日記詳細&コメント
杭州(Hangzhou)・上海(Shanghai)出張、4日目後半
ようやく風邪が落ち着いてきたので、杭州(Hangzhou)・上海(Shanghai)出張、4日目の後半です(^^;
茶葉関連の勉強から帰ってきた後は、近くの西湖(シーフー)まで足を伸ばして観光です。
世界で一番美しいと言われる浅い湖は、美しく蓮が生え、なんとも幻想的です。
で、観光船が出ていたので、取りあえず乗船!
中国にしては乗船費が妙に高いのがひっかかりましたが、観光地なんでそんなもんなんだろうなと気にせず乗船です。
まずは、湖の中心にある、湖心亭へと向かいます。
そして、湖心亭着。
中国古来の建物が小さく作られていると、ほとんど京都・奈良と変わりません。
っていうか、元々京都奈良の建物が中国の建物の影響下にあることがよくわかりますね。
蓮の向こうに建物が並ぶ光景は、まさにマルコポーロが語る桃源郷です。
で、そろそろ岸に帰ろうか、と思ったのですが……
ん?
なんか妙な感じ。
違和感を覚えつつ船に乗ると……
あれ!?
別の島に着いちゃった!?
そうなんです。
実はこの観光船、複数の島を巡るんですね(^^;
この2番目の島がインターチェンジのような役目をはたしていて、西湖の各所に回れる仕組みのようです。
道理で値段が高いわけです。
もうこうなれば、午後はこのまま西湖の観光のみで過ごすことに決めました。
のんびりと各所を回ります。
地元の人と交流をしながら、ぐるっと島巡り。
いやあ、なかなかのんびり出来て最高でした!
ちなみに、島の中のお寺にまで観光店がびっしり店を並べていたのは、さすがは中国と言うべきでしょうか。
夕方の西湖は、音楽を楽しむ人、太極拳を舞う人、お茶を楽しむ人、読書を楽しむ人と、みな自由に過ごしています。
実は今の中国って、日本より遙かに自由度が高いんですよね。
徒党を組んで歩いただけで逮捕されるのは両国とも一緒ですし、資本主義を名乗りながら、その実は共産圏以下の自由度しかない日本の状況が、あまりに逼迫しているとも言えます。
一刻も早い政権交代が望まれるところです。
そして、夕方にはいよいよ、有名茶館「湖畔居」(フー パン ジュ)でお茶を楽しむことにしました!
西湖に来て茶館に入らないのは、まさに「山までは見ず」ですからね。
中は、国営時代以前から変わらない古風な趣です。
国家一級茶藝士の方が自らお茶を入れてくれます。
こういう文化施設の常で、文化大革命で色々と受難にあったようですが、それを乗り越えて古来からの文化を今に伝えているようです。
選んだお茶は、獅峰明前龍井。
今年の春、春分後、清明節前に摘まれたいわゆる一番茶で、西湖で最もメジャーなお茶です。
なんとお茶一杯で180元(3000円弱)もします……が!
どうでしょう、このゴージャスな茶請けの数々は!
実は、こういう茶請けは全部食べ放題で、なんと、点心やおかゆ、麺の類までが自由に注文できるのです。
そういうものを全部含めてこの金額なのです。
湖畔居以外の普通の茶館なら80元くらいですから、そこそこの金額と言えるのではないでしょうか。
こうした茶館では、大体、5,6時間くらいのんびりと過ごすのが普通だそうです。そのため、深夜遅く、翌2時くらいまで店は開いています。
贅沢な時間の使い方とは、こういう事を言うのでしょう。
また、様々な文豪が、こうした茶館で本を書き上げるのでも有名です。
事実、この湖畔居では、私の会社も映画で関わりのある、金傭氏が武侠ものの小説を書いていたそうです。
中国文化のもっとも洗練された部分に触れて、大満足の一杯でした。
そして深夜の帰り道。面白いものを発見。
なんと、すぐそばの西湖に生えていた蓮の実です。
それも生、切りたてほやほや。
てっきり生け花の一種かと思ったら、食用とのこと。
なんでも、浙江省の名物だとか。
早速ホテルに帰って食べてみました。
……うーん、不思議な味です。
これぞ桃源郷の味、なんでしょうか(^^;
茶葉関連の勉強から帰ってきた後は、近くの西湖(シーフー)まで足を伸ばして観光です。
世界で一番美しいと言われる浅い湖は、美しく蓮が生え、なんとも幻想的です。
で、観光船が出ていたので、取りあえず乗船!
中国にしては乗船費が妙に高いのがひっかかりましたが、観光地なんでそんなもんなんだろうなと気にせず乗船です。
まずは、湖の中心にある、湖心亭へと向かいます。
そして、湖心亭着。
中国古来の建物が小さく作られていると、ほとんど京都・奈良と変わりません。
っていうか、元々京都奈良の建物が中国の建物の影響下にあることがよくわかりますね。
蓮の向こうに建物が並ぶ光景は、まさにマルコポーロが語る桃源郷です。
で、そろそろ岸に帰ろうか、と思ったのですが……
ん?
なんか妙な感じ。
違和感を覚えつつ船に乗ると……
あれ!?
別の島に着いちゃった!?
そうなんです。
実はこの観光船、複数の島を巡るんですね(^^;
この2番目の島がインターチェンジのような役目をはたしていて、西湖の各所に回れる仕組みのようです。
道理で値段が高いわけです。
もうこうなれば、午後はこのまま西湖の観光のみで過ごすことに決めました。
のんびりと各所を回ります。
地元の人と交流をしながら、ぐるっと島巡り。
いやあ、なかなかのんびり出来て最高でした!
ちなみに、島の中のお寺にまで観光店がびっしり店を並べていたのは、さすがは中国と言うべきでしょうか。
夕方の西湖は、音楽を楽しむ人、太極拳を舞う人、お茶を楽しむ人、読書を楽しむ人と、みな自由に過ごしています。
実は今の中国って、日本より遙かに自由度が高いんですよね。
徒党を組んで歩いただけで逮捕されるのは両国とも一緒ですし、資本主義を名乗りながら、その実は共産圏以下の自由度しかない日本の状況が、あまりに逼迫しているとも言えます。
一刻も早い政権交代が望まれるところです。
そして、夕方にはいよいよ、有名茶館「湖畔居」(フー パン ジュ)でお茶を楽しむことにしました!
西湖に来て茶館に入らないのは、まさに「山までは見ず」ですからね。
中は、国営時代以前から変わらない古風な趣です。
国家一級茶藝士の方が自らお茶を入れてくれます。
こういう文化施設の常で、文化大革命で色々と受難にあったようですが、それを乗り越えて古来からの文化を今に伝えているようです。
選んだお茶は、獅峰明前龍井。
今年の春、春分後、清明節前に摘まれたいわゆる一番茶で、西湖で最もメジャーなお茶です。
なんとお茶一杯で180元(3000円弱)もします……が!
どうでしょう、このゴージャスな茶請けの数々は!
実は、こういう茶請けは全部食べ放題で、なんと、点心やおかゆ、麺の類までが自由に注文できるのです。
そういうものを全部含めてこの金額なのです。
湖畔居以外の普通の茶館なら80元くらいですから、そこそこの金額と言えるのではないでしょうか。
こうした茶館では、大体、5,6時間くらいのんびりと過ごすのが普通だそうです。そのため、深夜遅く、翌2時くらいまで店は開いています。
贅沢な時間の使い方とは、こういう事を言うのでしょう。
また、様々な文豪が、こうした茶館で本を書き上げるのでも有名です。
事実、この湖畔居では、私の会社も映画で関わりのある、金傭氏が武侠ものの小説を書いていたそうです。
中国文化のもっとも洗練された部分に触れて、大満足の一杯でした。
そして深夜の帰り道。面白いものを発見。
なんと、すぐそばの西湖に生えていた蓮の実です。
それも生、切りたてほやほや。
てっきり生け花の一種かと思ったら、食用とのこと。
なんでも、浙江省の名物だとか。
早速ホテルに帰って食べてみました。
……うーん、不思議な味です。
これぞ桃源郷の味、なんでしょうか(^^;
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