Magamon's Log 航海日誌 | ホームページへ戻る |
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昨日日曜日は延々と降り続く小雨。
これではヨットを出しても楽しくありません。
もちろん荒天修行がてら出航という方法もあるのですが、今のマリーナは雨の日には何しろ水質が悪いのです・・・
というわけで、今日はディズニーランドで昼食&家で仕事でした。
ディズニーランドももうすぐ年間パスポートが切れるので、こうしたレストラン代わりの利用方法も出来なくなります。
昨日9/23は祝日!
というわけで、セーリングです。
今回は妻が仕事でこれないため、副社長の橋本氏と一緒のセーリングでした。
マリーナではまったくの無風。
こんな状態でセーリングできるのかと心配したのですが、海上では北西の非常に良い風が吹いていました。一安心です。
マリーナは北西からの風に強いので、無風に感じていたんですね。
GPS速度で11ノットを数えるかなりの快走!
陸はドン曇りでしたが海上では晴れ間も差し込み、非常に快適なセーリングでした。
今日は、強風のため一時出航出来なくなりましたが、午後になって出航できました!
え?違う?
いや、ディズニーシーのベネチアンゴンドラの話です(笑)
ちなみに本物のヨットの方は、強風と無数のヨットレース艇のため、荒川尻で逃げ帰りました。
大き目のレースが強風でノーレースになったようですが、だからといって我が物顔で水路を占領されても困ります・・・
多くのヨットはまともなのですが、中には酔っ払って左側通行をするヨットまで出て狭い水路で対航して進む私たちの逃げる隙間もない情況が続出。すでに出来上がっている人も多く、波に揺られてふらふらと当船に寄ってくる船も1隻ではありません。
こりゃダメだとUターン。ノーレースになったヨット群と同航してマリーナに帰りました。
私たち夫婦はヨットレースに限らずレースの類が嫌いですが、何が嫌いってこういうところが嫌いなのです。
内輪の競走に目が行く余りに、競争に関係の無い大勢の人のことを忘れ去り、横暴を働く人が嫌いなのです。
センスという言葉について、最近悩みます。
私の仕事を端的に言うと、デザイナーです。
そして、世間的にはデザインにはセンスが必要ということにされています。
もちろん、それは間違いではありません。
デザインとは、センスだけで仕事をするものです。
センスさえちゃんと活用できていれば、あとは遊んでいてもかまわないのがこの世界なのです。
しかし、そこで私が悩むのは、どうも、センスという言葉の意味を取り違えられているのではないかということなのです。
本来的な意味のセンスとは、思考力や判断力まで含んだ広範囲な「感覚を形にし、結果を出す能力」のことです。
しかし、最近弊社にくる新人や、学校で見かける学生たちの様子を見ていると、「生まれつきや育った環境で元々もっている感覚能力」のことをセンスと誤認している気がしてならないのです。
しかし生まれつき持っているそれは、ただ単に感じやすいかどうかという体質の問題のようなもので、仕事に使えるレベルのセンスとしてはほとんど使い物にはならないのです。
センスとは、少なくともデザインの世界におけるセンスとは、経験や知識に裏打ちされた、しっかりとした根拠のあるもののことを言います。そうしたセンスを手に入れ、維持し続けるためには、生まれつきの能力だけでなく、そのあとの膨大な日々の努力が必要になります。
間違っても、生まれつき他人よりもちょっとばかり感じやすいというだけの理由で、この世界を志して欲しくは無いものです。
今日、愛艇”まがもん”のプチ進水式(命名式)を夫婦二人で行いました。
今まで忙しく船名も貼れず、ようやく船名を貼っても台風台風台風で、今まで伸びてしまいました。
念願かなって、今日の日となったわけです。
実際にはまだ、購入したオートパイロットとDGPS魚探が付いていないので艤装終了ではないのですが(笑)
午前中からマリーナに行き、まずは帆走。
初めての長時間帆走でしたが、周り中のヨットが帆走をあきらめて機走をはじめるほどの微風にもかかわらず、かなりの速度で風に上ってゆきます。(GPS速度で4〜8ノット近く出ていました)
船の後ろに流れるウェーキが綺麗です。
クローズホールド性能(風に45度以下で上っていく帆走方法)は、Y30CRS系の噂通り、素晴らしいものです。
リーチ(横向きの風)での帆走も、なかなかのもの。鏡のような水面を、流れるように滑ってゆきます。
しかし、問題はブロードリーチ(斜め後ろからの風)とラン(真後ろからの風)。
帆船が本来の性能を発揮するはずの風下への帆走にも関わらず、動かない動かない動かない動かない。
クローズホールドと同じ風のはずなのですが、GPS速度は0〜0.5ノット。特に潮の流れも無い場所なので、純粋に帆走れていないことになります。
余りの動きの鈍さに、ISPAでは禁止されているランにも挑戦しましたが、ほとんど変わらず。
昼食を海上で取りつつ午後3時まで粘りましたが、船の特性をだいぶつかむことが出来ました。
そして船の洗浄後、いよいよ命名式。
とはいえ、夫婦二人で記念ボトルを開けるだけの作業です。
妻はカルバドスの逸品、私はブランデーのスリムボトル。
共に瓶詰め業者による瓶詰めを行った、お互いの誕生年のものです。
帆走後マリーナで飲む古い蒸留酒には、格別の味があります。
昨日月曜日は、午前午後と専門学校での講義。
宿題を出していたのですが、なかなかなかなか・・・
宿題提出日になぜか具合が悪い人が増えるのは、私の学生時代と変わりませんね。
きっと、宿題の具合が悪いのでしょう。
今日のマリーナは、昨日の大雨で下水処理場からあふれた水のせいで、肥溜め状態。
あんな状態ではエンジンもかけられません。(無数に浮いたトイレットペーパーのかすが詰まりますし、そもそもそんな水をエンジンに入れたくありません。キングストン閉めておいて、本当に良かった・・・(^^;)
そのため、昼前に船周りをざっと確認だけして、即仕事&午後からディズニーリゾート行きと相成りました。
仕事の方は、順調に遅れ気味なのでおいておくとして、ディズニーシーが予想以上の面白さ。
芸術の秋ということで、さまざまな音楽家を呼んで各所で演奏しているのですが、そのどれもが本物なのです。
今日の目玉は、夕食で寄ったユカタンベースキャンプでのカリビアン・ソンの生演奏でした。
しかも、なんと、「TIPICO ORIENTAL」その人たち自身による生演奏です!
言うまでも無いことですが、ティピコは太平洋戦争終戦の年にキューバで結成された、カリビアンの元祖にして伝説のバンドです。こんな世界的なバンドが来日していたことも驚きですが、何でわざわざディズニーシーで歌ってるの?・・・というかまだ生きてたのか!?
1回20分ほどの短いステージでしたが、体の心が熱くなる、本物のカリビアン・ソン!
独身時代以来、久々にコロナビールをおいしく飲みました。
ちなみに、船名貼りが終わった時間は、午後11時近くでした・・・
進水式用に取っておいた乾杯はお預け。
船名貼り付け後初出航のときに飲むつもりです。
漫画でひたすら働いていましたので、代休をもらいました。
週の真ん中で急ぐ仕事が無いことが多く、最近は水曜日に代休をもらうことが多い感じですね。
午前中は、痛んだ手首を直すべく、ひたすら睡眠。
午後はのんびりとマリーナに行き、ヨットに船名をつけてきました。
余りにも船体が汚れていたため掃除から始めましたが、なかなかの大仕事と相成りました。
テンダー”こまがもん”も出動し、桟橋から陸からと磨き上げ、そして苦労して作った船名シールを貼り付け!
いかがでしょうか?
船首両舷側だけでなく、アッパーデッキ左右にも縮小タイプを貼り付けてあります。
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