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日記概略

沖縄で野党勝利

 暗く沈んでばかりもいられないので、明るいニュースでも。


ニュース:沖縄県議選、自公過半数割れ
http://www.asahi.com/politics/update/0608/SEB200806080002.html


 自公による選挙ネガティブキャンペーンや、秋葉原の事件での影響で、過去最低の低投票率であったにもかかわらず、沖縄県議選で自公党が過半数割れをし、野党が多数となりました。
 創価公明の強い沖縄では民主党が弱体であるために苦戦が予想されたのですが、後期高齢者医療問題や昨今の基地問題での自公の高圧的な対応への反発から、野党に多数の票が集まったものと思われます。


 今回の選挙での最も重要な点は、極度の低投票率ながら、創価公明党の票が大勢に影響を及ぼさなかったという一点につきます。
 従来であればこの得票率なら、組織票に優れる公明党が信者の票をとりまとめて圧勝していたところでしょう。
 事実、昨晩投票率が出た段階では、メディアなどでも出口調査の結果にもかかわらず自公の辛勝を予想したところが多かったようです。
 しかし、蓋を開けてみれば野党の圧勝。
 今回、沖縄県議選は初チャレンジとなる民主党からも、4議席もの当選者を出すことが出来ました。
 この結果は、与党から力が失われつつあるのを確信できる選挙結果であると言えます。


 あなたの一票で、間違いなく日本は良い方向へ変わります。
 格差拡大や治安の悪化が目に付く昨今ですが、まだ、日本をあきらめるのは早いのです。
2008-06-09_12:00-teduka-C(0)::Politics

日記概略

絶望的な事件

 なんというか、絶望的な事件が秋葉原で起きてしまいました。
 20人弱をトラックで全速で轢いたあと、動けない被害者たちに馬乗りになってめった刺しというのは尋常ではありません。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080608-OYT1T00474.htm


 まず、犯人の加藤智大ですが、日研総業という派遣会社所属で、トヨタグループの関東自動車で勤務をしていたということ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080608/crm0806082203036-n1.htm
 この日研総業の派遣キャスティング事業部本部が、事件のあった秋葉原にあったわけです。
 犯人は当初はここを目指したのではないかと思われ、そして、その途中にあったホコテンで脳天気に騒いでいる人々を見て「どうせ殺すなら誰でも良い」と、殺意を催した、ということのようです。
http://www.nikken-sogyo.co.jp/company/office_list/kanto_koshinetsu/index.html


 そして、本人の語る犯行理由が「世の中が嫌になった。生活に疲れた」という、生活苦からやけを起こしての無差別殺人。
 もちろん、こうした犯行を行った犯人は許し難いのですが、社会的弱者から徹底的な搾取を行う、日本の格差構造が生み出した犯罪とも言えます。
 現時点では、まだまだ情報が不足していますのでこの件についての詳細は後日書きますが、十年以上前のアメリカでの犯罪に似た、とても嫌な事件です。


 まずは、亡くなられた方のご冥福と、負傷者の方々の一日でも早いご快癒を心よりお祈り申し上げます。
2008-06-09_01:07-teduka-C(2)::General

 食糧自給率の低下、中でも米離れによる農業構造の変化が昨今問題となっていますが、ここで一つ振り返るべき問題があります。
 それは、「主食」という概念の嘘です。


 「米は主食だから大事にしろ」と言いますが、実際には、「主食」がある国が少数派で、そもそも人類は、多くの食品を満遍なく少量ずつ食べた方が体に合っている生き物なのです。
 日本は単に、東洋の貧しい小国故に米などの稲科植物の種子くらいしか食えず、その悲しい事実を「主食」という概念を生み出すことによって美化し、自らを慰めてきたのです。
 「主食」とは、単に痩せた土地に生え、高カロリーで保存が楽、栄養効率の良い穀物類を食べざるを得なかった状況を指すに過ぎない単語であり、実際、貧しい国以外では主食の概念は無いのが普通です。
 そのため、経済が発展した昨今の米離れは、これは人類の本能からして当然の現象といえます。


 では、米が不要かというとそうではありません。
 これからの食糧難の時代では、また、日本人は米を食うしか方法がないのが事実です。
 しかし、今現在、経済的に豊かな状況で「主食だから米を食え」といったところで、人類の持つ雑食の本能がそれを拒否するのは当然のことです。
 本能に反することをする以上、あくまでも「今後の食糧難の時代を考えて米産業を育成する」と、正面から堂々と国民に訴えてゆく必要があるでしょう。
 また、せっかくの日本の高い技術力なのですから、米以外の食物の能率的収穫についても積極的に研究開発をしてゆく必要があるでしょう。
 特に、先のバター不足でわかるとおり、畜産物の研究開発は急務と言えます。
2008-06-05_23:27-teduka-C(4)::Politics

日記概略

カレーラムネ

 カレーラムネに挑戦しました。


 外見は……黄色い。

 そしてラベルは……

 なぜかインド人。


 コップを鼻に近づけると、カレーの強烈な香りがあります。
 そして一口……


 お、うまい!
 いやこれ、美味いですよ。
 なんというか、よく海外で飲める似非和風なアメリカンドリンクの感じ。
 もし見かけたら、チャレンジしてみる事をお薦めします。
2008-06-03_00:20-teduka-C(0)::General

 サーキットには、学生時代に友人に連れられて何度か行った事があるのですが、当時はその貴重さがあまりわからず、足が遠のいてから、かれこれ十ウン年。
 筑波サーキットが無料で体験走行会をやっていると聞いて、取りあえず参加してきました。

 ワーキングプアーを地で行くアニメ業界に籍を置く赤貧の身としては、無料、というところに心引かれたのは言うまでもありません。
 普通の走行会だと、2〜3万円はかかりますからね(^^;


 折しもこの日は雨。

 我ながら、少々フテ気味の顔ですね(^^;
 しかし、レースは熱く展開されていました!
 体験走行会は、バイクレースの観客動員も兼ねて行われているのですが、このレースが熱い!
 特にこの日注目なのは、ST−600級。筑波スーパーカップ選手権の第2戦に当たります。
 このレースには、若干15才の新鋭、近藤湧也君が、優勝候補として参加していたのです。

 雨の中、若者たちの乗るモンスターマシンたちがパドックに集っています!
2008-06-01_03:44-teduka-C(0)::General

日記概略

ザンドラ姫

 たまにはオタクらしくアニメの話でも。


 恐らく皆さんご存じの「風の谷のナウシカ」ですが、実はこの作品には、90分バージョンの米国公開版「Warriors of the wind」という作品があります。(元々のナウシカは120分なので、随分思い切って縮めたものです)
 先日、専門学校のアニメの講義で、こいつを使った比較を行ってみました。


 さて。まずこの作品のヒロインは風の谷の「ザンドラ姫」です。
 そう、そもそもナウシカがヒロインじゃないんですよね(笑)
 で、敵対するのが、「帝国」の元で小国を営む「サリーナ女王」。「帝国」の圧政に反旗を翻した彼女が、「帝国」から「炎の悪魔(Fire Demon)」を奪い、その船が風の谷に墜落するところから物語が始まります。
 え? トルメキア王国のクシャナ姫? 誰それ? やだなあ。なんの権限もない姫君が軍隊を動かせるわけ無いじゃないですかあ。
 言い忘れましたが、舞台は今から1000年後。文明が今からさらに大きく発展し、その後世界が滅んでからさらに1000年後のナウシカに比べると、結構近い未来ですね。うん。


 テレパシー、エンパシー、サイコキネシスなんでもござれの本家ナウシカと異なり、ザンドラ姫は普通の人間ですから、当然超能力なんて使えません。そう、アメリカには、「美少女は超能力を使って良い」なんていう日本アニメのお約束は通用しないのです。
 従いまして、そんな怪しいシーンは全部カット。
 当然、ナウシカと異なり、オームと会話なんて出来ません。その代りに、ザンドラ姫は、部下の城オジ「アクセル」に随時的確な軍命を下します。
 アクセルはザンドラ姫の下すどんな命令にも「イエス・マム!」と素早く答える、なかなかの老兵です。ナウシカの命にいちいち逆らうミトとはえらい違いです。
 さらに、その二人を、ザンドラ姫の叔父にあたる王弟「イェパ」が支えます。イェパ叔父さんは自らはただの剣士であるとして、王家をザンドラ姫が継ぐべきと判断していて、常にザンドラをもり立てるのです。正体不明のどこかのユパとはひと味違う、生粋の旅の傭兵です。
 ザンドラ姫は、ナウシカと異なる単なる人の身ながら、その判断力と指導力と魅力で、撃墜された飛行機からサリーナ女王を連れて脱出。さらに、敵対していたペジテの王子「マイラー」を説得し、仲間に引き入れます。マイラーはどこかのアスベルと異なってセリフの度に自分の王族の血統を鼻にかける気障な野郎ですが、それでも、ザンドラ姫と共に、「毒のジャングル」の地下に「パラダイス」があることを発見することに成功します。
 しかし、王族が滅んだものとして、マイラーの意に反したペジテ市長が、オームの幼生を人質にして、風の谷をオームに襲わせたのです。
 折しもその時、風の谷では内乱が勃発。城のヴェテラン兵たちが大活躍をしていましたが、いかんせん多勢に無勢。谷は戦場となり、荒れ果ててしまっていたのです。
 サリーナ女王も、ファイアーデーモンを出してオームに対抗しますが、直前まで内戦をしていたこともあり、到底対抗できません。
 絶望的な状況の中、ザンドラは、必死にオームの幼生を取り返しますが、ナウシカと異なる単なる人の身。もちろん、子供の頃にオームの幼生を助けたことなんてありません。従って、謎の「らん、らんらららんらんらん」なんて言う音楽も流れなければ、空想上の黄金の草原も現れません。
 自らの身を呈して、オームの群れを止めたものの、ザンドラは瀕死の重傷を負います。
 みんな誰もがザンドラが死んだと思ったその時。オームの触手の治癒効果で、彼女は復活したのです!
 そう、言葉が通じないオームと人とが、互いにわずかながら気持ちを通じ合った瞬間です。
 しかし、残念ながら、谷は戦争とオームによって踏み荒らされています。毒のジャングルに沈むのも時間の問題です。
 その時、ザンドラと、マイラーが見つけた毒のジャングル地下のパラダイスに、木の芽が生えているシーンが写されます。
 そう、まだ彼女らにはフロンティアがあるのです。


 ……と、こんな作品でした。
 映像はまったく「ナウシカ」と同じもの。カットされた部分はあるものの、シーンの順番も変えていません。
 しかし、セリフと切り取り編集だけで、これだけ雰囲気を変えられるんですね。
 ちなみに、上映時間の関係で90分に縮めたとされていますが、実際見てみると、時間もさることながら、元々のナウシカにあった超能力シーンと、曖昧な軍隊表現が嫌われたのではないかと感じられます。
 米国では、美少女だから超能力を使っていいなんて言うお約束もなければ、指揮系統のはっきりしないくたびれた軍隊なんて考えられもしないわけですから。
 実際、リアリティで言えば、「Warriors of the Wind」の方が明確に上です。映像として非常にわかりやすいんですよね。
 生徒に両作品の違いを説明しながら、日本のアニメが世界ではマニアにしか通用しない理由が、この辺の「お約束」に頼りすぎているところにあることを痛感しました。


 もっとも、ナウシカのメインテーマである「反戦」のテーマが消えちゃっているので、まあ、「Warriors of the Wind」を見た宮崎さんが怒ったというのもわからなくもないのですが(^^;
 アニメ業界に関わる方で、米国リージョンのDVD再生環境がある方でしたら、一度これを購入されて、見比べてみることをお薦めします。
2008-05-30_10:47-teduka-C(0)::General

 さっき流山のドトールで妻への土産に買ったワッフル詰め合わせのいくつかが、見事に期限切れでした><
 これ、店舗側での詰め合わせだから、袋を開けるまで賞味期限を確認できないんですよね。


 それにしても、5月14日って、2週間近く前に期限切れでしょ?(購入は5月26日22時過ぎ)
 1日、2日ならうっかりというのもわかるけど、これはいくら何でも古すぎる。
 食べる直前に気がついて、良かったです。
 もし食べていたら大事でした。


 クレームの電話を入れたものの、妻の機嫌は直らず……
 そりゃそうですよねえ。
 いや、参ったなあ。


 でもまあ、お客さんの所へのお土産じゃなく、自家消費用で何よりでした。
 お客さん用だったら洒落にもならないぞ、これ。
2008-05-26_23:38-teduka-C(0)::General

日記概略

デザイン色々と

 金工工具も揃ってきて、色々とデザインを考え中。
 ナイフデザインもそうですが、一時期はまった銀細工なんかもちゃんと勉強し直したいところ。
 こういう材料側の偶然性が強いアートを、低い偶然性でかっちりと複雑なものを作り上げるCGデザインと組み合わせると、色々と出来るんですよね。
2008-05-25_23:52-teduka-C(0)::General

 毒を吐く、とは言うけれど、これはちょっと……というかかなり大問題です。

「息できない」外へ逃げ出す患者、刺激臭に病院パニック
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080522-OYS1T00393.htm

 この事件が、少しでも、昨今の毒物テロ自殺の抑止に繋がればいいのですが……
2008-05-22_15:05-teduka-C(0)::General

ニュース:宇都宮地裁の現職裁判官、ストーカー容疑逮捕
http://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200805210235.html


 上記のニュースを読んでいて、あれ、見覚えのある名前だなと思ったら、下山芳晴裁判官って、「『非行なし』裁判例の研究」という有名な論文の著者じゃないですか?(違っていたらすみません)
 この論文は、少年犯罪において、いかに虚偽自白が作り上げられていくかというところに着目した非常に優れた研究で、少年犯罪を厳罰化することに警鐘を鳴らす、貴重なものだったのですが……


 もしもあの論文の著者と同一の裁判官であるのなら、この逮捕で論文の信頼性が揺らぎ、議論抜きで少年犯罪厳罰化への流れが一気に進むのではないかという危惧があります。
 少年犯罪厳罰化については、文字通り日本の将来の担う若者たちの方向性を決める重要な議題であって、どういう結論を出すにせよ、こういうセンセーショナルな話題をきっかけとした感情論に走ってはいけないものだったはずなのです。
 下山容疑者も、とんでもないことをしてくれたものです。


 ちなみに私はどちらかというと厳罰化賛成ですが、その為には、少年逮捕からの取り調べの全映像記録が必須であると思っています。
 こういうフォローを忘れた、単なる感情論と勢いだけの決定にはならないことを、切に願います。
2008-05-21_19:08-teduka-C(0)::Politics

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