Magamon's Log 航海日誌 | ホームページへ戻る |
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腰痛ながら専門学校の講師を数コマこなし、調子に乗った私。
よっしゃ、今日は出勤してやるぜ!
と、駐車場を降り立ったまでは良かったのですが。。。
いや、うちの会社の駐車場、安いところなんで会社から遠いんですわ。。。
坂を上って下って400メートルほどを30分近くかけて歩き、ようやく会社に着いたときにはぼろぼろ。靴を脱ぐだけの体力も残っておらず、そのままUターンして再び30分歩き、帰路につきました。。。
普段はなんてことのない5分くらいで歩けちゃう道のりなんですが。。。
誰だ!ケチってあんな遠い駐車場契約したのは!?社長出てこい!!(あ、私か。。。)
とりあえず、月曜はなんとか突破!
だけど痛いモノは痛い。
最低限の仕事を片付け、今日の仕事は早引けです。
この体では今後しばらく船に行けないため、10分ほどマリーナに行き、簡単に防水確認とチェック。これをやっておけば、安心して2週間程度は船を放置できます。
しかし、腰が痛くって、軽い荷物すら船に運べない有様。
見かねた大先輩S氏とO氏が私の荷物を船まで運んでくれました。ひえええええ。。。このお二人には色々と良くしていただきすでに頭が上がらない状態なんですが、これでますます頭が上がらなくなります。。。
ちなみに不思議と、コンパニオンウェイ(キャビンへの出入り口)を昇り降りる際には腰が痛まず、ちょっと意外。あんな急な階段なのに体に負担をかけない作りになっているんですよね。良くできてるなあ。
なお、荷物を運んでくれたS氏とO氏が船を去った後、高すぎる木に登った猫のように、船から降りるに降りられなくなったのは男の秘密(^^;
桟橋から船に乗るのは極めて簡単なんですが、反対に船から桟橋に移るには、意外に腰を使った結構な運動をしていることがわかりました。
ギックリ腰ですが、医者の言っていたとおり、地味に悪化して、この週末はベッドから動けずにおりました。
本当は明日も動いちゃいけないのですが、どうしても自分でやらなければいけない仕事があって、困っています。
どうしたものか。。。
現在、一部地域で、トイレットペーパーや洗剤の売り切れが発生しているようです。
原油価格の値上げを警戒した買い占めブームの結果と見られていますが、先のオイルショックを思い起こす人も多いかと思います。
ただ、実は先のオイルショックでの紙不足、洗剤不足では、実はメーカー側の生産調整、在庫凍結による意図的な値上げであったことがわかっています。当時の国会による調査の結果、なんと前年比20倍の利益を上げた企業もあったとか。
ここのところ赤字が続いて経済誌を賑わせてきた洗剤・製紙業界だけに、そうしたとんでもない一発逆転計画を立てていないか、少々心配なところです。
とくに、超大手製紙工場のお膝元であるエリアからペーパー類が消え、有名洗剤メーカーのお膝元エリアに洗剤がないのを見ると、なんだか嫌な予感がします(^^;
とはいえ、今はウォシュレットもあれば、洗剤のいらない洗濯機もあるので、まあ、両方とも無くても生活できなくなるわけではないのですが。
昨日3D制作の作業中(そう、映像系企業では社長だってしばしば制作に参加します(^^;)、飲みかけのペットボトルを取り落としてしまい、急ぎ拾おうとしたところ、腰に激痛が!!
痛みにあえぎながらこぼれたジュースを拭き取ったものの、痛みでまたボトルを倒す始末。
痛みは今日になっても引かず、専門学校とサーバー周りの最低限の急ぎの仕事を終わらせた後、午後から医者に直行。
アイドル歌手並みにバシャバシャとレントゲン写真を撮られ、その結果。。。
「あ〜〜これは腰のねんざ、いわゆるギックリ腰ですね」
とのこと。
な〜んだ、と思ったのもつかの間。。。
「結構ひどいから、これ、1ヶ月は痛むと思いますよ」
。。。ぎゃあ!
実は私の腰、小学生の時にラジオ体操の旋回運動中、振り返った瞬間に後ろから手を引っ張られて痛めて以来の不調持ちなのです。
日頃気をつけて生活していたのですが、ここ数年、特に症状がなかったから油断してました。。。
私が何かモノを落としたとき、一呼吸置いてからゆっくりモノを拾うのを見たことがある人もいるかと思いますが、あれは実は大物の余裕ではなく、単に腰をかばうための動きだったんですね〜(笑)
ワタワタとモノを拾えばこの始末です。とほほほほ。
これからは、ジュースが落ちても、ジョークの一つでもとばしてからゆっくりと余裕を持って拾おうと思います。
とりあえず、来週早々から職場復帰すべく仕事の作業量をうんと落として療養中ですが、ヨット用のウィンチやらシングルラインリーフキットやらが届いてしまった。。。
さあ、どうしよう(^^;
ヨット業界は、正直、まともな業者さんが少ないのが現状です。バブル時代に規模不相応の大金が流れ込んでめちゃくちゃになって、バブル後にそれが一気に消え去り、あたかも津波の後であるかのように、何もかもを押し流していったらしいのです。
名建造所チタヨット、名艇ノラシリーズ、そしてそれら素晴らしい船たちによる外洋ヨットレースといった日本にもようやく芽吹きかけていた海洋文化は、バブルとともに金の亡者に食い物にされ、バブルが崩壊するとともに跡形もなく消え去ってしまったのです。
しかし、そんな状況でもがんばって仕事をしている、こいつは格好良いな、と思える仕事人にも何人も会えました。
たとえば、東京湾マリーナのスタッフ陣。ここは水質こそひどいモノですが、その代わり、おそらく日本のマリーナの中ではダントツの人材クオリティと修理設備を誇るのではないでしょうか?
うちのヨットの修理をしてくれたジャパンリグさんも、すばらしい技術力と機動力を持ったすばらしい仕事人です。
彼らがいなければ、”かるがもん”は廃船の憂き目に遭っていたでしょう。
また、直接お会いしてこそいませんが、素晴らしい仕事をしている業者さんの話も聞き及びます。
中でもすごいな、と思ったのがこの方です。
http://www.usyachts.co.jp/talk&talk9-47.htm
ユーエスヨットさんは、自分の失敗をきちんとネットで報告し、その結果と対策を明確に示しています。これは自分の仕事に自信がないとなかなかできない、素晴らしい行動だと思います。
特にヨット業界では、そうしたミスを隠したりオーナーの責任になすりつけたりしても素人にはわかりにくいだけに、こうした行動をとれる業者さんは、非常に信用がおけると感じます。何より、仕事人として、非常に格好良いですよね。
CGバブル、ITバブルの崩壊後にがんばっている身としては、彼ら諸先輩方に強く共感するとともに、負けてられないな、という気持ちになります。
やっぱり、せっかく生まれてきたのですから、格好良く仕事をしたいですよね!
ジャパンリグさんの熱意あふれる工事のおかげで、ようやくうちの”かるがもん”にマスト関連灯が灯り、夜間航行が可能になりました!
ついでに、ポート側(左舷)のライフラインネット(安全ネット)を張り直し、かなり新しい感じに!
ただ問題は、マストを支えるステイ(太い針金)の調整が、何者かにいじられてしまっていたこと。
おそらくは、どこかの誰かが親切心からマスト調整をしてくれたものと思いますが、固定金具の付け方が間違っていて非常に危険な状態でした。
マストの上に人もいる状態でステイがゆるみ始めたため、急ぎ、固定金具を入れ直しました。
固定金具云々もそうですが、そもそも他人の船のマスト調整を勝手にしてしまうこと自体きわめて危険です。うちの船にはうちの船なりに適した調整がありますので、大変申し訳ないのですが今後はそうした船長に内緒の調整は一切ご遠慮くださいm(_ _)m
今日は、Westmarine10%オフセールの日!!
開催時間は午前8時から午後8時!
ただしアメリカ西部夏時間!!
しかも、いきなりサーバー落ちてるし!
仕事もいろいろたまっているし!
そりゃもう、半徹ですよ。。。
仕方がないので、メールで注文を送って、後で電話で確認しました。
国際電話のフリーダイヤルで買い物とは、すごい時代になったもんだなあ。
ちなみに、念願のウィンチ2個と、シングルラインリーフキット他を申し込みです。
ちゃんと届くと良いのだけど。。。
さらに今日は、横浜国際マリンエンターテインメントショーが開催されました。
私が仮眠をとっている間に馬鹿犬が部屋にまき散らしたウンチを掃除した後、眠い目をこすりながら、高速をとばして行きました。
で。
会場についたら大雨!
そりゃもう、洪水警報がでるくらいに景気よく降ってます!
当然、マリンショーも中止。
正味80分くらいしか参加できなかった。。。
そんな中、新型のババリア30Cとアルバトロッサー24を見学し、ヘリーハンセンのデッキシューズをゲットできたのは、まあまあ健闘というところでしょうか?
横浜の大桟橋付近なので、外からのうねりが直接入り込んできて、会場はなかなかの揺れっぷり。(そりゃまあ、嵐だしね。。。)
しかしこれが逆に、各船の特徴や性能を一目瞭然で見せることになっていました。
まず、大変楽しみにしていたババリア30Cは、思ったよりもかなりいい船でした。
まず、全然揺れません。
販売員のお二人はヨットにずっといらっしゃったのですが、他の船の販売員さんたちが桟橋や50ftくらすのボートに逃げ込む中、30ftの小舟の上でも全然苦でもない様子。これは桟橋から船に乗り移ってみて納得でした。これだけ揺れなければ、ヨットの上の方が気楽ですよね。
船体は、バルクヘッドや家具は全てハルから積層され、中でもチェーンプレートは直接キールから金属の柱を壁際に回し、そこから接続してあるという気合いの入り方。これなら世界だって回れるでしょう。
しかも、冷蔵庫、オーブン、デッキテーブル、温水シャワーなどは標準艤装とのこと。
ユーロ高(というか円ドル同時安)にもかかわらず、これで日本円で1400万円。向こうの金銭感覚的には1千万円を切るのではないでしょうか?
さすがに内装はこの値段でチークというわけには行かずマホガニーの内装でしたが、実はもともとババリアさんは家具屋さんだそうで、確かに見事な仕上がりを見せていました。
ただ、マホガニーだけに、内装はニス仕上げ強制なんですよね〜。
私はチークのオイル仕上げが好きなので、ここはかなり引っかかるところです。(まあ、この値段でチークなんて、無茶言っているのは自覚していますが。。。)
我ながら、ニス清潔な光の中でワインを飲むほどお洒落じゃないんですよね(^^;
我ながらばっちい奴だなあと思うのですが、オイルランタンの下、チークの鈍い赤色の中でハードリカーをすする方が好みなモノで。。。
ニスと白いFRPの清潔な光が好きな人なら、いいのではないでしょうか?
Flickaから、ちょっと浮気をしてしまいそうな、いい船です。
それに対しFlickaを買うときに同時に検討したアルバトロッサー24は、もう、揺れまくり!
モーターセイラーだけあって仕方がないところがあるのですが、私のような手荒い乗り方だと、ちょっときついかも。。。
でも実はこの船、固定キールのモーターセイラーで、しかも新艇で600万円を切るという、なかなか野心的な船なのですよね。
モーターセイラーといってもキャビン内に舵輪があるわけではなく、コックピットにハードドジャーがくまれていて、そこの中に舵輪がある形になっています。他に、ティラーもつきます。
キャビン内部も木部はほとんど無いものの24ftとは思えないほど広く、驚かされます。
ただ、最高速は6ノットということで、それだとうちのFlickaの機走とたいして変わらない気が。。。
ただ、これはひたすらにおしゃれな船ですので、デートに使えるヨットという、ちょっと珍しいカテゴリーになるかも知れません。(世間一般のイメージと違い、普通のヨットでデートすることは、なかなか困難なんですよ!)
定年退職後に時々乗る船としては、なかなか良いのではないでしょうか?
たまの休日に奥さんや、会社の元後輩などを誘って乗れば、ちょいワルオヤジの完成です。そんなことを妄想するおしゃれな船。
こんな綺麗な船がうちのボロFlickaとほぼ同額と考えると、理不尽な怒りを感じます(^^;
でも、いいんです私は。ボロ船がお似合いなんです。トホホホホ。
その後、赤レンガ倉庫のお気に入りのハンバーガーを買って帰りました。
それにしても、眠い!
先日、Autodesk 3D Workflow Solution Seminarの第一回イベントが六本木ラフォーレミュージアムでありました。
max&MAYAの初回イベントと言うこともあり、早速、専門学校の生徒を連れて参加!
まず、気になるソフトウェアの住み分けは、Autodesk発表によると、ハイエンドをMAYA、ミドルクラスをmaxにするつもりの様子。
ちなみに、両者を繋ぐのはモーションビルダーになる予定。ただし、MBは運用デモの最中にも何度もトラブルを起こし、まだまだ開発途上の印象がありました。
これは、近い将来、私の会社にもMAYA、MBの導入が必要だなあ。。。
ちなみに業界動向としては、CG業界全体にプチバブル状態なとのこと。確かに、弊社も周囲の会社も、仕事がいっぱいであっぷあっぷの状態です。
ただし、せっかくのバブルなのに、まともにCGを作れる人が完全に不足している状況で各社強い危機感を抱いている、とのこと。
新人が入ったばかりの5月でのこの意見には参加者各位とも説得力があったらしく、皆うなずいていました。
ちなみに、各社とも、学生よりも中途採用の方に大きく力を割いていました。まあ、学生の根性無しの現状を見るに、そりゃそうだと思わざるを得ないところが。。。
逆に言えば、専門学校と一緒に動けている弊社にはアドバンテージがある、、、はず!
がんばっていきたいところです。
またまた理系人間以外にはおもしろくも何ともない与太話。
会社帰りに量子論について考えているうちに気がついたのです。
ダークマターの正体って、ひょっとして、我々が選択しうる確率のことなのではないでしょうか?
観測中心である我々物質が、観測中心であるこの宇宙を中心として周囲確率世界に立体的に展開されていると考えると、ダークマターの質量の説明がつくのですよね。
つまり、ダークマター(真空の力、うつほの力)の正体は、我々が引きずっている周囲の確率、つまりは変えうる過去(=選びうる未来)の重量なのではないでしょうか?
そう考えると、実は運命(時間軸方向への物質の展開の確率)はダークマターの質量の範囲内で存在している。つまり、今の直後の運命ですら、2〜3倍もの幅で変えうる、ということになります。
これって、結構広い範囲ですよね。
何とかこの辺、証明できないものかなあ。
ダークマターの質量が量子の観測変化量と関連づけできれば、単なる解釈論にとどまらないで済むと思うのですが。
ついに、景気回復期間バブルを抜く。とのこと。
今回はこれにちなんだお話です。
さて。
今の時期になるとあちこちの企業から、新人についての悲鳴が聞こえてきます。マリーナでも、この手の話が多いこと多いこと。マリーナは経営者だらけですから、経営者であれば、その会社の大小を問わず皆悩んでいることなのだと思います(^^;
ただ、話をしていてみんな頭を抱えるのが、実はこの問題、今の日本では新人に限らず、ということなのですよね。
まっとうな社会人には信じがたい話なのですが、できれば仕事をしたくない人間というのが世の中にはいるのです。
その手の人間は、いかにして給料の範囲以下に仕事量を抑えるかを考えているため、仕事の効率が上がらないのです。
つまり、給料を貰うためだけに仕事をしているわけで、平たく言えば、彼らはアルバイト感覚をそのまま社会人になっても引っ張ってしまっているのです。
こういう人間をうっかり入れてしまうと、その企業の経営には大きなダメージとなります。
しかし、残念ながら、この手の人間を面接や試験ではじくのは不可能なのです。
感覚がアルバイト感覚なだけであって、決してスキル的に劣るとか、能力的に低いとかというわけでもないのです。今の試験のほとんどは、スキルあるいは能力を見るものですから、こうした性格的な部分は非常に見えにくいのです。
適性検査の類でも、このタイプの人間はなかなか発見できません。
なぜなら、この手の人間は『実は他の人間も自分と同じように内心では仕事をさぼりたいはずだ』と考えていて、自分が常識はずれの良識に反した思考をしている、という意識がないのです。そうした意識がない以上、適性検査や性格テストの類でも、なかなかそうした性向が検出できないのです。(この手の連中には、下手をすれば、自分がうまくさぼれていて他の人間がまじめに働いているのは、他の人間よりも自分が頭がいいからだ、などという主張をする者までいます。いやはや!)
この手の人間は、当然、仕事での満足感や充実感などは得ていませんから、仕事でストレスを溜めることになり、やがては周囲へも悪影響を及ぼし始めます。
本来であれば、間違っても社会に受け入れてはならない人物なのです。
ただ、残念ながら、この手の仕事で充実感を得られないタイプの人間は、今の日本には実は相当な数がいます。
これはバブル経済の影響ではないかと考えられています。
つまり、かつて強い円と日本経済に支えられ、日本人でさえあれば対外的には優位である時代があったのです。
この手の人間が今まで生き残ってこれてしまったのは、その経済的優位に乗っかってきたからに他なりません。本来であれば社会的に排除されるべき思考が、強い経済に保護されて生き残ってきてしまっていたのです。
しかし、日本の経済は、すでに他国に追いつかれつつあり、こうした人間を飼っておく余裕はすでにありません。
そうした状況が、こうした仕事をしたくないタイプの人間を追い込み、様々なトラブルを引き起こしています。
たとえば、この手の人間の多くが、知人作りと悪口で、他者の成し遂げた業績を常に横取りしようと狙っています。言うまでもなく組織内トラブルは会社運営の大敵です。
昨今様々な会社に大ダメージを与えている2ちゃんねるやウィニーによる情報漏洩の類も、その多くがこの手の人間の仕業でしょう。
企業としては、なんとかしてこうした人間を捜し出して追い出し、獅子身中の虫を駆除する必要があるのですが、法の壁もあり、各社ともなかなかうまくいっていないのが現状ではないでしょうか。
要するに、国はこの手の人間を正規雇用で雇えと、そう主張するわけです。
これは企業にとっては厳しい話です。
そしてこれが、今回の実感無き景気回復の本質です。
つまり、せっかくの企業売り上げの向上がこうした高コスト企業体質に喰われてしまい、本来の労働者や経営者に還元されていないのです。
このままでは、資本の蓄積がうまくいかないまま他国企業に喰い荒らされ、日本企業の多くが手痛いダメージを受けることは必須といえます。
これを打破する方法は、2つです。
一つめが、この手の人間自身に変わって貰うこと。
しかし、人の性格など、企業ごときに変えられるものではありません。
学校できちんと教えられればいいのですが、残念ながら、今の日本の大学や専門学校の教員は、実はこの手の人間の方が多いくらいの状況です。自分と同じタイプの量産はしても、将来自分を困らせるような人材を生み出すことは、まず考えられないでしょう。
そこで、マリーナで会うお偉いさんがたは言うのです。
「徴兵制を導入して、奴らを何とかしなきゃいかん」
と。。。
無論、こんなものは暴論もいいところなのですが、日本の現状を見るに、正直説得力があり、返答に困り果てます。
確かに彼らを全員ヨットにでも積んで、本当の人間の強さと弱さ、そして自己責任の本当の意味を学ばせたら、相当に世の中は変わると思います。
ただ、戦前戦中の陸軍の様子をうかがい知るに、組織内のやりとりや悪口を排除しきれない陸軍ではダメでしょう。
そうした行動が直接的に死を招く海の上が的確な舞台だと思います。
とはいえ、兵器が複雑化して兵隊の高度教育が必要とされ、軍事のコストが跳ね上がり、米国でさえ徴兵制を辞めてしまっている今、これはとても現実的とは言えません。
国全体で戸塚ヨットスクールのような失敗をするのが落ちでしょう。
二つめの方法は、他国企業と同じ、職能雇用制を導入すること。
日本と異なり、米国型社会では、職能単位での雇用を行っています。
わかりやすく言えば、日本では、ただ勤め上げているだけでアシスタントディレクターからディレクターになったり助手から教授になったりしますが、米国型社会ではそれらは一度退職し、試験を受け、雇用条件を全て結び直す「転職」なのです。
よく、海外に行った若い人が『本当の自分を評価してくれている』などと誤解しますが、そんな彼らは10年もすれば『やっぱり人種差別で日本人は評価されない』と日本に帰ってきます。これは、実際には本当の彼らを評価したわけでも人種差別があったわけでもなく、彼ら自身が、海外にも日本のようなエスカレーター状の給与上昇や地位向上があると思いこんでいる誤解が原因です。実際のところ、米国型社会では、雇用時の給料や地位はあくまでも絶対で、それだからこそ、その職能での初期給与が良いだけであり、彼らが思いこんでいるような将来の給与の上昇や地位向上はどこにも約束されていないのです。
この制度が日本企業で導入できれば、その職能ごとに冷静に収益性を分析することが可能となり、先に書いたような仕事をしたくないタイプの人間をいち早く発見・駆除することができます。もっというと、たとえ駆除をしなくとも、そうした人間に見合った地位と給与体系で企業に置いておくことも可能です。将来給与を上げる必要がないのですから、これは非常に簡単です。間違って高い地位を与えたとしても一旦雇用を解除すればよいだけの話です。また、そうした人間自身にとっても、自動的に地位が上がらないというのは、いい性格変更へのモチベーションとなることでしょう。
実際、各社で、こうした職能制度採用の実験が始まっているという話も聞きます。とはいえ、旧来のいわゆるソルジャー採用に紛れて、よくわからなくなっている企業が大半のようですが。。。
とはいえ、現実的には、目の前にいる連中を何とかせにゃならんのが我々の当面の仕事です。
経営者の皆さん、一緒にがんばりましょうね(^^;
今日は天候が早まったため、朝10時頃から雨も上がり、適度な風の吹く陽気となりました。
そこでようやくテストセーリングです。
エンジンは絶好調!
なおした舵も問題なさそうです。
ただ、オートパイロットが少々力不足なことが判明。
私は基本的に自分で舵を握るので当面問題ないですが、5,6mの風で音を上げているようでは、先が思いやられます。
気持ちよくセーリングを続けるうち、浦安沖の浚渫工事現場に出くわしました。
遠巻きに見ていたところ。。。
突然警戒艇が舳先(船首甲板)とマイクで怒鳴りながらやってきました!
舳先の人「プッシャーボードが入るから右に回頭してよけろ!」
マイクの声「プッシャーボートが出るから左に回頭してよけろ!」
。。。どっち?。。。
まあ確かに、大きな船が2隻左右から来るのは見えます。
このまま進んでれば普通に両方交わせるなあと思ったけれども、警戒艇の顔を立て、やむを得ず、セールをシパーさせてその場に停船。
入る船も出る船も十分に交わせる位置です。
ところが、警戒艇の人は、どうしてもこちらを回頭させたいらしく、マイクと舳先で相変わらず逆のことを言いながらうちの船につっこんできます。
いや、こっちは完全帆走中の帆船で優先権があって、しかも、入る船から見ると右に見えるはずなんですけどね。
とにかく、回頭しなければ船を横付けしかねない勢いだったので、船を傷つけられてはかなわないと、急ぎエンジンを回し、回頭開始。
無理な動きで船の各部が悲鳴を上げます。
そして、一番の被害はジブセールに。。。
いきなり準備無しに裏風を受けたジブセールはスプレッダーに引っかかり、見事に縫い目が1メートルほど破けて、中からラフロープが飛び出してきてしまいました。。。
こちらが回頭したことで、警戒艇は満足げに立ち去りました。
左右の船は、しばらく後、のんびりと通過。。。
マリーナに帰ると、セールは素人の手に負えない状態で、諸先輩方のアドバイスで、即修理に。
・・・とりあえず、修理代、浦安の浚渫工事の事務所に請求してみようかな?
今日マリーナで聞いたいい話。
どうやら、うちの船だと京浜運河に入れるらしい。
ちょっと遠回りにはなるけど、15メートルを超えたときは非常に便利、とのこと。
前の船はマストが35ftクラスに高い船だったので、とてもじゃないけど怖くて入れなかったんですよね。
船が変わると、いろいろと行動エリアが変わります。
次のまとまった休みには、その辺を探検してみようと考えています。
今日は仕事から帰って、二人と一匹で犬の散歩。
雨上がりの外は、気持ちがいいものです。
ふと、ジン(犬)の足を見ると、何か絡まっています。
ワラにしては時期はずれ。しかも柔らかそうで、ミミズとも明らかに違うこれはいったい。。。
よ〜〜く見れば。。。
ヒル!!!???
そう、雨で沢の水が上がり、散歩道にまでヒルが出てきていたのです!
急ぎジンの足からヒルをとろうとしますが、私はたばこを吸わないので、手元に火がない!
仕方がないのでティッシュでヒルのおしりのあたりを強めにつまみ、水分を吸収!
おしりがひからびて苦しんで口を離したところを、素早く処分しました。。。
以前私も世田谷に住んでいたときに喰われたことがあるのですが、都内には意外と動物が多いので、ヒルって結構あちこちにいるんですよね。
これから暖かくなる季節。くれぐれも注意しないといけませんね。
予想通り、夏のモデルパート2が発表され、うちのVAIO-SZ90PSが旧機種になりました。
購入時にわかっていたことだけに、まあ、仕方がないかというあきらめもあります。
んが!
SONY-styleのページを見て、びっくりです。
http://www.jp.sonystyle.com/Style-a/Product/Sz91/index.html
以前のSZ-90PSと、全く区別がつきません。
皮肉や比喩表現ではなく、全く寸分違わないのです。
最初は、実は、写真間違いかと思ったんですよ。
発表日当日で混乱しているのか、と。
でも、そうではなかったんです。
スペックも全く一緒。
ただ三つ違うのは、値段が1万円下がったこと。そして、WindowsVISTA仕様のシールがついたこと。最後に、付属のATOKのバージョンが2006になったこと。
他社では、こうして型番シールだけ番号を上げるという商売もありますが、SONYは、中でもVAIOだけはこういう商売をしないという不文律があっただけに、今回の件は衝撃でした。
他にも、昨日のプレイステーション3の製品発表が、衝撃を与えています。
http://news.goo.ne.jp/news/rbb/it/20060510/30738-rbb.html
上記記事によれば、本体価格の異常な高額さに加え、ようやく今月になって最終試作機がソフトメーカー(それもほんの一部だけ)に領布されるという異常さです。もちろん、ミドルウェアなんてできているはずもありません。そもそも、PS3のコアとなるcellCPUは、従来のCPUとは全く異なるベクトル指向のCPUのはず。そんなマシン専用に制作されるソフトウェアの最終仕様での開発期間が実質3ヶ月しかない(通常、ソフトの発売3ヶ月前くらいにはマスターアップの必要があるため)というのは、異常を通り越しているとしか言いようがありません。
これで、本当に成功するとでも思っているのでしょうか?
SONYの社内基礎研究チームがすべて潰されたという話は聞き及んでいましたが、その結果がこういうことなんでしょうか?
私はSONYコンテスト出身で業界入りしたこともあり、熱烈なSONYファンであると自他共に認めています。
そんな私にとって、昨日の発表の数々は、衝撃的としか言いようがありません。
なんとか、かつてのSONYの復活を望みたいところです。
連休最終日。
残念ながら雨で、しかも強風。
ただ、マリーナでこどもの日のイベントをしていたため、妻とともにそれに参加をしました。
焼きそば、ごちそうさまでした。大変おいしくいただきました。
その後、”かるがもん”に妻を案内。
実は、メンテが終わるまでは呼ばずにいたのです。
ボロ船のあまりの変貌に、妻は絶句。作戦は大成功です。
床はニスではなく、透明ポリウレタン仕上げ、壁もチークオイル仕上げにしたのですが、これが思ったよりも高級感を出してくれました。
元がいい船だけに、磨けば光りますね(^^)
床は、もう一回サンディングをして、さらにぴかぴかに仕上げるつもりです。
こうなると、外回り木部も何とかしたいところですが、無理にニスをはがすとえらいことになるのはティラーポストの補修で経験済み。
せめてこの梅雨を超えさせて、もう少し風化させてから剥ぐつもりです。
それまでは、ハルとデッキをパフがけでもしましょうか。
ちなみに、新生かるがもんの初航海は、私の休みと合う、風力10メートル以下の晴れか曇りの日にするつもりです。
関東のパシフィックシークラフト艇代理店のジャパンリグさんのすばらしい修理の後、あちこちのパーツを自分で変えた上、結局、ティラー周りに至っては半自作なので、無理のない日に一旦ちゃんとチェックをしたいのです。
今日も強風で出られず。
っていうか、昨日の方がマシってどういうこと?(^^;
仕方がないのでキャビンで昼寝。。。もとい、キャビンで仕事でもしようと思ったら。。。
うぎゃあ!ソファークッションにかびが生えているじゃありませんか!?
急ぎ殺菌剤を探すも、手元にあるのは、アセトンやらメチルアルコールやら過激なものばかり。
人が寝るものに使うにはいまいち(というかものすごく)危険。
待てよ、メチルがだめなら。。。。
ふと横を見ると。。。
毎度お馴染みスピリタス様があるじゃないですか(笑)
そう。エチルアルコールの出番です。
分量計算をざっとしても、消毒薬を買ってくるよりも安上がり。しかも消毒用アルコールに比べ、度数も圧倒的に高い!
というわけで、スピリタスをスプレー容器に詰め、噴霧噴霧!!
あっという間にキャビンはアルコール燻蒸状態。
中に入っているだけで、べろべろに気持ちよくなります。
しかもいい香りだし。下手な溶剤よりも効果抜群。
おまけにちょっと飲んでもOK。
カビはあっという間に撃退されました。
その後、キャビン内のものを全部日干し。
キャビンが空になったついでに、船内のチークオイルと、床のニスを施工。
ボロ船が、見る間にツヤツヤになってゆきます。
とりあえずこれで、いつお客さんが来てもOK。
外まわり木部のニスこそ風化を待っているために汚らしい感じですが、その他は非常に綺麗なものです。
マリーナライフも、大事なヨットの要素ですからね。こういうところも大切ですよね。
GWは連日見事なメイストーム。
天気晴朗なれど波高し、というやつです。
風速も日々10メートルを超え、よほどの好き者以外は出航しない天候です。
今回のGW中でも5/3だけは比較的おとなしかったのですが、5/3に出て行った船が、連休最後に間に合わせるために、決死の形相でマリーナに戻ってきています。日曜日は前線通過でさらに荒れることが予想されるので、土曜の予備日を考えると、金曜日に帰るしかないんですよね。
こんな天気に完調でもない船で出ても、わざわざ事故を起こすようなもんです。
そんなわけで、今日もメンテナンス。
とりあえず、1月時点で判明したトラブル箇所についてのヨットメンテナンスが完了しました!
とは言っても、4月末判明部分があるので、まだまだ先は長いのですが(^^;
昼間であれば出航しても問題がないレベルになりました。
ただし、まだシェイクダウンが済んでいませんので、あくまでも理屈の上での問題無し、ということになります。
相手は海ですから、実際に海上で揺すって壊して、そしてまた直しては揺すって、を繰り返さなければいけないのです。
で。
いつまでも「東京湾の難民船」と呼ばれ続けるのも悔しいので、いったんキャビンを整理整頓し、お客さんを呼べるモードにしました。
今回の船はオーナー用ハーネス装備2組、ゲスト用ハーネス装備2組、で、私以外に3人の方を呼ぶことができます。(妻がいるときは1人減り、ゲストは2人です。船の性能的には6人までは余裕で呼べるんですが。。。まあ、楽しいのは4人くらいだろうということで)
宿泊も、まあ、4人ならぎりぎりいけるでしょう。(2人がダブルベッド、1人が床、残る一人は相当痩せていないと入れないクォーターバースですが)
前の船が12人乗りだっただけに、このこぢんまり感にはなかなか慣れませんが、こういうのが本来のヨッティングなのでしょう。
明日は出航れるかなあ。。。
当面はシェイクダウンですので、何かトラブッた時に、自力で帰れないような天気だと困るんですよねえ。。。
あ、あと、時計と気圧計もつけました。
ようやくまともに全日休みが取れたので、1月以来の本格メンテナンスを再開。
・ジャックラインを設置
・アンカーロープ入れを設置(古いライフスリングの入れ物を流用)
・サブバッテリーチャージャーを設置
・バッテリーチャージャーを設置
・桟橋ロッカーを一つ増設
・キャビンをちょっと整理
・アンカーを頂き物の小さいもの(15kg)に変更(古い25kgアンカーは隣の船にプレゼント)
この中で、一番やっかいだったのは、実はアンカーの交換。
新旧ともにシャックルがさび付いていて切断を繰り返す羽目になりました。
ジグソーにステンレス用の刃をつけ、バッテリーを都合7回使い果たしながらようやく切断に成功です。
これだけで、丸6時間かかりました。。。
狭いヨットでの作業では、意外なことに時間がかかるものなんです。
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