Magamon's Log 航海日誌 | ホームページへ戻る |
←4月 |
|
|
|
|
9月→ |
|
お盆を振り返ってみると、結局腰痛でひたすら寝ていた日々でした。
外出は、車載用犬ケージを買いに出たお台場行きと、その翌日に犬にケージを壊され、怒りながら買いなおしに出かけたコルトンプラザ行きの2回だけ。
ヨット、フジツボだらけだろうなあ。などと思っていたら、マリーナの先輩から「最近どうしたの?」とご心配の電話が。
いや、ぎっくり腰だったんですよ、お恥ずかしい(^^;
そして、日本でもついに自殺テロ発生ですね。
政治家である加藤紘一氏の実家にテロとは、なんとも。。。
どんな意見の持ち主であれ、国民の代表がテロに遭うなどと言うことは、先進国ではあり得ない話です。
日本がどんどん、議論どころかまともな会話すら出来ない三流国家に凋落してゆく様には、強い憂国の思いを持たざるを得ません。
小泉首相がついに8月15日に内閣総理大臣として靖国参拝を行いました。
しかし、A級戦犯問題が決着つかない状態でのこの行動は、あまりにも時期尚早であったということが出来るでしょう。
靖国神社は天皇を守るために死んだ英霊、つまり正規軍側の戦争従事者を祀るための神社であり、そのため、空襲での民間戦死者や戦争従事者であったとしても軍属での戦争参加者などの人々は祀られていません。
しかし、A級戦犯は従軍者ではありませんし、そもそも戦没者ですらありません。天皇も国家への功績を認めていない人々です。しかし、靖国は、東京裁判は不当であるからそこで処断された人々は戦争犠牲者であり、罪はなく、英霊なのだと主張しています。
東京裁判では戦争に負けたから半ば法を無視して処刑された。100歩譲ってこの主張に間違いが無かったとしましょう。
しかし、国家の経営陣に、全面戦争に負けるという以上の罪があるでしょうか?
しかも、国土の大半を焦土と化し、大量の餓死者まで出しています。これは無計画な戦争に原因があるのは明確であり、国家経営トップがその責を問われるのは当然のことです。本来であれば、そして正常な国家であれば、そうしたトップ自身による自らへの処分が行われてしかるべきところなのです。しかしながら、当時の日本の幹部に(ひょっとしたら今の日本にも)責任を取る能力がなく、敗戦後ものうのうと生き残り、あまつさえ国家指導に対しても力を持ち続けていたのです。
しかし、そうした責任問題を無視し、東京裁判だけを取り出してその勝者論理による処分だけを糾弾したり、あるいはさもなければ国民全員に責任があるかのように振る舞うのは詭弁に過ぎません。
所詮軍人は公務員であり、その隠蔽体質は今も脈々と続く役人体質そのものだということです。
そもそも、小泉が靖国にこだわる理由とて、そのバックである森派の代表的シンパ組織である三菱グループのかつての代表が東条英機であった、という理由です。いわば、政治スポンサーのためのサービスにすぎません。これを隠したまま、国民の嫌韓感情や嫌中感情を隠れ蓑に、個人としてではなく、国家の代表として行った参拝もまた、官民べったりのもたれ合いが発揮された異常な隠蔽体質の発揮そのものといえるでしょう。
余談ですが、異常といえば、一部を分祀ができない、という東条英機の子孫をはじめとする靖国側の主張も異常ですね。
土地スペースなどの都合で一旦同じ社に祀った神を、改めて後ほど別の社に分けるという行為はかつてから頻繁に行われており、これが出来ないとする主張は、靖国神社の教義が通常の神社のものではない、という主張に他なりません。一般の国民が神道の教義に詳しくないと侮っての主張なのでしょうけれども、これもまた一種の隠蔽体質といえるでしょう。
戦争の発生原因についても、靖国側の主張は歴史を無視しためちゃくちゃなものです。曰く、ハルノートによって無理な圧力をかけられ、米国に誘導される形でやむを得ず戦争に突入した、というものです。
しかし端的に資料面だけから史実を言えば、ハルノートが朝鮮半島・満州を日本側に安堵する内容であったにも関わらず、それを<誤解>し、両領土を失うことによるブロック経済の破綻を主張して戦争に突入したわけです。実際には、陸軍海軍の国内的な派閥争いの都合上実際の戦争で決着を付けざるを得なくなり、戦争に突入したわけですから、それを、あたかも米国の圧力で開戦を強要されたかのように主張するのは歴史の歪曲であるとしかいいようがありません。
一度、靖国神社や慰霊施設の枠組みそのものの再定義も行う必要がある時期に来ているのかも知れません。
また、そろそろ当時の戦争当事国各国から平等に研究者を出し、純粋に資料だけをまとめた、太平洋戦争の平均的歴史観をまとめる時期にも来ていると思います。
日々これ腰痛です。
腰痛で困るのが、座り仕事が長時間出来ないこと。
コンピュータを使うにしても、ペンを使うにしても、我々絵描きは座れないと仕事にならないのです。(弊社では、CGアニメやゲーム制作、映画のエフェクトなんかもやっていますが、結局これも毎秒30枚分描くだけの違いで、単なる絵描きなんで、やることは一緒です)
他の業種同様8月は仕事量が少なめではあるのですが、それでも全然デスクに向かわないわけにも行かず。
今年の夏こそは東京湾脱出をと思っていたけれど、ヨット、出来るかどうか微妙です。
今アメリカではSIGGRAPH期間中ですが、相変わらず今年も論文査読でトラブルが続いているようです。
以下、友人のブログから転載
>ユタ大学のMichael AshikhminがSIGGRAPHの査読委員会
>が不公平なんでもうやらねと個人ページで宣言。ざっと
>ググってみると賛否両論。
http://www.cs.utah.edu/~michael/leaving.html
この問題について昨年のSIGGRAPH日記でも触れたのですが、その後、いらんつっこみが入ったのですよね。
賛否どちらかという以前に、まず、私のような小人物の日記風情にいちいち圧力かけたくなるくらい恥ずかしいなら、はじめから関与しなければいいのに。
ちなみに、机の前に座ってコンピュータ操作するのがたいへん辛いので、次の日記更新はまた遅れると思います。
でもまあ、半ばコンピュータから離れた生活というのもいいものです。
ここ2週間のまとめ日記。
え〜日記の更新がないのでお気づきと思いますが、グアム帰国後、案の定歯痛と腰痛が悪化しました(^^;
歯の方は歯医者に治療して貰い、腰痛はついに筋弛緩剤を常用される羽目に><
筋弛緩剤、眠くなって嫌なんですよね。。。
とはいえ、船に行かないわけにも行かず、腰に影響が出ない程度に軽くご近所週末クルーズ程度をしています。
・写真1。写真2。
先々週末、ご近所のヨット、DANA24と機走で競争の図。
ちなみにこちらのDANA24は私の乗っているFlickaの姉妹艇で、設計者こそ違いますが、似たコンセプトで造られた頑丈で重い、外洋艇です。
ちなみにこちらのDANAは、今のマリーナで「一番遅い船」の名を欲しいままにしていました。
ただし、私のFlickaの基礎設計は100年以上前のニューポートロブスターボートそのままのフルロングキール艇であるのに比べ、DANAは同じロングキール艇でも近代的なハーフロングキール艇。
もちろん、「マリーナで一番遅い船」のタイトルは、みごと私たちコンビが奪取しました(^^;
ちなみにこの日は、大雨のあとで、荒川に大木がごろごろ流れていて、たいへん恐ろしい思いをしました。
軽くセーリングをしていたのですが、ゴツンゴツンと流木にあたり、生きた心地がしませんでした。。。
一度、結構派手に当たったので、冗談抜きに国産艇だったら沈んでいたかも知れません。
で。機走に切り替え、スラロームのように流木をよけながらの競争と相成った次第(^^;
・写真3、写真4。
続いて先週末。仕事がハードで腰痛が悪化したため、クルーズは2時間程度の短いものでした。
時間は短かったのですが、夕方の吹き上がりで風速10〜12メートル程度のナイスウィンドの中、快適クルーズを楽しめました。
やっぱり、Flickaは強風でないと楽しめないですね(^^)
ただ、妻はびびって酔っぱらってしまいました。つい、いつもの1人乗りのつもりで怪我人に無理させてしまった。。。ごめん。
で、寄港後、マリーナがなにやら騒がしいのです。
クレーンに行ってみると、なんと!!
Bさんが、170kgのクロカジキ(ブルーマーリン)を三宅沖で釣り上げたと言うではありませんか!
私たちもお裾分けを数キログラム貰い、ほくほくです。
本当に、ありがとうございます。
ちなみに、このお裾分け、皮を剥ぎ、骨を抜いて、捌いて魚肉にするのに深夜までかかりました。
全体のたった数%の肉片に、大格闘です。
これが100%で、しかも生きていたらと考えると、そのダイナミックさに震えが走ります。
一度、マーリンも釣り上げてみたいものですね!
PerlDiary S Ver.1.02 |