Magamon's Log 航海日誌 | ホームページへ戻る |
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昨日の会社帰りのこと。
病院にも寄るためたまたま車で通勤していたのですが、通院の疲れもあり、途中休憩がてらガソリンスタンドで洗車をして貰うことに。
たまには贅沢に、手荒い洗車をお願いしました。
フランスの安車プジョーの分際で、あたかも高級外車であるかのように、ぴかぴかに美しく磨き上げられます。
……ところが。
ガソリンスタンドを出たとたんに降り出す、雨……
せ、せっかく洗って貰ったのにー!!
家に帰ることまでには、すっかり元の泥だらけでした。
そういえば、ガラスコーティングをした翌日は、台風が当たった気が……
雨男ではないつもりですが、そういえば、車を洗うと必ず雨が降っている気がします……
なんと、安倍ちゃん、今回の選挙、開票ギリギリまで負けない気で居たようです。。。
なんでも、外交強硬路線や憲法改正、防衛力強化路線が国民に信頼されているから、だそうですが……
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070730i203.htm
いや、あの雰囲気で負けないつもりでいたっていうのは、世間知らずもここまで来ると、ちょっと凄いんですが……
極右を気取って周りにイエスマンしか揃えないからこういう事になるんですよね。
先日の隅田川花火大会乱入の件と言い、一国の首相なんだから、もう少しなんとかならんのかと思うのですが……
また、投票率がさほど高くなくともこの結果が出た、という点も注目すべき点です。特に、一人区では、公示後の投票時間短縮という、政権側優位を狙った投票率低下工作が30%もの選挙区で行われたのにも関わらず、民主党の圧勝であった点も忘れてはなりません。
ご存じの通り、今回の参院選では、民主党圧勝、自民公明の惨敗という結果でした。
安倍政権に対する鉄槌、という側面もありますが、それよりも注目すべき点が今回の選挙ではありました。
1.天候が全国的に極めて不順であったこと。特に民主圧勝の関東では、大雨洪水警報が出るほどの天候であった。
2.公明の選挙区候補が、東京と大阪の多人数区以外では全敗したこと。
1が意味するところは明白で、これはつまり、一般国民全般で政治関心が増えているということです。その中での民主勝利ということは、国家経営党として、民主党を信任する人が増えている、ということであり、これは非常に大きい変化といえます。
その状況下での2はさらに意味が重く、公明票=創価票がすでに選挙の趨勢を左右する力を失っている、ということでもあります。今回の選挙では、天候も日程も、公明にとってはこれ以上の好条件はないわけです。その中での公明=創価の大敗北は、創価というカルト集団から求心力が失われつつあり、こうした宗教団体主導での選挙戦・社会支配が終焉しつつあることを意味しています。(このあたりの求心力の低下は、すでに一昨年のNHK大河ドラマの視聴率でかなり明らかになっていたのですが、それがさらに明確になった形です)
いずれにしても、参議院は第一党が民主党となり、55年体制発足以降初めて、自民党以外の党が国会の第一党として議会支配を行う、ということになります。
これは、まさに戦後構造の崩壊の始まりといえます。
当初は、我々日本国民が初めて見る”本当に空転する国会”に驚かされることが予想されますが、そこで政治に飽きるのではなく冷静に状況を見つめ、次の選択へと繋いでゆくことが非常に肝要になるかと思われます。
この先、おそらくは1〜2年をかけて2大政党制へと移行してゆくのでしょうが、その産みの苦しみを利用しての、現政権の横暴の発生やカルト教団によるネガティブキャンペーンには十分に注意して、新しい政治構造の誕生を見守ってゆきたいものです。
ニュース:
自民、歴史的大敗 民主躍進、初の参院第1党
http://www.asahi.com/politics/update/0729/TKY200707290263.html
ちなみに、”通過”じゃなく、花火大会の2,3時間前に、ちゃんと車を止めて候補者と共に”応援演説”していたという目撃談も聞きました。
もちろんその時間の浅草は、すでに席取りでごった返していたそうです。
もしそれが本当なら、ちょっととんでもない話ですね。
気になるのは、どこのマスコミもこの件を扱っていないということ。
ただ、私の体験や地元のおっちゃんの話だけでなく、複数の記事から首相の行動は明白で……
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070728i1w4.htm?from=main1
読売にすらも、しっかり浅草に行ったと書かれているわけで。
だったら、無粋にも花火を政治利用しようとしたって、はっきり書けばいいのに。
今日、会社の同僚を自宅付近まで送っていったのですが、その帰り。
隅田川花火大会のため高速道路が封鎖、とのこと。
まあ、それはいいんですが……
妙に警戒が厳重で、パトカーが大量に出ている。挙げ句、パトカーが生きているはずの車線にまではみ出していて渋滞をさらに悪化させていました。
なんだろう、と思いつつ、憂鬱な渋滞をやり過ごしながら帰ってきたのですが……
なんと、帰宅後、安倍首相が花火大会の横を”通過”しつつ車の上から演説をぶっていたせいであることが判明。。。
それで早くから厳重警戒だったのね。
あのな、昨日、花火大会の選挙利用はやめといてくれって、地元花火大会本部から依頼されたばかりだろ?
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070727ic21.htm
必死になっている候補者本人がやるならまだともかく、一国の総理がそんなことしないでよ。
ゆっくり走ればいいってもんじゃないよ。
池袋から新橋に行くのに、なんでわざわざ浅草通るんだよ。。。
これが、経営者の臨む安定与党の姿?
カルトに頼り、ルールを無視して、無能な部下を叱責すら出来ない。
絶対こんなのは違いますよね。。。
やっぱり、二大政党制しかないんじゃないのかな、というのが投票前日の思いです。
ニュース:
高い関心 期日前投票882万人
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070729k0000m010049000c.html
絆創膏事務諸費問題逃亡男、赤城大臣がオリジナリティに溢れた言い訳を繰り返しているようですね。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070727ia21.htm
一応、経営稼業の末席に加わる者の身として申しますが、二重計上が「事務ミス」で許されるなら、ほとんどの脱税は脱税になりませんがな。
第一、中規模以上の企業であったとしても、二重計上なんて会計ソフトで見れば一目で判る。
実際、だからこそ今回の件だって明るみに出たのだし、ね。
このレベルのアホが次々と大臣をやっているあたり、すでに自民党が従来の政権担当能力を持つ自民党ではなくなってしまっている事が透けて見えます。
そもそも、公明ごときカルト集団と組まなきゃやっていけない政党なんて、安定与党とは呼べないわけで。
取りあえず、今回の投票は大事ですね。
安倍首相が公言していた消費税増税を認めるのか、こんなアホが大臣を続けるのを認めるか、というところが争点なんですから。
車の慣らしを兼ね、週末の仕事後に妻を連れて海ほたるへ行ってきました。
行きは、羽田経由でアクアライン。快適です。
深夜のため写真がないのが残念ですが、普段海からばかり見ている海ほたるを中から見るのは、なかなか新鮮です。(でも、交通費の高さはなんとかならんものか。。。)
ただ、レストランの食事メニューも午後9時半に終わっちゃうし、開設直後に比べてなんだかサービスも悪くなっている気が。
その後、木更津経由で館山道経由で帰宅。
陸路での、東京湾一周です!
ただ、風が止んだために発生した、東京湾特有の酷い濃霧に捕まってしまい、恐ろしい思いをしました。
ハイビームとフォグの使い方がまだ未研究だったんですよね(^^;
濃霧の中路肩に車を止めるのも危険で、マニュアルを読む余裕もなく、パッシングを引きっぱなしにするという荒技で急カーブを乗り切って帰ってきました。(その後、もちろん、ガレージでフォグとハイビームの使い方を覚えたのは言うまでもありません)
先日はかなり違和感だらけだったプジョー307Féline(代車)ですが、さらに乗ってみたところ、だいぶ感想が変わってきました。
307Félineのエンジンパワー:
教育コンピュータの学習があったようで、低速時のトルクの増大と快適なギアチェンジがみられるようになりました。
学習後も高速運転時には相変わらずパワー不足ですが、坂道でのランプインでもない限り許せる範囲かも。(坂道からのランプインが多い方はもう一つ上のエンジンの2リッタータイプを迷わず選択すべきでしょう)
307Félineのサスペション:
たった200キロ程度(総走行距離600キロ)の走行距離ですが、明らかにサスペションに柔軟性が出てきました。
まだまだ正直堅いですが、これは、1000キロ程度で猫足を期待できるかも知れません。
307Félineの座席:
何度も言いますが、体にぴたりとフィットさせることが出来るため、短時間走行では最高と言えます。
近所の買い物や通勤では、極楽です。
ただし座面が堅いため、1時間以上の走行は初日同様相変わらずしんどいです。
フランス車と言うよりもBMWなどのドイツ車に限りなく近い仕様ですよね。
で。206SWQSがAT周りを交換して帰ってきましたので、さらにその乗り比べを。
206SWと307Félineの走行性能差:
206SW(4500km)と307Féline(600km)の現時点での走行性能差ではダントツで206SWの方が上。同じエンジンとミッションでありながら重量もサイズも違うのだからこれは当然の結果。
例えばパワー能力差は首都高のランプインで明確に出る。
サスペションの差も歴然。206SWが路面の細かな段差や荒れをほとんど伝えないのに対し、307Félineではいちいち車体が飛び上がる。
ただしこれは走行距離が双方短いためで、将来的には307Félineの方が上に行く気もする。
なぜなら、206SWの方は、中低速時の回避運動などで一定以上の力が加わるとリア側が急速に暴れ出す傾向があるが、307Félineでは事故車を回避した際でもまったく不安を感じなかったのだ。
高速でのワインディング機動では車体の軽い206SWの方が明らかに上を行くが、これは通常は行わない運動であり、普段乗りでは意識する必要はないだろう。(この運動で気がついたが、どうやら206SWは荷台満載時を想定してリアサスペションを強化してあるようだ。これが、空荷時での運動限界における暴れを産んでいる気がする)
307Félineはホイールベースが長いため、細かい動きも苦手で、街乗りでは苦労をする。(206SWの返却直後、ディーラーから出る一方通行の道で側面から出てきたよそ見運転のバンにぶつけられかけたが、小回りのきく206らしく、しっかりとかわすことが出来た)
206SWと307Félineの快適さの違い:
307Félineのキャビン空間の広さは、これは快適さに直結する。やはり206SWは圧倒的に狭いのだ。307Félineに比べると206SWでは頭上空間が無く、非常に圧迫感を感じる。
ただ、307Félineでは、左足の置き場所がないのが致命的。206SWでは初めからフットレスト形状が床に作られており、そこに足を置いて踏ん張ることが出来るが、307Félineでの機動時にはただ振り回されるしかない。(あまりに体が動くため、うっかりギアをNに抜いてしまって焦ってしまった(^^;)
高速機動時には、206SW特有の狭さが、逆に固定感・安心感につながるのは面白い発見だ。206SWはある程度の距離を走る人には本当に快適な車なのだ。
ただし、短時間の乗車では307Félineに軍配が上がる。307Félineにはアームレストがあるし、エアコンもはじめからちゃんと効くし、各ドアにウィンドコントロールボタンが付いているし、オートドアロックも付いているし、パワステも軽いし、エンジン音も小さい。堅い座席だって、横から滑り込むように乗り降りをすることを考えれば実はかなり実用的だ。短時間・短距離乗車を繰り返すのであれば、本当に快適な車なのだ。
ただし、307Félineがフランス車らしいか、といわれると、どうなんだろう、と思ってしまう。フランス車らしい欠点が無くなった分、フランス車らしい良さや合理性の高さも薄れている感じがある。
この辺が、かなり戦略的に安価に設定された価格帯にもかかわらず206シリーズほどの流行を産まなかった理由かも知れない。
そんなこんなで、206SWも退院。
無事にヒートプロテクション対策が施されて帰ってきました。走行感覚は、快適そのものです。
入院ついでに、灰皿を外してドリンクホルダーを設置してもらいました。禁煙車をアピールするのと同時に、とても使い勝手が良くなっています。
暗い話題ばかりもなんなので、ヒートプロテクション対策で入院した愛車の代車でやってきたプジョー307Félineのインプレッションでも。
車名:
プジョー307Féline
なんと、走行距離500キロ弱のぴかぴかの新車を代車に出して貰いました。さすがは正規ディーラー、太っ腹です!
車格的には愛車206の一つ上の格になりますが、本体だけをみると206の後継である207よりも安いという、微妙な位置づけになっています。
そのため、AVナビやHIDヘッドランプが標準装備という太っ腹仕様で207との差別化を図っています。
正直、ゴージャスです!
外見:
アビサル・ブルーのボディカラーは、深く美しい。
ただし、xx7シリーズ特有のライオン顔は、どちらかというとライオンと言うよりも出目金っぽくて好みではない。しかも、フロント中央のプジョーライオンのエンブレムが非常にデカイ。
確かに206までの顔つきと異なって街の人々は振り返るが、なんか、ベンツやBMWのエンブレムを見つめられている類の視線のようで、ちょっと好みではない。
内装:
非常にプラスティッキー。
AVナビは非常に高性能で確かに凄いが(私のSONY-XYZ77の比ではない!)、その他の点では、私の206SWQSレザーパッケージに比べて、いくつか不足も感じる。
プラスチックの固まりのダッシュボードはがっかりだし、同じくプラスティックのアクセル&ブレーキは踏んだ質感が弱い。
致命的なのは、206で大変便利だったオーディオコントローラーがハンドルに付いていないことで、総合AVナビのタッチパネルでの複雑操作を強いられるのはなかなかきつい。(すべてカーナビと一体化されていて、個別のラジオやAV機器は付いていないのだ)
また、各ドアにドア操作ボタンが付いているのは進歩なのだろうが、何か、普通の車になってしまっていて、違和感を感じる。(206は、なんと、4つの座席のど真ん中、キャビン中央に一セットだけしかドア&ウィンド操作ボタン類がない。しかし、これこそがプジョーだと思うのだが?)
ただし、ダブルエアコンは高性能で、オートワイパーの機能はかなり高い。206の熱風の出るエアコンや、気まぐれなオートワイパーの感じは全くない。
座席は、206の比でないくらいに細かく調整でき、結果、体にぴたりと合わせることが出来た。ファブリックもかなり上等。
だが、座面は非常に堅く平らで、まるでドイツ車。正直、私にとっては非常に疲れる座席となっている。
ラゲッジルームの広さは特筆。これならば、大型犬のケージも入るだろう。
307にもSWタイプのセッティングがあるが、普通の生活を送っている人であれば標準で充分で、ステーションワゴンにする必要はないだろう。
乗り心地:
まず、アクセルを踏んで驚くのは、そのあまりの反応の鈍さだ。
同じ1.6リットルエンジン&4ATにも関わらず、206SWのキビキビとした感じは全くない。
206だとエンジン音すら変わってくるSモードにしても、307では変わらない。まったく加速感が無く、驚かされる。
新車同然のため、エンジンのアタリも取れておらず、コンピュータの初期教育が終わっていないというのもあるのだろうが、それにしてもあまりに鈍い。
全長も206SWよりも20センチも長く、横幅も10センチも大きくなっており、交差点では内輪差に気を使う。最小回転半径が5.4mというのは、ベンツのEクラスよりも曲がりにくいと言うことだ。もちろん、これは、旧車であり、直進番長の異名を取るカリーナEDよりも悪い数字だ(ハッチバック形状のため、バックでは、さらにハンドル回しは大変だ)
このため、高速道路に乗る際には、流れに追いつくためにかなり必至に操作をしなければならない感がある。
一見ホットハッチ形状のため勘違いしやすいが、数字を見る限り、決して小型で手軽な車ではない、ということなのだ。
また、その重量に負けないよう、ブレーキも強化されているのだが、軽く踏んだときの初期効きがきつすぎる印象がある。踏んだ瞬間にがっくん、と止まってしまう感じなのだ。
206よりも作りが丁寧になった車体からは、エンジン音はほとんど聞こえてこない。静寂な車内は、日本車に負けていない。
ハンドリングも極めて軽やか。これもまるで日本車である。206の重たく道路からのリダイレクトがもろにかかってくるハンドルとは、まるで別物だ。
車体剛性は極めて高く、ハンドルにはぶれは全くない。これは「エンジンよりもシャーシが速い」という、プジョー伝統の特性だ。
サスペションは堅く、路面の凹凸がもろに伝わってくる。新車というのもあるのだろうが、猫足とは決して呼べないだろう。
このサスペションに前述の座席座面の堅さと相まって、その乗り心地は、まさにドイツ車。
一応、307までが、プジョーでも純フランス製の機械のはずなのだが、どうも、フランス車らしいフランス車を脱却した、世界戦略車としての位置づけが見え隠れしていることが判る。
総論:
短時間乗るには良いが、正直、長い時間乗ると、大変に疲れる車だ。レンタカーやらなんやらと結構色々乗る機会があるのだが、旧車であるカリーナEDよりも疲れる車に、久々に乗った気がする。
現在、たかが2時間弱程度の都内片道横断だけで、へとへとになってしまっている。206SWでは、ATが不調で、しかもノーナビで2往復もしながらもまったく疲れなかった道のりだったのであるが……
通常、サイズアップの効果として、長距離クルーズでの疲労感の軽減を期待するはずだから、307のこうした仕様にはちょっと驚かされる。つくづく、フランス車のこうした特性はヨットに似ていると思う。ヨットも、デカイ方が楽だと思いこむ人が多いのだが、実際にはあまりサイズに関係なく小さい船でも楽な船は楽、大きくても暴れ船は乗りにくいものなのだ。
307では、車内導線が練られていないことも、疲れを増す要因だろう。206はその狭さ故に練り込んだ導線があり、その、ジグソーパズルのような組み合わせが、あたかも私の愛艇Flickaの様なポケットクルーザー感を醸し出していたのだが、サイズアップした307では、大きさに余裕があるためにジグソーパズル的な練り込みが要求されず、むしろ使い勝手が甘くなってしまったのではないかという感がある。
正直、この代車を見せて貰った瞬間には「ずっとこっちの車だったらいいのに」と、浮気心が働いてしまったが、今は、なるべく早いうちに車が治ってくることを、ただただ祈っている。
すまん、他の車に心移りした僕が悪かった。だから早く帰ってきて欲しい。
ただし、307を費用対効果でみると、総合AVナビとHID、アルミホイールなどなどの標準化は、モデル末期だけあって、これは非常にお得と言える。(ただし、標準オーディオは、206SWQSレザーパッケージの、JBLスピーカーには到底敵わない音質なので、凝る人にはスピーカーの付け替えが必要だろう)
その、マイルドな走り心地故に燃費も実は206よりも高い上、燃料タンクも大きいので、ガソリンスタンドに頻繁に通う必要がない便利さは高く評価して良いだろう。
荷物もがっつり積めるので、短距離での通勤の足として、あるいは、どっちみち疲れ果てる週末のレジャー向けとしては、これ以上ない選択肢の一つだといえるのではないだろうか?
本国フランスではすでに新型の308が発表されているが、BMWのエンジンや日本製6速ATなどを導入した、307の強化版的な位置づけになるようだ。
今回のインプレッションで判るように、307には元々、純フランス車から離れた世界戦略車になろうという意志があるわけで、308のこの変化は、一種当然と言えるのかも知れない。
で、取りあえず、今週ざっくりと乗ってみてのプジョー 206SW QUIKSILVER Sound Limited Leather Packageの感想です。
仕事がせっぱ詰まってきていて、あまり走り込んでいないのですが、まあ、軽くというところで。
基本性能:
比喩でもなんでもなく、アクセルを軽く踏むだけであっというまに2000回転を超える。一般道での常用帯域で、3000〜4000くらいか? 欧州ではスーパーミニサイズに分類されるコンパクトカーとはいえ、日本では5ナンバーギリギリサイズとされる車体に比べて、1.6Lのエンジンは小さいのだ。当然、そのくらい回ってないとまともに走らない。
ただし、2000回転程度でもトルクは凄まじく、坂道発進も坂道を上っての高速侵入もまったく苦ではない。
アクセルはスロットル・バイ・ワイヤで、足で物理的にスロットルを開くわけではなく、圧力センサーを利用した電気仕掛けのものだ。実は、これが問題。CPUの速度が遅いせいか反応が鈍く、踏んでコンマ数秒おいてからエンジン回転が加速し、離してコンマ数秒おいてからエンジン回転が落ちるのだ。
QUIKSILVERグレードは、プジョーシトロエングループ自慢の、エンジンブレーキがよく効くというディプトロマティック付き4ATしかトランスミッションの設定がないが、これが上記スロットル・バイ・ワイヤのアクセルと重なると、大変なくせ者となる。
このAT装置、ギアアップの直前にアクセルを離すと「平然と加速を続けてよっこらしょ、とギアアップをしてから、やれやれとエンジン回転を落としはじめる」のだ。ドライバーはすでに止まる意志を明確にしてひょっとするとブレーキを踏んでいるのにもかかわらず、車様の都合で勝手にアクセルがふかされているのである。当然ギアアップしてしまえば、自慢のエンジンブレーキもきかない。有り余るトルクでのこの性質は、正直恐ろしい。
ギアチェンジに要するコンマ数秒の誤差なので車間距離を充分開けていれば対応できるわけではあるが、それでも、一瞬、車が自分の制御から離れている感覚には慣れない。
飛行機で言えば、米国が人間優位のボーイング社の設計であるのに対して、欧州では機械優位のエアバス車の設計であるように、欧州車も機械優位の設計を感じるのだ。
使いづらい1速を早急に抜け出してなるべく早く2速に入れようというプログラムなのだろうが、短距離で制動-最発進が入ることの多い日本の道路事情では、ちょうど2速に入るタイミングで次の信号になってしまうのだろう。
ただし、ハンドリングは素晴らしい。
プジョー特有の猫足に、出来の良いシート、さらには16インチの大きめのタイヤが効いて、非常にコントロールがしやすい。
普通にハンドルを握っているだけで、自分が上手くなった気がするのだ。(車庫入れでそれが間違いであることに気がつくのだが(^^;)
砂利でも、大雨でも、急カーブでも地面に吸い付くように走るので、コントロールミスがほとんど発生しない。もしコーナリング中に何らかのトラブルがあったとしても、即座に回避行動に入って、恐らくそれは成功するだろうという確信を持てるハンドリングである。
気になる、左ハンドルから右ハンドルへの移行もほとんど問題ないが、ブレーキペダルとアクセルペダルの間にある謎のプラ板に足の先が引っかかるのが気になる。緊急でブレーキを踏みたいときに、このプラ板が邪魔にならないと良いのだが。
一部で噂になっていた、ブレーキとアクセルの高さの差は、このモデルでは解消されていた。足の運びは(間で足の移動を邪魔するプラ板を無視さえすれば)非常に快適である。
内装・装備:
内装は、一見すると、素晴らしいの一言。
本来の206は、プジョー最後の純フランス車だけあって、フランス流にプラスチックと化学繊維の固まりで非常に安っぽいところがあるのだが、206SW QUIKSILVER Sound Limited Leather Packageでは、その名の通り、革張りシートに張り替えられている。これが、ステッチドメーターカバーや革張りのハンドルと相まって、あたかも高級外車に乗っているような錯覚を与えてくれる。
ただし、本質的には安物なので、パーツの付け替えなどでAピラーを外してみると、その安っぽさに愕然とする。
例えば、左Aピラーを外したときに引っこ抜いたゴムパッキンが余ったりする。引っ張りすぎて伸びたのかと思いきや、念のために撮っておいた工事施工前の写真を確認してみると、実はその時点でゴムパッキンが波打って押し込まれていることに気がつく。
また、例えば、ハンドルの高さを調整していたら、パコン、と言う軽い音と共にハンドル軸のカバーがあっさり外れて床に落ちたりする。けっこうな重要パーツのはずだが、なんとこれ、ガンプラ真っ青のハメ込み式なのだ。(これ、運転中に外れてブレーキの下にでも入ったらどうする気だ?)
後部座席を倒せば広大なラゲッジルームになるらしいのだが、そのためには、3つもある後席ヘッドレストを外さねばならない。もちろん、ヘッドレストをしまう場所は用意されていないので、せっかく広くなったラゲッジルームは、決して小さくはない3つのヘッドレストに一部を占領されることになる。確か、広い荷台が欲しくって、苦労して後席を倒したはずなのだが……(これはつまり、質量保存の法則を身をもって体験できるという、フランス流のエスプリなのだろうか?)
フロントガラスは、古き良き金属薄膜入りの熱線反射ガラスで、当然、全ての電波はおろか、赤外線まで弾いてみせる。
真夏の太陽でもまったく熱くないのは嬉しいが、ETCもGPSもビーコンも、レーダー探知機もルームミラー横の5センチほどの非熱線反射エリアに設置しなければならないのは辛すぎる。(当然、そこに設置したとしても受信性能は格段に下がっている。「日本車とは違うから、ETCを使う際には必ず30キロ以下で」というのが、ディーラーさんからの再三の注意であった)
あげく、そのフロントガラスの上部中央にドドンと鎮座ましましているルームミラー様はプジョーの独自仕様で、日本製のミラーアダプタやその他ミラー設置型のグッズの数々の設置はなかなか困難である。
そして、そのルームミラーに映って見えるバックハッチドアは、見事な黒ガラスで、ルームミラー越しの夜間後方視界はゼロに近い。一応バックワイパーは付いているが、雨が降れば昼間でもかなりしんどかった。車庫入れで苦労するのはまさにここで、ついさっきも、スーパーの駐車場でバック進行先に人がいることに、1メートルくらい前でようやく気がついた。
また、デザイン優先のドアミラーは小さく、非常に見づらい。
これはようするに「男は後ろを振り返って見てはいけない」という、重要な教訓を与えてくれているのだろうか、などと思いたくなる。さすがはフランスだ。(っていうか、フランスで後ろを見るときには、コロンボが愛車のプジョーでやっていたように、窓を開けて頭を突き出して見るのが普通なのか?)
プジョー特有の肝心の外層塗装は美しいの一言に尽きる。が。その厚塗りの塗膜は非常にもろく、日本車なら気にならないような小さな砂粒程度の飛び石で、あっという間に傷だらけになる。特に、プラスチック部分の塗膜が酷い。日本車では当たり前のプラスティックメッキなんて考えもしていないらしく、単に、灰色のプラスティックに塗っただけの塗料は3日間乗っただけで、いとも簡単にはげてゆく。
そもそも、運転席から手の届くところに、傘の置き場すらないってどうなのよ。日本車だったら、後席足下にそれとなく傘を差し込めるはずなのに、バゲットシート状の運転席からはそんなことは到底無理。今日も大雨で、傘を抱きかかえたまま乗ってしまい、しばしじたばたと無駄な抵抗をした後、結局雨の中傘も差さずに車を降り、バックハッチを開いて適当に傘を仕舞い込んだ。(ああ、ただし、バックハッチを開いたときに雨が降り込まないよう、流れ込まないように工夫されているのには感動した。バックハッチを中心にキャンプを張ったら、アウトドアも楽しそうだ。え? そんなの日本車では普通? ほっといて(^^;)
電気配線も適当で設計図通りではないことの方が多いので、いちいちテスターを当てないと不安なあたり、エアバス社のA380が電気配線の失敗で大納期破りをやらかしている事情も見えてくる。なんだかカラフルで綺麗だし取りあえずつながったしこれでいいやって、適当に線を繋いでいる工場の様子が目に浮かぶ。
外装鋼板も段差があり、その隙間から中が覗けるのは、これは何かのサービスか? 水はけを良くしているのだろうか?
HIDに換えたばかりのヘッドランプも、すっかり中がしけっている感じだ。ひょっとすると、これは、HIDの耐水試験の一環なのかも知れない。
もちろん、そんな隙間から聞こえてくるエンジン音やロードノイズは、今や日本車では味わえない、どこか昔懐かしい音だ。
ただ、座席の座り心地はレザー表皮と相まって、文句なく最高である。私が座ったことがある中で、これに匹敵する椅子は、911以前にたまたま乗れた、大韓航空の旧ファーストクラスシートくらいしか知らない。
座席の調整も自由自在。ブログなどを拝見していると206の座席がフィットしないという人が多いのだが、私の体型には、それは当てはまらないようだ。
後席も、フットスペースこそ狭いが座席の素晴らしさは格別で、多少の長旅でも疲れないだろう。
総じて:
総じて言うと、細かいところさえ気にしなければ、費用対効果ではかなり優れた車だと言える。
「車なんて、走る、曲がる、止まるの3つさえちゃんと出来れば良いんだ」と言う向きには、これは最高の車と言える。電装品や内装なんて、所詮飾りに過ぎません。お偉いさんにはそれが判らんのですよ。
とはいえ、型落ちでなく、新古でもない本物の新車価格で買うか、と言われると躊躇するかも。
ただ、噂のプジョーの猫足。これはハマる。
この運転感覚は、慣れてしまうと二度と日本車には戻れない気がする。
10年も先の話だろうが、次の車をプジョーで買うとしたら、なるべく電気系統の少ないマニュアルトランスミッションで、内装の痛みを気にすることのない低グレードの車にしようと思う。
ちなみに写真は、ガラスコーティングの効果の実験中。
雨水をさらさらと弾いているのが判る。
台風接近に伴い、仕事の前後で、マリーナの増し舫いと車のガラスコーティングをやってきました。
とはいえ、増し舫いのほうは、マリーナ側でほぼやっていてくれて、私はウィンチを巻いてファーラー(前帆巻き取り装置)を引き締めた後、舫紐は一本足しただけ。
マリーナの皆さんの御尽力に感謝です。
で。桟橋に、マリーナの先輩方のイタズラ書きがあったのを発見(笑)
ゴム塗料が余ったのかな?
ガラスコーティングに至っては、早朝に行きつけのガソリンスタンドに預け、帰りに受け取っただけ。お手軽です。
結果、ガラス膜で覆われた、ピカピカの姿に!
なんと半年〜1年も持つそうですので、今後の手入れは楽そうです。
会社の仲間を送りがてら、おおたかの森駅と、その付属ショッピングモールを見学。
よくある簡易建築のショッピングモールではなく、かなりちゃんとしたビル建築で作られたショッピングモールで、ちょっとびっくり。
しかも、斜めの線や曲面を多用したデザインは、ただ美しいだけでなく、人の導線を援護するように巧妙に配置されていて、秀逸。
ちょっと買い物をすれば簡単に1日無料駐車になっちゃう価格設定が、コンセプトを明確に示していますよね。お出かけの際にはここに車を置いて、お土産や帰りの食事もここでどうぞ、という。
巨大駐車場完備で、車−電車へと毎日乗り換える、街の中心部分として設計されているのが明確に判る、素晴らしい建物でした。
つくばエクスプレス周りは、こういう秀逸な建築が多いようです。
JR化に失敗して半民営になったのが、プラスに働いている感じがありますね。
そんな中、こんなホームページも発見。
http://e924.hp.infoseek.co.jp/ibaraki/bank02.html
あ、あ、あ。。。
青春と夢の、谷田部テストコースが、今はこんなありさまに……
学生当時、セミプロのドライバーをやっていた友人に連れて行かれた淡い記憶が、哀愁を誘います。
当時は、自分の力で走ったわけでもないのに、自慢にしていたっけな。
自分も年を食ったなあ、と思うのは、こういうときですよね。
完全解体前に、一度見に行きたいです。
半徹仕事の勢いで、車関連で他愛もないことをいくつか。
・なぜ新車(新古車)で買ったのに、最新の207でなく型落ちの206なのか?
A:なによりも、206は特装車なのに安かったから(爆)
型落ち万歳!
それに、3ナンバーのでかさの上、ワゴンタイプのSWの設定が無いのも207の大きなマイナス。
あと、どうせプラットフォーム1(プジョー1007、207、シトルエンC2、C3、プルリエルの共通シャーシ)に乗るのなら、プジョー207でなくシトルエンのプルリエルにしたかった。
でも、プルリエルのキャンバストップは、一時期どこかの与党宗教の連中につけ狙われていた時期の身の回りの犯罪連発の事などを考えるとやや不安。そんな状況でグッとこらえて207に乗っても、余計ストレスが溜まりそうだった。
でも、内心の本当の理由は「206はプジョーが出した最後のフランス車である」という点かも。
実は、206以降の全ての車は、独(BMW)日(トヨタ)いずれかとの合作なんですよね。そうなれば、当然、走り味もドイツ風、日本風なわけで。
206は、最後の猫足、最後の「エンジンよりもシャーシが早い車」、最後の「路面を抱きしめる車」。
それだけでも充分な理由かも。
・じゃ、なんでフランス車?
A:日本車とは安全基準が全然違う。
207よりも安全基準では劣る9年前の設計の206ですら、日本車の最新最上位機種よりも安全性が高い。
各部パーツに暗号化技術が使われていて、パーツの盗難すら困難になっている防犯性の高さも魅力。パーツすら転売困難なフランス車で何かあったら、それは私怨か悪質なイタズラだろう。
価格も、プジョーやシトロエンは、戦略的価格設定でユーロ高を感じさせない点も魅力。
何よりも、優れたデザインが良い。
こんなオッサンでも、一応、CGデザイナーという職種だしね。
・プジョーデザインなら、そっくりな日本車がごろごろあるけど?
A:偽物は所詮偽物。
これははっきり言うが、トヨタとコミケが著作権を守るようにならない限り、日本は中国のことを笑えない。(その点、先日発表のマツダデミオは衝撃だった。マツダのことは信じてたのに……)
商業主義にまみれたコピーが横行していない分、地方エンタメに徹している中華ディズニーの方が、まだ良心的だと言える。
そもそも、いくら経営陣が提携したって、所詮はコピー。
プジョーのデザインは、全て機能を伴っている。例えば独特のネコ目ヘッドランプは4灯を斜めに納めるためだし、Aピラーなどのピラーデザインがそのままドアの形状になっている。ドアエッジが丸いのだって、衝突安全強化のため。
でも、日本のそっくりさんたちは、デザインと機能が一致していない。日本車で、Dピラーの黒塗り部分がまっぷたつに分かれる車や、一見曲線デザインのドアなのに実際にあけると四角いドアが多いのには、殺意すら抱く。
日本車は、まず、のっぺらぼうの車があり、そこに別途デザインした車のガワをズレを気にせずに被せただけに見える。
・その割には、旧車はトヨタばかり選んでない?
A:カリーナ、ソアラ、カリーナED。どれもこれも素晴らしい車だった。機能美の固まり、個性の固まりだった。
カリーナは、カローラの外見でAT装備のスポーツ車という、世界初のジャンルを築き上げた車だった。
ソアラは、大衆車にスーパーカーの多機能を引きずり下ろしてきた立役者。GTなどの名を冠せられたそれまでのスーパーカー廉価版たちは、ただ早いというだけに過ぎなかった。しかし、ソアラは早さや馬力よりも、スーパーカーの機能性の高さを大衆量産車に盛り込んだという点で、エポックメイキングであった。
カリーナEDは、AT4ドアスポーツ車の最後の王者。日常生活にスポーツ性を持ち込み、後の、大衆スポーツ車文化を創り上げた功績を否定することは出来ない。
今でこそ盗用多なんて呼ばれてしまうが、実は、バブル時代までのトヨタは、こうじゃなかったのだ。
そもそも、今のトヨタは、開発期間の短さが異常だ。
毎年形を変える義務を負っていて、まともなデザインなんて出来るはずがない。
プジョー206なんて、9年売ってて、まだ現役で新車が作り続けられているし、そうでなければ、じっくりと時間を掛けコストを掛けた開発費をペイすることが出来ないはずだ。
トヨタがちゃんとフルに5年掛けて車を作ったら、その車は10年売り続けられるはずなのに。
ああそうだ。僕はトヨタを愛している。
だからこそ、敢えてプジョーに乗るんだ。
ついでにディーラーさんにチューニング方法を聞いてきました。
まずは、なぜかプジョー206ではみんながやっている謎のオカルトチューニング、アーシング。
要するに、バッテリーのマイナスから、グラウンド線を車体各部に引きまくる、という工作です。
ヨットなら、電食防止効果もあるのでしょうが、陸を走る車になんの意味があるのでしょうか?
で。
ディーラーさんの結論から言えば、アーシングは、新車にはまったく効果がないそうですが、2,3年落ち以降のプジョーにはてきめんの効果があるそうです。
理由はというと、要するに、欧州車ならではの作りのため、数年で、走行時にボディがきしんで所々で離れたりくっついたりするして電気伝導の距離が不安定になったり途中でロスしたりするのを、アーシングで防ぐ、という事のようです。
そのためアーシングは、きっちりとその固体固体の長さを測って、現場あわせでやってもらえるところが良いそうです。(よく売っている、206用のキットなどを素人工事で使うと、むしろかえって伝導距離が不安定になって、マイナスになることもあるようです。)
逆に、国産車では必須となるマフラー交換の方が、効果としては怪しいそうです。
プジョーは元々エンジンが小さいので、排出量比で見ると、標準マフラーでも充分な口径のようです。(むしろ、マフラーを換えると、低回転時に排気圧が低圧になりすぎて不安定になることもあるとか)
マフラーよりもむしろ、小さなエンジンに空気を与える吸気系のチューニングが効果的、だそうです。
ようやく新車、納車しました。
しかしながら、早速ヒートプロテクショントラブル対策で、来週入院予定です。とほほ。
ヒートプロテクションとは、オートマチック機構を守るために、AT油温がある程度以上になるとギアが2速に固定される機能なのですが、フランスの気温に併せて作ってあるため、湿度の高い日本ではいとも簡単に発動してしまうのです。そのため、対策パーツでAT冷却系を強化して、冷やさないとまずいのですが、じつはこれ、なぜかプジョーではリコール対象ではないのです。(まったく同じAT装置を積むルノーではリコールに準じる扱いなのですが……)
こういう工事も平日指定されてしまうと、仕事との兼ね合いが大変です。
ただ、さすがに無料工事の上、代車が出るようですので、結構楽しみでもあります。
で。
本日のトラブルパート2。
担当さん、車検証を入れ忘れてくれちゃって、東京横断を2往復でした。合間に仕事を挟みつつ、合計6時間の慣らし運転が出来ました。
おかげでETC、大活躍です。
以下、車のモディファイ済みリスト。
・ETC設置
・アンテナを起倒式に変更
・ラゲッジネットを設置
・HIDを装着(輸入車の特権で、正規品にもかかわらず、なんと6Kカンデラの青さ!)
・防犯装置
明日以降のモディファイ予定
・レーダーセンサー設置
・GPSカーナビ設置
・ヒートプロテクション対策
・防犯機能をさらに強化
・ガラスコーティング
そして、総走行距離4444キロを突破。
ちょうど慣しが終わったところでの購入なので、気が楽です。
そういえば、プジョー206シリーズには、AT変速機に熱で1速固定になっちゃうトラブルが頻発していると聞きますが、私の車には、この対策ってちゃんとされているんでしょうか?
対策部品は出ているとは聞いているのですが、どうにも不安です。
この週末は、奥歯のブリッジが取れて、その修復に費やされました。
取れたブリッジから感染して熱も出るし、もう最悪。
ようやく熱も下がりましたが、感情の荒れって、歯に出るんですよねえ。
トホホホホ。
取りあえず車の方は、先方がひらあやまりで問題解決に向かいつつあります。(まあ、当然といえば当然ですが)
今週、HIDなどのオプションを付けた上で納車予定ですが、せめて、もうこれ以上のトラブルがありませんように。
ちなみに、話し合いの最中、パーツを入れた箱の中でレーダー探知機が「ピンポーン。カーロケをキャッチしました」などと鳴り響いていました。
私のレーダー探知機は予備バッテリー駆動可能機種の為、電源が入っていればどこでも動くのですが……
私「……ねえ、これって要するに、電源を入れっぱなしでコネクタを引っこ抜いたということ?」
営業担当「……恐らくそうだと思います」
私「……あのさ。小学校で、電化製品は必ずスイッチを切ってからコンセントを抜きましょうって習わなかった?」
営業担当「……」
いや、洒落にならないですよ、これ。
支払いやローン手続きも終え、いよいよ納車を待つばかりの状況にもかかわらず、大トラブル発生。
前の車に付けていたセキュリティを付け直して貰うことになっていたのですが、その状況が二転三転し、正直、付き合いきれない状態に。
・まず、電話でのおおまかな見積もりがあった。取り外しは自分でやるつもりだったが「新車への装着後の動作保証がしかねる」と、取り外しからの工事を勧められ、それを了承する
・その日の夜、「実際に取り外してみたら新車への取り付けには追加パーツと追加工賃が必要になった」との電話。なんと2倍近い値段に
・見積もり後の値上げにも関わらず勝手に工事を進めていることを不審に思い、上記電話を問いただしてみると、「追加パーツは、ドアセンサー4つとリレースイッチ2つ、発光ダイオードとその工賃」とのこと。ところが、元々リレーは一つ付けてあったし、ダイオードも元からある。プジョータイプであればドアスイッチはいらないはずだし、仮にそうしたスイッチを追加で付ける設定を行ったにしても、そもそも今度の車は5ドアでドア枚数の数が合わない。また、追加金額が発生するなら、旧車からの取り外し工事前に改めて聞くのが普通では、という疑問も浮かぶ
・上記疑問を投げかけると、外注工場に出したので、と、しどろもどろに。取りあえず、旧車とパーツを引き上げる指示を出す
・一夜明け、直接店に行き、なぜしどろもどろになったのかを問いただすと、なんと「外注工場にはあらかじめ見積もりなどせず、慣例的に口約束だけでどんどん作業をしてしまっている」とのこと。だから、突っ込まれると書類も何もないので答えようがない、とのこと
・取り外したというパーツを見ると、元々取り付けていたはずの発光ダイオードやリレースイッチが行方不明になっていた。パーツ類があるべきところは、コネクタから3センチほどコードが出ているだけで、その先がぶった切られていた
今回のトラブルでもっとも驚くべきは、「ほとんど全ての外注工事を見積もり無しで口頭のみでやっている」ということ。
これは要するに、ディーラーの営業の口先と工場の胸先一つで、いくらでも工賃パーツが上乗せし放題、ということ。
今回も、私が車体本体の値段交渉をしなかったために甘いオーナーと見られ、どんどん値段がつり上がってしまった可能性があります。
だったら、普通、ディーラーを変えるべき?
いや、ごもっとも。
でも、恐ろしいことに、私が行ったディーラーさんはプジョー東京直営のお店。
つまり、プジョー・ジャポン。ひいてはプジョー本社の100%子会社であり、なおかつ、日本に入ってくる全てのプジョーの元締めなのです。つまり、日本全国どの店で買ったとしても、全てのプジョーは一旦この人たちの手を経過するわけです。
そんなお店での、この状況。
正直、二の句が継げません。
日本ではプジョーは電装系が弱い、といわれていますが、実は本国ではそんな噂はあまり聞かないらしいのです。
その秘密は、案外、こんなところにあるのかも知れませんね。
そういえば、プジョーで、今日はお茶、出なかった。。。
はしゃぎすぎた?
そして孤独なローンレンジャーへ。
いや、いくらなんでも、ローンじゃないと買えないっすよ、車なんて。
車種名:
Peugeot 206 SW QUIKSILVER Sound Limited Leather Package Peugeot Tokyo Original Limited Edition
http://www.peugeot-tokyo.co.jp/news/20051003_1/index.html
Peugeot 206の派生型SW、そのバリエーションモデルのQUIKSILVER Sound Limitedは、日本国内150台限定モデル。
日本発売2004年12月、本国での生産停止は2006年1月。輸入販売停止は2006年6月。
http://www.gooworld.jp/catalog/PEUGEOT/206/10024889/index.html
私のはLeather Packageで、QUIKSILVERのさらに、革張りエディション。プジョー東京オリジナルのモディファイドカー。限定20台。(QUIKSILVERの150台の内訳に含まれている)
Leather Packageの宣伝のために、2006年5月と6月に計3台作られたデモカーの1台。(プジョー東京では、全モデルで革張りシートへの交換を行えるため、206SW廃止後は革張り技術のデモカーとして活躍。2007年6月デモカーを引退、我が家へ)
206SWQSLPを標準の206に比べると……
・195mm車体が長い
・全高がルーフレールを含めて35mm高くなっている
・ハッチバック部分に段差がない
・荷台にネットフックやレールが付いている
・荷台ハッチバックガラス窓だけが開く
・バンパーなどが外装樹脂類が同色(アルミナムグレー)
・16インチ (9本細スポーク型)アルミホイール。205/45R16(標準206は15インチ)
・フュエルキャップはアルミ製レーシングキャップ
・ABCペダルはアルミ製
・1.6L 108馬力エンジン&マニュアルモード付き4速AT
・重量1150kg(標準206比110kg増)
・燃費12.0km/リットル (標準206は13.2km/l)
・QUIKSILVERのロゴ入り
・5連奏CDチェンジャーオーディオ
・JBLハイグレードスピーカーシステム
・ラバーフロアマット
・シート及びフロントコンソールが革張り(QS標準のQUIKSILVERのロゴ入りシートファブリックと交換)
標準の206は、今春の207の登場で型落ちしたはずだが、実のところ、欧州では207は大きすぎて失敗したモデルと受け止められているため、未だ206も製造・販売継続となっている。(さらにいえば、206は、今年からアジア諸地域でのライセンス生産も開始され、まだまだ大量の新車が出続ける模様)
エントリーモデルである106の継続機種107の利益率が低すぎるため、107が欧州地域を除いて出ていない事情もあり、当面世界戦略的には、207の小型廉価版が206、という扱いになる、という状況が予想されている。
新型のコンパクトステーションワゴン207SWは、2007年6/6に欧州で発表。日本導入は2008年初頭の予定。
余談ですが、実際、日産GT-Rでは、一つ前のGT-Rをコンプリートカーに改造して乗るのが富裕層の間で流行っていたりします。
http://response.jp/issue/2004/0202/article57510_1.html
こういうのが富裕層だけでなく、一般でももっと広く流行ると良いですよね。
私自身、小なりとはいえ社長をやって、貧乏ながらもマリーナなんぞで遊んでいると、本物の富裕層の方々とも触れあう機会があるわけで、そういう方々の話を聞くと、本物の金持ちは、流行をまったく気にせず、純粋に、そのもの自体の価格妥当性に強くこだわる事が判りはじめてきました。実は、古い船を苦労して自力レストアして乗っているのも、貧乏人ではなく、そういう金持ちの方々の方が多いんですよね。
これは私の周囲の自力での成功者全般に広く見られる特性のため、ひょっとすると、そうした視点こそが、彼らを成功に導いたのではないか、と思っています。私も頑張らねば!
PS
そういえば、マリーナ新聞に私のRYA訓練の記事が出て、好評を頂いているようです。嬉しい限り。
さすがに我が家の12年落ちのカリーナEDに、限界が来てしまいました。
・高速運転中ハンドルニュートラルでかなり勢いよく左に寄ってしまう(車体のねじれ)
・ハザードランプが時々点かない
・上記ハザード現象の時には、ウィンカーも点かない
・停車するとき、時々ギアが抜けずにエンジン回転数までブレーキにつられて落ちてしまう(ATなのに。。。)
・停発車時に、右前ドライブシャフトから異音がする
上記症状が、先週、急に出てきてしまいました。
さらにいえば……
・フロントガラスにヒビがあり、次回の車検は厳しそう
・塗装が限界で、塗り替えの必要が出てきた
・走行距離は、10万キロ越え
・犬が車恐怖症で移動時にはハードゲージ必須なのですが、カリーナには、ハードゲージが乗る場所がどこにもない
思えば、長い付き合いの車です。
そもそも、実はこれ、私が大学生の時分に(というよりも、弟が免許を取ったタイミングで)、父が新古で買ってきた車。
その後、私のものになったり弟のものになったりしながら、5年のブランクを経て、最終的に家族ケンカと諸経費その他財布面での紆余曲折の後、晴れて2005年のちょうど今頃、私のものになった次第。
ちょうど、その頃、犬を飼い経てで妻も通院中だったため、便利に使っていたのですが……
思い返せば、導入早々エンスト(ATなのに。。。)したりエアコンガスが全部抜けちゃったり車上荒らしにあったりで、そのたびに何度も何度も修理したり、防犯装置を付けたり、カーナビを2回も取り付けたり、自動洗車では塗装がはげてしまうため毎月特殊洗車を強いられたりと、結果的には親族から入手したとは思えないほど、えらく高く付いた車でした。(よく考えれば、導入費用込みで、ベンツAクラスの新車が買えるくらい使っちゃってます)
カリーナEDというのは、実は、外見以外はセリカそのもので、スポーツAT4ドアセダンという新しいジャンルを切り開いた画期的車両。(当時は、「セリカにカローラのボディをかぶせた」といわれていました)
一見4ドアATの、のんびりセダンながら、実は、高速安定性に優れ、視線もかなり低く、コックピット形状もドライバーシートにすべてが集中された優れたスポーツカーでした。エンジンに振り回される低速域でのハンドル操作は非常に鈍く車庫入れには苦労をする車種でしたが、その代わりに、高速道路での動きはまるでバッタのように自由自在なものでした。(自動車運転復帰後の初ロングドライブで、バッタ感覚に溺れるあまり、無茶な車線変更をして隣に乗せた友人を怖がらせてしまったのは、懐かしい思い出です)
エンジンとミッションに場所を取られるため、後席の狭苦しさは特筆もので、さらに、1時間も運転すれば前席運転者ですらもとてつもない疲労感に襲われる車種ではありましたが、逆に言えば毎日の通勤ですら、「今日もあのじゃじゃ馬を乗りこなしてやったぞ!」という満足感のある車種です。
後に、私の師匠がこの車のCMを作っていたと聞き、大いに納得したものです。この車の外見には出てきにくいセンシティブな感覚を表現するのは、当時でも(恐らく今でも)、彼しかいなかったのでしょう。
しかし、そのジャジャ馬っぷりにカローラ風の華奢な4ドアボディが耐えられなかったのでしょうか。その当時の爆発的な売れ行きの割に中古車がほとんど出ていない(=廃車になってしまっている)、悲しい車でもあります。いつかはうちもか、とは覚悟していたのですが、症状は突然でした。(反面、同じ車体でも、2ドアでボディ剛性を高めてあるセリカの方は、ほとんどの車がまだまだ現役でいけるようです。羨ましい)
間は5年ほど空きましたが、なんだかんだと足かけ12年も乗っているので、愛着はあるのですが……ここまで来るとさすがに限界です。
そういうわけで、すでに日記で報告済みのように、先週中に仕事の合間を縫って、プジョーのお店に行き、細かい話は抜きにして、即日即試乗即決で車を決めてきました。
で、この週末は、マリーナチョイ寄りの後、カリーナEDに付けた色々な装備の数々をプジョーに移植する相談です。
正直、どれもこれも、新規でパーツを買った方が安いのですが。まあそこはそれ、先代のカリーナの魂を新車に移す、プチ大嘗祭的な日本特有の感傷的な儀式な訳でして。
結局、人の幸せは手持ちのお金の多寡じゃないのですよ、世の中。うん。
2度目となるプジョーのお店は、明るく、綺麗。
店内展示の207シリーズ、中でも207CC-GTの姿が光ります。
で。私はウソや口車の類が大嫌いなので、さっそく、馬鹿っ正直にカリーナの症状を話しました。
……で。当然、下取り価格も無し、新車値引きもほとんど無し(笑)
でも、実はその方が相手がまともな人でさえあれば、後々の交渉で有利だったりするわけで。(症状を隠して高く手放した車で事故を起こされても、後味悪いですしね)
本来、正規ディーラーさんでは、こうした社外品の取り付けなんてやっていないわけですが、私の思いを話すと、快諾してもらえました。やっぱり信頼こそ一番の利益です。
さらに、保険の引き継ぎや、追加パーツの導入で色々とご相談。今回は、法的には中古車とはいえ実質新古車購入なので、本来中古には厳しい追加パーツも、国内工場で対応できるものなら色々と入れられます。(買えないのは、新車だけに限られたメンテナンスパックだけ。まあ、デモカーとはいえ、ナンバー付けてから12ヶ月点検過ぎてますからねー。うちの新しい奴は)
さらにわがままを言い、新型207CCの変形を見せてもらうことに!
正直不格好な207ハードトップが、たった20秒で素晴らしいオープンカーにド派手な変形です。
なんとこの変形、低速なら走りながらでも出来るそうです。凄い!
街の視線を独り占めとは、この車のためにあるような言葉ですね。
値段も、実はマニュアル登載の上位クラスじゃなく、似非マニュアルモード付きのオートマチックのクラスなら、結構安いことが判明。
なんと新車で、戦略価格の307万円。
オーディオまでオプション扱いの日本車と違い、この基本セットで必要なものは全部入っているそうで、税金と諸手続経費以外、他には何も買う必要はない、とのこと。(乗り出しで、340万強くらい?)
カローラに毛が生えた程度の価格で外車のオープンが買えるって、凄い時代になったもんです。(ドノーマルのガソリンエンジンエスティマより安いって、どういう事? いや、そりゃ、うちでは買えませんけど、ね(笑))
ただし、凄まじく売れている車種のため、当面一円たりとも値引きしないとのこと。
207CCに思いっきり後ろ髪を引かれつつ、我が愛車206SWQSSLLP(SW QUIKSILVER Sound Limited Leather Package)の様子を見ることに。
おー、207CCのとなりに、いたいた。
なんだかんだ言って、我が子はカワイイ(笑)
こいつは、多分、最後の206SWのディーラー車でしょう。
こうやって並べると、違いが明確にわかりますね。
うちの206SWの斜め上から。(全身は敢えて隠します。納車日までのお楽しみ!)
特徴的なハッチを後ろから。
で、最後に、プジョー新古車の証、やや汚れたタイヤ周り(笑)
そういえば、自分の車をアルミホイール車するのって、初めてかも知れない。
こうしてみると、いやいやいやいや。
我が子もなかなか洗練されています。
該当車が旧世代の車になってからのディーラー新古車購入という、我ながら前代未聞のアホを現在進行形でやっている割には、全然見劣りしませんね。
そりゃもちろん、日本的な、車使い捨て文化に対する自分なりのアンチテーゼでもあったりしますが。
最新より、一つ前の練られた車を買うという文化、もう少し根付くと良いな、と思うのですよね。
206と207を並べてみると、まず、一番の違いは、フロントフェイスだと思います。
正直、207のそれは、頭でっかちすぎて、違和感があります。はっきり言って、日産マーチのヤンキー改造車のようです。(実は、207は206と大差ない車内容量で、3ナンバー化した分が、ほぼ全てフェイスの大きさに持って行かれているのです。いや、なんと言う、フランス車らしからぬ見た目最優先主義か、とも思えるのですよ、一見)
ただしそれは、ハードトップの場合!
207CCでのオープンモード(カブリオレモード)では、デカイフェイスがレザーシートまでの距離をあたかもノーズであるかのように演出し、そこに乗る人を車体の一部と錯覚させるかのようなクールデザイン。そして、量産ATを積みながらも、似非マニュアルモードを入れることでオープンカー特有のマニュアル感をも味わえる心憎い設定。
実はこれ、決してデザイン優先主義なんかではなく、明らかに、207CCでの気流変化だけを考えてこの207フェイスを作ったんじゃないかと思えますね。で、結果として、ノーマルハードトップではえらく不格好になっちゃった、と。
そんな207CCの、ユーロ高をものともしない、日本市場にオープンカー旋風を巻き起こすべく練りに練られた、この値段。
はっきり言いますが、こいつは、買いです。
207CCの様子を見る限り、207SWが発売されても、フロントからのバランスはそんなに悪くないんじゃないかと思います。
ただし一説には、バランスが取れたのは良いが、トヨタ カルディナのそのまんまコピーともいうべきデザインになっちゃっているそうで。実際、並べると、エンブレムを見ない限り、区別つきません。
http://www.feline207.net/site/
http://catalogue.carview.co.jp/TOYOTA/CALDINA/latest/overview.asp
元々カルディナ自体、206SWのコピーでしたので、次期207SWが似ちゃうのはやむを得ないのかも知れませんが、ちょっと、ね。
せっかく、トヨタとプジョーは提携会社同士なのですから、いくら廉価量産車同士とはいえ、もう少し似ない努力をしても良いのでは、と思います。
ちなみに、ディーラーさんに寄れば、207全車を通じて、今のところ目立った致命的トラブルが世界的にあまり報告されていないのも驚きの一つということ。
ただ、私の考えでは、致命的トラブルのない新型車なんてあり得ない、というのがありまして。
ヨットでいうところのシェイクダウン(初期実用破壊)をしっかりとやらないと、怖くって買えない、というところも正直あります。
エンジンから車体の大きさから何から何まで変更した新型車で、何もトラブルが出ない、というのは、どうなんでしょうね?
それとも、日本企業の著しい低クオリティに慣らされすぎた結果の杞憂なのでしょうか?
PerlDiary S Ver.1.02 |