日記詳細&コメント
ラスベガス4日目NAB2日目
NABも2日目。
各社でパーティなども執り行われ、最も盛り上がる日です。
長丁場で体力勝負となる日なので、朝食をしっかり取ろうということに。
まずは、評判の良いLuxorへ。
いやあ、馬鹿みたいに広い!
おまけに、トコトン半端なエジプト風が、非常に楽しめます。
そしてついに地下階のファラオバッフェに!
ここはガイドブックや様々なWebサイトなどでも評判の良いバッフェなのですが……
妙に行列が短く、やや閑散としているのが引っかかります。
とはいえ、サブプライムローンとブッシュ・レイムダック政権の影響で、ラスベガス中にものすごい不況の嵐が吹き荒れているので、あまり気にもしなかったのですが……
料理はさすが評判通りの味。
特に、クリームチーズ和えのフルーツが、ブルーチーズの香りがして、とても美味しかったのです。
ただ、フルーツポンチは、ちょっと痛んだ感じもあり、不況を実感しました。
しかし、同行の橋本君にそのことを話すと、「え、そんな料理あったっけ」、という反応。
もちろん、これが後でとんでもない事態を呼ぶのは、言うまでもありません(笑)
その後、LuxorからExcaliburに移動し、ショッピングモールを通ってモノレールのあるMGMに戻ります。
Dragon's lairの隣にMerlin'sがあったりして、中世ファンにはたまりません。
Dragon's lairでは、ドラゴングッズだけを売っていて、なかなか良い感じです。
そして、その足でNAB会場へ。
閑散とするラスベガスを余所に、会場内は非常に盛り上がっています。
ただ、例年に比べると若干少なめの人数ですね。
で、デジタル映像系イベント名物。モーションキャプチャー姉ちゃんも大々的にパフォーマンス中。
ちなみに、モーションキャプチャーマシンからは、こう見えています。
カメラの設定をちょいといじって見た写真です。
これだけぴかぴか光って見えていれば、そりゃ、追跡も出来るというもの。
次いで、今回会場で2番目に盛り上がっていたNewTekのブース。
TryCasterでの、リアルタイムグリーンバック合成を実演していました。
ええっと、去年とまったく同じ機材が同じ状態で出ているんですが、さすがNewTekはファンが多いですね。
まあ実際、これだけの合成設備が100万円台で揃うのですから、凄い機材です。
で、日本で大人気のLightWave3Dは、LightWave RenditionというPhotoshopプラグインが話題になっていました。
Photoshopや映像編集ソフトなどの3D機能追加は、今の時代の流れなのですが、それにいち早く乗っている感じです。
正直、このNewTekさんの動きの早さを見るに、他の3DCGソフトウェアメーカーの映像編集ソフトとの棲み分け路線に、やや危機感を覚えざるをえません。
今の3DCGメーカーさんはAvidさんにしてもAutodeskさんにしてもハイエンド映像系なのですぐに統合というのは難しいのでしょうけれど、AdobeさんやMicrosoftさんあたりが本気になって3DCG機能付き映像編集ソフトの開発をしたら、結構やばいんじゃないかと思うんですが。
で。NAB名物、中小企業エリアで、面白いものを発見。
ブルーレイ対応、DVD/CD-ROM焼き機!
なんとロボットアームでディスクを運んで、7台並んだPC用ブルーレイドライブにそれぞれ放り込み、そこからプリンターまでまたロボットアームが放り込んで、プリントが上がったら完成品エリアに放り込む、という荒技!
お値段は1台約80万円ですが、正直、この機能でこの価格というのは信じられない格安です。
次いでまた大手ブース。
今度は、ローランドさんのブースです。
ローランドさんは音楽系に強いメーカーですが、実は映像スイッチャーの最大手の一つでもあります。
今回は、VJチックな操作も可能な軽放送用HD対応スイッチャーや、それに対応したHDD録画デバイスの説明をしていました。
特にHDDデバイスは実売30万を切るようで、かなり楽しみですね。
どんどんとHD環境が身近になってきているのをひしひしと感じます。
で、企業経営者や決済権者の多い会場には、当然、そうした層向けの商売も集まるわけで。
なんと、BMWがブースを出していて、miniを売り出していました。
しかも、なんとDesert MINI。つまりは砂漠仕様!
もちろん、NAB定番、Bell社の撮影用ヘリも実物展示中でした。
ちなみにこれ、軍用ヘリのマシンガンをカメラに置き換えただけという代物で、民間機ならば本来8人乗りの所を、座席を2つ強削って機材を積み込み、4.5人乗りにしてあります。
そして、JVCさんのブースも。
マスモニの液晶LDCへの切り替えをチャンスにして、SONYさんを猛追しているJVC。
ついに、24型ではフルハイビジョン対応も打ち出していました。
残念ながら、ビクターさんの主力となる小型機に関してはまだフルハイビジョン対応ではなく、ノーマルHDまでの対応機材の展示でしたが、超小型携帯性・耐久性の機材を重視するという路線は非常に現場よりの姿勢で、大変好感が持てます。
JVCさんから9インチや17インチのフルハイビジョン対応機が出たら、HDの世界も劇的に変わると思うのです。
そして、遅い昼食を。
Slice Sandwichスライスサンドウィッチという、知らないチェーン店のサンドウィッチです。
これがかなり旨かったのですが、この時、突然腹痛が!!
体も冷え切り、かなりやばい感じです。
そして、激しい嘔吐感!
最初はてっきりこのサンドにあたったと思ったのですが、同じメニューを食べた橋本君はまったく無事。
思い返してみると……
そう、今朝のLuxorのバッフェ。
ひょっとしてあのクリームチーズフルーツは、ブルーチーズ入りではなかったのではないかという恐ろしい疑惑が浮上してきたわけで(^^;
海外では、湿度の高くてモノの傷みやすい日本と異なりだいぶ長い消費期間を設けています。特にフルーツ類は個体差が大きく、多少腐っていてもそれを取り除けば問題ない、というのが普通。
そのため、食べる際にはしっかりと確認をするのが当たり前なのですが……ついうっかり日本のノリで食べちゃったんですよね。
海外では、食事はよく噛み、怪しいと思ったら迷わずはき出しましょう(^^;
とにかくこのままではヤバイと思い、とりあえず橋本君に現地を任せ、私は一旦ホテルに帰宅。
案の定、ホテルに着く頃には腹下しも始まり、ギリギリセーフという感じ。
薬をどんどん放り込み、温かいお茶を飲んで、2時間ほど休憩を余儀なくされました。
そんなこんながあって、ようやく回復。
Autodeskさんの日本語イベントになんとか15分遅れくらいで参加が出来ました。
相変わらず凄いシステムと高能率の映像制作システムです!
しかし、内容はなんかどっかで見たような……
専用回線で全システムを一体化できる(でも、トータルコストが高すぎて、一体どこが導入できるんだろう?)という。
……あ、そうか、去年とほとんど同じ内容だ、これ。
実際、人も少なめ。
しかも、3ds maxがバージョンアップされて専用ブースまであるのに、そこには一切触れず。ブース展示もされていないMAYAには数分間触れましたが、まあ展示されない以上、特に新機能があるわけもなく……。
max2009あたりなんかは編集システムとの相性も良く、かなり凄いんですから、日本語でも宣伝すればいいのではないかと思うのですが。なんか、英語での通常のブース説明とちょっと方向性が違うような気が。
その後の会場でのジャパンレセプションも既存ユーザーの招待者のみということで非常に閉鎖的な感じ。
うちも同じAutodesk製品を導入している会社なのですが、System系製品はまだ導入していないため、事前に連絡をしておいたにもかかわらず招待もされ無かったわけで。まあ関係なかったのですが。
製品ごとにランクを付けて各ランクの既存ユーザー以外を相手にしないというのは、昔のAliasの営業のようで、どうも腑に落ちない点もあります。特に、前述のように、ハイエンド編集機器の低価格化や3DCGの組み込みが急速に始まっている現状から考えて見ると、ユーザー企業としてはやや心配になります。
そんな思いを持ちつつ、とりあえず、会場を後にしました。
そして、今回のNABの最大の目玉、Avidさんの日本人向けパーティへ!!
会場から離れた、レストランを借り切ってのイベントです。
見ての通り、すでに会場は超満員!
え?
Avidさんは今回NAB参加を見送ったんじゃないのかって?
ハイ、確かにAvid、Appleの2社はNAB参加を見送り、NAB会場は非常にさびしいことになりました。
しかし、Avidさんがそこでただ黙って不参加をしているだけの企業であるはずもなく……
なんと、HD対応の新製品と、旧製品の大幅な値下げを現地発表してきたのです!
そして、かの、Media Composerが、新価格発表。
なんと、ソフトウェアのみで、298000円!
これには、満員の会場がどよめきました。
そして、次々に驚きの発表。
HD対応の入出力システム付きMedia Composer MOJO DXが、998000円。さらに、それらを組み込んだ完成ターンキーシステムNitrisDXが、398万円!
Avid Media Composerは、かつて私が会社を興した頃は、2000万円近くする、憧れの存在でした。
いつかはこれを買ってやろうと思っていたものです。
それが、こんな通常の機材価格で買えるなんて!
しかもHD対応の大幅バージョンアップ。
まさに夢のよう、としか言いようがありません。
もちろん、早速パーティ会場内で、ディーラーさんにも接触を開始。
早ければ夏にでも、弊社への導入を考えています。
その後、うれしさのあまり、橋本君と二人して夜の街を歩き回りました。
Media Composerが、買えるかもしれない!
そうなれば、制作の可能性がまた広がる!!
クリエイターにとって、ソフトウェアは絵筆。良い絵筆はいい絵には必須のもの。良い道具に触れるチャンスというのは、これほど嬉しいことはありません。
HDの仕事がどんどん取れる。いや、この低価格ならWeb向けストリーミングなんかも良いかも。ひょっとすると、自主制作映画ですらも、簡単に作れるかも知れない、などと、夢は広がります。
日本に帰ったら、早速スタッフ会議を開くつもりです。(スタッフの皆さん、よろしくね!)
そして夜、Zumanityを観劇。
21禁のアダルトサーカスと言うことでどうなることかと思ったのですが、いやあ、感動!
こういう、明確なテーマ性のある舞台は、大好きです。
ただ、シルクドソレイユには珍しく、テーマを熱く語るため、ちょっと英語力が必要かも。
ノリ的には、よくある、体育会系猥談の世界なのですが、それをここまで高めて来るというのは、さすがです。
おまけ:
はしゃぎすぎてのどが渇き、モノレールの駅で買ったドリンクがこれ。
なんというか、「購買意欲を削ぐデザイン」「食欲を削ぐデザイン」がテーマなんじゃないかと思えるあたりが、とってもアメリカ。
中身の色ももちろん真っ赤っかです。
各社でパーティなども執り行われ、最も盛り上がる日です。
長丁場で体力勝負となる日なので、朝食をしっかり取ろうということに。
まずは、評判の良いLuxorへ。
いやあ、馬鹿みたいに広い!
おまけに、トコトン半端なエジプト風が、非常に楽しめます。
そしてついに地下階のファラオバッフェに!
ここはガイドブックや様々なWebサイトなどでも評判の良いバッフェなのですが……
妙に行列が短く、やや閑散としているのが引っかかります。
とはいえ、サブプライムローンとブッシュ・レイムダック政権の影響で、ラスベガス中にものすごい不況の嵐が吹き荒れているので、あまり気にもしなかったのですが……
料理はさすが評判通りの味。
特に、クリームチーズ和えのフルーツが、ブルーチーズの香りがして、とても美味しかったのです。
ただ、フルーツポンチは、ちょっと痛んだ感じもあり、不況を実感しました。
しかし、同行の橋本君にそのことを話すと、「え、そんな料理あったっけ」、という反応。
もちろん、これが後でとんでもない事態を呼ぶのは、言うまでもありません(笑)
その後、LuxorからExcaliburに移動し、ショッピングモールを通ってモノレールのあるMGMに戻ります。
Dragon's lairの隣にMerlin'sがあったりして、中世ファンにはたまりません。
Dragon's lairでは、ドラゴングッズだけを売っていて、なかなか良い感じです。
そして、その足でNAB会場へ。
閑散とするラスベガスを余所に、会場内は非常に盛り上がっています。
ただ、例年に比べると若干少なめの人数ですね。
で、デジタル映像系イベント名物。モーションキャプチャー姉ちゃんも大々的にパフォーマンス中。
ちなみに、モーションキャプチャーマシンからは、こう見えています。
カメラの設定をちょいといじって見た写真です。
これだけぴかぴか光って見えていれば、そりゃ、追跡も出来るというもの。
次いで、今回会場で2番目に盛り上がっていたNewTekのブース。
TryCasterでの、リアルタイムグリーンバック合成を実演していました。
ええっと、去年とまったく同じ機材が同じ状態で出ているんですが、さすがNewTekはファンが多いですね。
まあ実際、これだけの合成設備が100万円台で揃うのですから、凄い機材です。
で、日本で大人気のLightWave3Dは、LightWave RenditionというPhotoshopプラグインが話題になっていました。
Photoshopや映像編集ソフトなどの3D機能追加は、今の時代の流れなのですが、それにいち早く乗っている感じです。
正直、このNewTekさんの動きの早さを見るに、他の3DCGソフトウェアメーカーの映像編集ソフトとの棲み分け路線に、やや危機感を覚えざるをえません。
今の3DCGメーカーさんはAvidさんにしてもAutodeskさんにしてもハイエンド映像系なのですぐに統合というのは難しいのでしょうけれど、AdobeさんやMicrosoftさんあたりが本気になって3DCG機能付き映像編集ソフトの開発をしたら、結構やばいんじゃないかと思うんですが。
で。NAB名物、中小企業エリアで、面白いものを発見。
ブルーレイ対応、DVD/CD-ROM焼き機!
なんとロボットアームでディスクを運んで、7台並んだPC用ブルーレイドライブにそれぞれ放り込み、そこからプリンターまでまたロボットアームが放り込んで、プリントが上がったら完成品エリアに放り込む、という荒技!
お値段は1台約80万円ですが、正直、この機能でこの価格というのは信じられない格安です。
次いでまた大手ブース。
今度は、ローランドさんのブースです。
ローランドさんは音楽系に強いメーカーですが、実は映像スイッチャーの最大手の一つでもあります。
今回は、VJチックな操作も可能な軽放送用HD対応スイッチャーや、それに対応したHDD録画デバイスの説明をしていました。
特にHDDデバイスは実売30万を切るようで、かなり楽しみですね。
どんどんとHD環境が身近になってきているのをひしひしと感じます。
で、企業経営者や決済権者の多い会場には、当然、そうした層向けの商売も集まるわけで。
なんと、BMWがブースを出していて、miniを売り出していました。
しかも、なんとDesert MINI。つまりは砂漠仕様!
もちろん、NAB定番、Bell社の撮影用ヘリも実物展示中でした。
ちなみにこれ、軍用ヘリのマシンガンをカメラに置き換えただけという代物で、民間機ならば本来8人乗りの所を、座席を2つ強削って機材を積み込み、4.5人乗りにしてあります。
そして、JVCさんのブースも。
マスモニの液晶LDCへの切り替えをチャンスにして、SONYさんを猛追しているJVC。
ついに、24型ではフルハイビジョン対応も打ち出していました。
残念ながら、ビクターさんの主力となる小型機に関してはまだフルハイビジョン対応ではなく、ノーマルHDまでの対応機材の展示でしたが、超小型携帯性・耐久性の機材を重視するという路線は非常に現場よりの姿勢で、大変好感が持てます。
JVCさんから9インチや17インチのフルハイビジョン対応機が出たら、HDの世界も劇的に変わると思うのです。
そして、遅い昼食を。
Slice Sandwichスライスサンドウィッチという、知らないチェーン店のサンドウィッチです。
これがかなり旨かったのですが、この時、突然腹痛が!!
体も冷え切り、かなりやばい感じです。
そして、激しい嘔吐感!
最初はてっきりこのサンドにあたったと思ったのですが、同じメニューを食べた橋本君はまったく無事。
思い返してみると……
そう、今朝のLuxorのバッフェ。
ひょっとしてあのクリームチーズフルーツは、ブルーチーズ入りではなかったのではないかという恐ろしい疑惑が浮上してきたわけで(^^;
海外では、湿度の高くてモノの傷みやすい日本と異なりだいぶ長い消費期間を設けています。特にフルーツ類は個体差が大きく、多少腐っていてもそれを取り除けば問題ない、というのが普通。
そのため、食べる際にはしっかりと確認をするのが当たり前なのですが……ついうっかり日本のノリで食べちゃったんですよね。
海外では、食事はよく噛み、怪しいと思ったら迷わずはき出しましょう(^^;
とにかくこのままではヤバイと思い、とりあえず橋本君に現地を任せ、私は一旦ホテルに帰宅。
案の定、ホテルに着く頃には腹下しも始まり、ギリギリセーフという感じ。
薬をどんどん放り込み、温かいお茶を飲んで、2時間ほど休憩を余儀なくされました。
そんなこんながあって、ようやく回復。
Autodeskさんの日本語イベントになんとか15分遅れくらいで参加が出来ました。
相変わらず凄いシステムと高能率の映像制作システムです!
しかし、内容はなんかどっかで見たような……
専用回線で全システムを一体化できる(でも、トータルコストが高すぎて、一体どこが導入できるんだろう?)という。
……あ、そうか、去年とほとんど同じ内容だ、これ。
実際、人も少なめ。
しかも、3ds maxがバージョンアップされて専用ブースまであるのに、そこには一切触れず。ブース展示もされていないMAYAには数分間触れましたが、まあ展示されない以上、特に新機能があるわけもなく……。
max2009あたりなんかは編集システムとの相性も良く、かなり凄いんですから、日本語でも宣伝すればいいのではないかと思うのですが。なんか、英語での通常のブース説明とちょっと方向性が違うような気が。
その後の会場でのジャパンレセプションも既存ユーザーの招待者のみということで非常に閉鎖的な感じ。
うちも同じAutodesk製品を導入している会社なのですが、System系製品はまだ導入していないため、事前に連絡をしておいたにもかかわらず招待もされ無かったわけで。まあ関係なかったのですが。
製品ごとにランクを付けて各ランクの既存ユーザー以外を相手にしないというのは、昔のAliasの営業のようで、どうも腑に落ちない点もあります。特に、前述のように、ハイエンド編集機器の低価格化や3DCGの組み込みが急速に始まっている現状から考えて見ると、ユーザー企業としてはやや心配になります。
そんな思いを持ちつつ、とりあえず、会場を後にしました。
そして、今回のNABの最大の目玉、Avidさんの日本人向けパーティへ!!
会場から離れた、レストランを借り切ってのイベントです。
見ての通り、すでに会場は超満員!
え?
Avidさんは今回NAB参加を見送ったんじゃないのかって?
ハイ、確かにAvid、Appleの2社はNAB参加を見送り、NAB会場は非常にさびしいことになりました。
しかし、Avidさんがそこでただ黙って不参加をしているだけの企業であるはずもなく……
なんと、HD対応の新製品と、旧製品の大幅な値下げを現地発表してきたのです!
そして、かの、Media Composerが、新価格発表。
なんと、ソフトウェアのみで、298000円!
これには、満員の会場がどよめきました。
そして、次々に驚きの発表。
HD対応の入出力システム付きMedia Composer MOJO DXが、998000円。さらに、それらを組み込んだ完成ターンキーシステムNitrisDXが、398万円!
Avid Media Composerは、かつて私が会社を興した頃は、2000万円近くする、憧れの存在でした。
いつかはこれを買ってやろうと思っていたものです。
それが、こんな通常の機材価格で買えるなんて!
しかもHD対応の大幅バージョンアップ。
まさに夢のよう、としか言いようがありません。
もちろん、早速パーティ会場内で、ディーラーさんにも接触を開始。
早ければ夏にでも、弊社への導入を考えています。
その後、うれしさのあまり、橋本君と二人して夜の街を歩き回りました。
Media Composerが、買えるかもしれない!
そうなれば、制作の可能性がまた広がる!!
クリエイターにとって、ソフトウェアは絵筆。良い絵筆はいい絵には必須のもの。良い道具に触れるチャンスというのは、これほど嬉しいことはありません。
HDの仕事がどんどん取れる。いや、この低価格ならWeb向けストリーミングなんかも良いかも。ひょっとすると、自主制作映画ですらも、簡単に作れるかも知れない、などと、夢は広がります。
日本に帰ったら、早速スタッフ会議を開くつもりです。(スタッフの皆さん、よろしくね!)
そして夜、Zumanityを観劇。
21禁のアダルトサーカスと言うことでどうなることかと思ったのですが、いやあ、感動!
こういう、明確なテーマ性のある舞台は、大好きです。
ただ、シルクドソレイユには珍しく、テーマを熱く語るため、ちょっと英語力が必要かも。
ノリ的には、よくある、体育会系猥談の世界なのですが、それをここまで高めて来るというのは、さすがです。
おまけ:
はしゃぎすぎてのどが渇き、モノレールの駅で買ったドリンクがこれ。
なんというか、「購買意欲を削ぐデザイン」「食欲を削ぐデザイン」がテーマなんじゃないかと思えるあたりが、とってもアメリカ。
中身の色ももちろん真っ赤っかです。
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