手塚さん | しけたさん | 謎の司会者 |
「鋼鉄の少女たち」対談 | ||||
第1部 | 第2部 | 第3部 | 第4部 | 第5部 |
司会 |
では、まずは、プロジェクトのきっかけなどをお話しください。 |
手塚 |
そうだね。 ええっと、しけた君がアイラに参加したのは、今から2年くらい前だっけ? |
しけた |
そうです。 アイラ・ラボラトリは元からゲームとかを作っていたCGプロクリエイター集団で、僕は大体2年前からの参加ですね。 そのころ、漫画のフルCG化をたくらんでいた僕は、個人的に暖めていた企画をいくつかアイラに持ち込んで・・・ |
手塚 |
・・・で、私のほうも当時は漫画ビジネスのことをぜんぜん知らなくって、「を!これだけ企画があるなら、コストを安く展開できるんじゃないの」って、しけた君と契約をしたんだよね。 |
しけた |
・・・はい、われながら上手くだまくらかしたかな、と(笑) とにかく、CG化には金がかかるのがわかっていましたからね。 どうしてもある程度の予算がほしくって、仲間と作った奴とか、色々持ち込んだんですよね。でも・・・(苦笑) |
手塚 |
(苦笑)・・・でも、結局全部の企画がダメだったよね。 しけた君の昔のアイディアで、今の「鋼鉄」に近いものとかもあったんだけど、編集さんの都合やら版権やらなにやらで、結局全部社内でキャラから世界から完全に作り直し。 お陰で大赤字だよ。・・・漫画って、いつもああなの? |
しけた |
まあ、出版は儲けを考えちゃあ負けですからね。 お金なんて、良い漫画にはおまけのようなものです。 偉い人にはそれがわからんのですよ。 |
手塚 |
・・・一応私、この会社の社長なんだが(^^; |
しけた |
まあまあ。いつか儲けさせますって。 |