存在に過ぎないんですよね。
自分自身がメディア側の制作者でもあるだけに、衝撃でした。
次に、実はこんなにも国会や国会議員は近い存在なんだ、ということ。
確かに、選挙前後の時などに地元商工会などで色々な先生方と細々お話しした機会などもあったのですが、選挙以外の時にはあまり話さなかったのです。
しかし、塾や、その後も先生方と交流させていただいていることで、私のそうした今までの考えは間違いであると強く悟りました。
日本のような小国において政治は非常に身近な存在であり、また、そうでなければならず、生活の上での様々な問題は、国会議員の先生方を通じて国会に伝えられるべきなんですよね。
こうした活動を欠いていたからこそ、CG・アニメ・ゲーム業界は誤解され、なんの公的支援もないままにこんなにも廃れつつあるのだということも強く感じています。
小沢塾で国会議員の先生方とのお話や飲みの席ではもちろん、同期の地方議員の方や国会議員秘書の方々とも話したのですが、とにかく、日本では議員を持ち上げて神棚に上げ、普段は関わらないようにするケースが多すぎるのですよね。
いざ問題が悪化してから議員の方々に泣きついても往々にして手遅れで、早め早めの法整備・環境整備こそが大切なわけで。
また同時に、国民の側も、どんどんと政治活動をすべきである、とも考えています。
本当は、何か生活上で気がついた問題があったら、駅前でマイクを持ってどんどん喋ったり、人を集めてボランティア活動を行うような国であるべきで、そうした活動を右や左の極端な人たちだけに任せておくのは、大変危険なことなのではないかと思えるのです。
日本がこんな悲惨な国になってしまっているのも、偏に、そうして政治を国民生活から遠ざけてしまっていた事によって、声の大きい少数が国を牛耳ることで起った悲劇なのだと痛感しました。
とにもかくにも、政治とは、本当はこんなにも身近なものなのかというのが、この1週間での大きな変化です。
政治とは、利口ぶって机上の空論を唱えていることではなく、街に出たり、実際に体を動かして行く事なんですよね。
今日、ちょっとした要件で、米国に電話をしたのですが、その時の犬の様子が面白かったのでメモ書き程度に書いておきます。
うちの犬”ジン”はボーダーコリーという労務犬だけあって、なるべく主人の言葉を聞いて、それに応えようとします。
その態度は電話でも例外ではなく、どうも、電話という機械が何かの会話をするものだという程度には理解をしているらしいのです。
そこで、日頃から私が電話をする度、なるべく聞き耳を立てて、自分に関係ありそうな単語を拾って、行動の準備にはいるのですが……
そう、彼は英語をはじめて聞いたんですよね。
最初、一生懸命聞こうとして、きょとんとし、次に愕然として後ずさり。
どうも、彼は、私の気が触れたと思ったらしいのです。
こっちは、もう、電話をしながら笑いをこらえるのに必死でした。
その後もしばらく心配そうに私のまわりをウロウロとしていました。
でも、こいつ、たしかイギリス-オーストラリア血統の犬だった気がするのですが。
ああ、この線路おじいさんですが、もちろん、法を破るのは論外ですし、危険行為も論外なのですよ?
ですが、元々あった道路が何度も申し入れても復活されず、しかたなく自力で復活させたのに、ただ逮捕されるだけっていうのも、何か間違ったものを感じるのですよね。
そういえば、ニュースといえば、なんと、勝手に自宅専用踏切を作っちゃったおじいさんが話題になっていますね。
とかく何もかもを面倒がって逃げ腰になりがちな今の日本において、行動の是非はともかく、このバイタリティだけは買いたい。
で、ニュースから。
「ジブリ 新社長は元ディズニー」
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080201-OHT1T00236.htm
ウラシマ状態を取り戻すべくニュースあさりをしている内、ちょっとショックなニュースを発見。
新社長、元ディズニーって言うか、ぶっちゃけ、現役創価幹部で高名な星野氏ですよね。
小沢塾に行っている数日の間に、ジブリが創価に乗っ取られていて、びっくりです。
まあ元々、ジブリは、細田監督をいびり出し、正社員制度が崩壊して親族と友人だけになった時点で終わっていた会社組織ではあるのですが。
ジブリの本来の設立目的が、アニメーターを正社員に、というものでしたので、それが崩壊した時点で、もはや会社組織としての体をなさなくなっていたのでしょう。
それにしても、カルト宗教政党が与党に入っている限り、このように、毒はどんどん社会全体に回ります。
本当に、一日も早い政権交代が望まれます。
というわけで、小沢一郎政治塾から帰ってきました。
いやあ、すごい! 楽しい!!
3泊4日、朝から晩まで講義、夜から朝までは政策論をつまみに議員先生も塾生も秘書さんもスタッフさんも膝を交えての半徹飲み会。とてつもなくハードです。
国会議員の先生方はもちろん、一般塾生に至るまで、高い志と能力を持った人間が、社長から労組、右から左、上から下まで揃っているのは圧巻でした。
で、そんな素晴らしいところだからマスコミが入っていたのですが、肝心の報道を見てみると……
「年内に衆院解散・総選挙」小沢民主代表が見通し
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080203-OYT1T00479.htm
……ええっと……
小沢塾の現場で見てきたわけですが、私の見聞きした限り、小沢塾長は、少なくとも小沢塾内ではそのような発言はしてません。一番近い発言でも単に、話の枕として、衆議院の仕組みとして、大体1年半以内に選挙がある、という法的事実を我々塾生に述べ、もしそうなれば小沢塾の先輩が出るかもねえ、時期的にはアメリカ選挙と重なるから世界が大きく変わるぞ、という当たり前の話をしただけで(何せ、政治学の講義ですから当然そのくらいの説明はあるわけで)、記事にあるような選挙への意気込みなどはまったく話していません。
そもそも、これは授業としての講演であって、演説会じゃないのですから、まだ立候補にほど遠い我々塾生相手に意気込みなんて話したってしょうがないわけで。
小沢塾初日の同様のニュースに至っては、小沢塾の会場ではまったく聞いていない発言が書かれていて、そのニュースを聞いたあとは、塾の皆の間で、ギャグとして使われていました。
他に小沢さんが私塾を持っているという話は寡聞にして聞かないのですが、一体どこの小沢塾での発言なのでしょうか。少なくとも、私の知らない小沢塾であるのは間違いないと思うのですが。
これではまるで、選挙が近い近いと煽ることで、実際の選挙までに、国民の飽きと疲れを煽っているんじゃないか、なんて、思えてなりませんよね。
日本のマスコミはどうなっちゃってるんでしょうか。
PerlDiary S Ver.1.02 |